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【エンジニア対談】RPA業界で突出した“ユーザビリティ”が評価される「ロボオペレータ」開発の実態

PKSHA Associates(パークシャ・アソシエイツ。以下、Associates)のエンジニアは、RPA業界で急成長を続ける「ロボオペレータ」の開発によって、多くの企業の課題解決に注力してきました。

今回は、エンジニアチームの様子を少しでも感じていただけるよう、CTOの砂塚さん、SWEの田辺さん、大御堂さんの3名に、社内コミュニケーションの様子、開発秘話などを詳しく聞いてみました。

2,000社以上に導入されている「ロボオペレータ」は、プログラミングの知識がなくても簡単に業務の自動化ができるユーザビリティが支持されています。

「誰もが使いやすいソフトウェア」「初心者でも挫折しないRPA」を生み出すため、エンジニアたちはどのような努力をしているのでしょうか? この座談会からAssociatesで働くイメージを具体的にもっていただければ嬉しいです。

<プロフィール>

砂塚/執行役員CTO

ソフトウェア開発会社でのシステム開発、アウトソーシング領域での起業を経て、2019年にAssociatesへ。現在、執行役員CTOを務めており、「ロボオペレータ」のPdM・EMも兼任している。

田辺/SWE(ソフトウェアエンジニア)

QE、自動化ツールの開発者として経験を積んだ後、砂塚と出会いAssociatesへ2020年に入社。UI/UX、機能改善をメインに「ロボオペレータ」を開発。

大御堂/SWE(ソフトウェアエンジニア)

ITコンサルティング会社、フリーランスのエンジニアを経て2022年7月にAssociatesへ。「ロボオペレータ」のクラウド化や新機能開発などの業務に従事。


自分の強みを活かした働き方  | 「ロボオペレータ」の開発環境

ーみなさんの業務内容を教えてください。

田辺: Windowsアプリの「ロボオペレータ」をより使いやすくするためのUI改善や、お客様の要望をもとにした機能追加などを担当しています。

大御堂:私は「ロボオペレータ」の新機能開発の他、今後のクラウド化を見据えてWebでの開発もしており、Associatesとしての新たな試みに携わっています。

入社して2カ月ほどなので、初めて経験することの方が多いのが正直なところです。しかし、エンジニアのメンバーとは常時Google Meetで繋がっているので、リモートでもすぐに相談できる環境があり、安心して業務に取り組めています。

砂塚:「ロボオペレータ」開発チームは、田辺さんがWindowsアプリチーム、大御堂さんがWebアプリチームといったように、大きく2つのチームに分かれています。私は「ロボオペレータ」のPdM兼EMとしてマネジメントする立場です。

<「ロボオペレータ」について>

ー大御堂さんは入社して数カ月ですが、ジョインしてみて会社や開発チームにどのような印象を持ちましたか?

大御堂:努力を惜しまない人が多いと感じています。

今、私は「ライブラリ」という、製品に標準搭載された自動化機能だけでなく、お客様が使いたい機能を適宜ダウンロードできるシステムを作っています。

このプロトタイプを作った後、ユーザーに「ロボオペレータ」を触ってもらい、Zoom越しに観察して実際の操作性を確認するユーザビリティテストを行いました。

サービス機能向上のため「ユーザーのフィードバックに向き合う姿勢」は入社の決め手でした。入社後、実際にテストに参加してみてここまで生の声を拾うのかと、衝撃だったんです。仲間たちの改善に余念のない姿勢を見習いながら、日々の業務に当たっています。

ー開発環境についても教えてください。

田辺:Windowsの「ロボオペレータ」の大部分はKotlinで開発し、Webブラウザの操作を自動化する機能にはSeleniumとJavaScriptを使っています。そのほか、ユーザーが使い方をWebで学べる動画チャンネルの開発にはReact.jsを採用しています。

大御堂:Webアプリチームの方ではフロントエンドにReact.js、バックエンドにNode.jsを使用しており、インフラはAWSで構築しています。

砂塚:大御堂さんが担うWebアプリの新規開発ではクラウドがメインになるため、新しい技術を使って1からアーキテクチャを構築している真っ最中です。技術選定の際にはメンバーとも意見交換し、開発や運用においてベストな環境を一緒に導き出しています。

想像ではなく「現実のユーザー」を見つめる|開発現場のリアル

ー開発で大変だったことがあれば教えてください。

大御堂:プロトタイプドリブンな開発にまだ慣れていないため、今まさに苦労しています。これまでの経験では、マネージャーなどが決めた仕様にならって開発することがほとんどでした。

しかしAssociatesでは、「こんな製品・機能を実現したい!」というロードマップはマネージャーが用意してくれるものの、1つ1つの機能についてはエンジニア自らが仕様を考え、プロトタイプを作るところからはじまります。その後、ユーザビリティテストを実施して発見した課題・ユーザーの声をもとに、プロトタイプを改善するサイクルをスピーディに回していくんです。ユーザーの使い勝手を起点に改善するため、大きな仕様変更が発生することもあります。

でもプロトタイプドリブンな開発は以前からやりたかったので、実行できている嬉しさも強いです。時間の使い方をはやく掴み、効率的な開発を行えるよう努力していきます。

田辺:私が大変だったと感じたのは、Webサイト上の表をCSV形式で保存する機能を実装した時ですね。

目の前の1つの表を保存するだけであれば簡単に自動化できます。しかし、ユーザーが業務で使用する何万ものWebサイトで動作できるような機能を作るとなると話は別です。世の中には様々な表があり、見出しが横方向または縦方向の表、見出しが複数行ある表、セルが結合されている表など、パターンは無限にあります。

それらにすべて対応していたら永遠にリリースはできません。そこで世の中のWebサイトの表を100個以上調査し、パターン分類して頻出度を整理。限られた時間でも、9割以上の表に対応する機能を実装できました。骨の折れる作業でしたが、ユーザーのお役に立てる機能に仕上げられ、達成感を味わえる仕事でしたね。

ー砂塚さんから見て、お二人の奮闘はどのように映っていましたか?

砂塚:直近で大御堂さんが担当した新機能では、2段階のユーザビリティテストを通してUI/UXを改善していくスピード感のある開発を実施しました。技術的にもUI/UX的にも難しい案件でしたが、ユーザーの反応を見ながら着実に改善を重ね、完成度の高い機能に仕上げてもらえたと思います。

田辺さんはまさに、限られた時間の中でより多くのユーザーの役に立つものを作るという、ユーザーファーストな開発を遂行してくれました。「こんなパターンもあるかもしれない」という想像上の汎用性を実装するのではなく、実際のデータのサンプリングを元に確実にユーザーの期待に応える開発を行う姿勢は大切ですね。

一人ひとりがユーザビリティにこだわる開発を|チームの未来像

ーエンジニアとしての目標を教えてください。

田辺:今はWindowsアプリでの開発領域に重きを置いていますが、Webアプリも含め、幅広くカバーできる知識をさらに身につけたいです。

今後、事業の拡大に伴い、開発チームのメンバーも増加する予定です。そうなると、ジャンルに特化した技術者も増えると思うので、その方々が開発に集中できるよう広いフィールドを手堅く守れる存在を目指しています。

大御堂:エンジニアとしての技術を高めつつ、ユーザビリティの視点を養っていきたいです。先ほど話した通り、Associatesには、ユーザーからフィードバックをもらえる環境に魅力を感じて入社しました。今後はその経験を積み、新しい機能の最適なかたちを導き出せる感性を磨いていきたいです。

ー「ロボオペレータ」のPdMである砂塚さんは、今後どのようなチームにしていきたいと考えていますか?

砂塚:このチームは、一人ひとりが主体となり「自分がこの製品を作り上げていくんだ」という思いを持って取り組んでいます。今後もプロフェッショナルな仲間たちと、理想のプロダクトの実現に向けて突き進んでいきたいです。

ー最後にこれからAssociatesで働きたいと思っている方に、メッセージをお願いします。

砂塚:Associatesでは、ユーザーファーストな開発に共感いただける新しい仲間を募集中です。

スキルや志向・適性も踏まえ、みなさんが輝けるポジションを必ず用意します。「本当に役立つもの」を徹底的に追求したい方はぜひご応募ください。お会いできることを楽しみにしています。

最後まで、お読みいただきましてありがとうございました。

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取材協力:CASTER BIZ recruiting


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