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【プラ寝タリウム】初日の出・初夢をみにいきましょう~明けましておめでとうございます~

★「プラ寝タリウム」台本を記録しています。
★「プラ寝タリウム」は星空のお話で、皆さまを心地よい眠りへとお誘いし、心の疲れをホッと癒します。
★himalayaという音声配信プラットフォームで上映しております。
★noteの文字とともに、オルゴールの音+cocoaの声もお楽しみいただけましたら幸いです。
★台本の引用や朗読など大歓迎です!ただし、ご縁を大切にしたいので、ご利用の際にはnoteやTwitterなどから一言お声掛けいただけますと幸いです。
★あなたと今日もご一緒に「ホッ」とできますように。

澄み切った夜空に煌びやかな冬の星々が輝いています。
続いて、雄大な春の星座たちが姿をあらわし、「さそり座」や明けの明星「金星」が輝きを放つと、一年の始まりを告げる「初日の出」を拝むことができます。

皆さま、明けましておめでとうございます。
安眠星空解説員cocoaのプラ寝タリウム、今回の上映は「初日の出」と「初夢」をご一緒にみにいきましょう!

さっそくですが、皆さまご一緒に「元旦」という漢字を頭に思い浮かべてみましょう。
「旦」という漢字は、地平線からお日様が昇ってくる様子に見えてきませんか?
そう、元日に初めてお日様が昇る日のことを元旦と言います。

2021年1月1日、皆さまは元旦をどのように過ごされましたでしょうか?
夜明け前の星空と、元日に初めて昇ってくる太陽「初日の出」を見られた方もいらっしゃいますでしょうか?
早起きをして「初日の出」を拝めたという方も、ぐっすりと眠りについていたという方も、今年も良い一年になりますように。

当館では2021年も、星空にまつわるお話をさせていただきます。あなたとご一緒に、ホッとする時間を大切にしていきたいです。また、心地よい眠りへも、お誘いさせていただきたく、どうぞよろしくお願いいたします。

今晩は「初夢」にお誘いすることになりますでしょうか?
初夢は、元旦から1月2日にかけて、または2日から3日にかけて見る夢のことを指すと言われています。
見ると縁起が良いと言われている夢は「一富士二鷹三茄子」ですね。

なぜ縁起が良いと言われているかというと、「富士」は日本一高い山「富士山」にかけて、日本で一番良いことが起きるくらい良い年になるとされています。
「鷹」は強さの象徴ですね。今年も一年、無事で丈夫な一年になり、力強く生きられるとされています。
「茄子」はというと、実は言葉に込められたゲン担ぎです。成功するという意味の「物事を成す」の「成す」に由来するそうです。

あまり知られていないかと思いますが、実はこの先にも続きがあることをご存知でしょうか?
「四扇、五煙草、六座頭」と言います。
「扇」はその形から末広がりをイメージして、子孫の繁栄を意味しています。
「煙草」は煙がふわふわと上に漂うことから、運勢が上向きになることを意味しています。
「座頭」というのは、徒然草で有名な琵琶法師のことを指しています。琵琶法師さんは頭に毛がないことから、「毛がない=怪我がない」というダジャレで家内安全をあらわすそうです。

どうも3の倍数の時にふざけているように感じますが、昔の人が「初笑い」をさそってくれたのかなと思うと、ほっこりしますね。

最後に、初夢にいい夢を見るためにはどうすれば良いのか。昔から伝わるいい初夢をみる方法をお話します。
室町時代に伝わるお話で、とある和歌と七福神が乗っている船の絵を書いた紙を枕の下にしいて、眠る前に和歌を三回読んでから眠るといい初夢が見られると信じられています。

その和歌とは

「長き夜の 遠の眠りの皆目覚め 波乗り船の 音の良きかな」
なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな

この歌の解釈はいくつかありますが、「順調に進んでいる船が立てている音はとても心地いいので、夜がずっと続くのではないかと思ってしまい、思わず目が覚めてしまう」という意味です。
実は、この和歌は上から読んでも下から読んでも同じ回文になっています。よかったら今晩は三回読んでから眠りについてみてはいかがでしょうか。

当館へお越しくださった皆様が、今晩も、そして新しい一年も、いい夢をみることができますように!

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