
ベトナム在住者がホイアンでオススメするカフェ5選
ベトナムのカントー市観光開発センターにて広報活動を続け約3か月になる。ホイアンは、カントー市があるベトナム南部の各省から見ても観光開発分野では最先端をいくエリアであり(ホイアン自体は観光客急増により過密気味で新たな宿泊施設建設にも規制をかけるようになっているが…)、そんな場所で見つけたカフェはやはりオシャレで素敵だった。あるカフェは日本人で溢れ、あるカフェは欧米人で溢れ、というように、ホイアンはカフェによって異国にいるような気分になったが。ちなみに、ホイアンは日本の京都が外国人観光客で溢れているように、歩いていてベトナム人をほとんど見かけない。ベトナム人の同僚に聞くと、「観光客がやっている自転車にも、旧市街散策にも、ミーソン遺跡の歴史にも興味がない」とスパッと言われた笑
そうだ、ベトナム人はとにかく歩くこと、そして特に女性は焼けることを嫌うのだった。
そんなホイアンだが、日本橋がある中心地より、少し離れた場所にあるカフェが見所だ。
1.Mia Coffee
旧市街から東側、アートギャラリーの近くにあるカフェ。お客さんはほとんど欧米人。店員さんも、こちらが観光客とわかると英語で話しかけてくる。
1階のテラス席と2階の店内、テラス席があり、オススメは2階のテラス席。
ここのレモンチーズケーキは絶品。メニューには記載がなく、1階の入り口右側のショーケースの中にある。テラス席でも、ほとんどコンセントがあるので、パソコン作業も可能。客層が良いのか、満席だったとしても静かに集中できる空間がある。各テーブルに店員を呼ぶボタンがあるので、大声を出したり、店員さんを探す必要が無い。そんな細かな点に感謝。
そして、レモンチーズケーキがおいしすぎて、滞在中2回訪問。オーストラリアのメルボルン、アメリカのボストンなどの大都市で食べる美味しいチーズケーキの味を思い出した。正直、旧市街で有名なHoiAn Roasteryよりも、こちらが落ち着く。
2.AN Herbal Tea & Coffee
近くでランチ後、偶然見つけたカフェ。外観がオシャレだったので入店。店内のデザインやタイルも素敵だった。ベトナムでは、ミックススムージーはほとんど見かけないが、こちらではMango Tangoという数種類の果物を混ぜた美味しいスムージーが頂ける。
店員さんは日本語が話せる。別々に支払いたいと言ったら、レシートも分けてお釣りをくれた。気遣いに感謝。席は10席ほどしか無い。また別のメニューを試しに訪れたい場所だ。
3.The Deck House
ホイアンの旧市街から自転車で15分くらいのアンバンビーチ沿いにあるカフェ。この辺りは複数のカフェがビーチ沿いに連なっている。
こちらのThe Deck Houseは隣のShore Clubよりも全体的に食事やドリンクのメニューが安めな気がする。白と青を基調とした空間。夏はとにかく暑いので、扇風機の近くの席をオススメする。
朝食メニューを注文。フルーツ盛りだくさん!950Kで、サービス料が10%だったので、約500円。非常に高額だが、この辺りは1000K(約500円)越えは当たり前だ。フルーツも美味しかったが、やはりメコンデルタ産のフルーツには負ける。
ホイアンがこれだけのビーチリゾートを有しているとは、来る前はほとんど知らなかった。この辺りのカフェは、日本と変わらない金額のメニューだが、また違ったホイアンを発見できるのでオススメ。
4.COCOBOX
このCOCOBOXはホイアン旧市街に何ヶ所かあり、カフェとオーガニック商品(石鹸やはちみつ、チョコ、マッサージオイルなど)の販売がセットになったような場所で、コールドプレスジュースやオーガニックコーヒーが飲める。
ここは、正直値段が高い。その上サービスフィー10%も取られる。ただ、とにかくオシャレなのだ。私は場所代として割り切り利用。その分、1階と2階、テラスの部分までしっかりデザインや建築を見させてもらった。アフォガード(800K)を注文。コーヒーとアイスは別々に持ってきてほしかったが、味は美味しかった。
2階のテラス席から見えた旧市街の風景。
MAROUのチョコもこちらで購入可能。グッズ購入のみでも、訪れてみるのもよいかも知れない。
5.The Espresso Station
どこかの雑誌で発見したカフェ。帰りに寄る予定だったバインミー屋さんから近いカフェ、ということでこちらをチョイス。結果的に、ホイアンのカフェの中でも1位か2位を争う素敵なカフェだった。
ここにある全てのコーヒーメニューを試してみたい、と思えるほど、面白いメニューが豊富。特にPink LatteとBlue Latteとは!ちなみに、Black Latteもあり、こちらの名物だ。小路に入った場所にあり、隠れ家的存在。
ホイアンの旧市街を歩いていると、よく見かけるバナナやスイカの柄のTシャツ。ここの店員さんも着ていて、カフェとのマッチ具合が絶妙。
まさに気分はメルボルン。・・・と言ってもわかる人とわからない人がいると思うが、とにかく口の中でほろ苦さがふわっと広がるこのコーヒーの感覚は、ベトナムのカフェでもなかなか見つからない。
メニューに、オーナーの想いが書かれていた。
"While we are all walking along our own path, we also acknowledge that life is not just about reaching a destination, it is about enjoying the journey along the way. I spent five years in tourism, but for the last four years I worked so that I could follow my own path and see if I could reach my own dream of becoming a barista."
あぁ、なんだろう。これだけで、また戻ってきたくなる。その場の人と繋がった瞬間、場所はまた「帰る場所」になるんだろうな。
これを読んで下さった皆さんの、それぞれのお気に入りのカフェが見つかりますように。
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