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業務の全てを自動化できる?|国産RPAトップクラスのシェアを誇るPKSHA Associatesが語るRPAの可能性

初めまして、代表の水野です。

近年、業務効率化に貢献するITツールの普及は目覚ましく、SaaS、AIの活用が進み、さまざまな側面からDXが推進されています。PKSHA Associates(パークシャ・アソシエイツ。以下、Associates)が提供するRPAソリューション「ロボオペレータ」「ロボマネージャ」もその一翼を担う存在です。

RPAとその関連サービスの市場規模は、2020年時点で740億円。直近の数年間は毎年約300億円の急成長を遂げています。なぜここまでRPAソリューションの普及が拡大しているのでしょうか。

今回は、RPAソリューションを提供する私たちの視点で、RPAの面白さから可能性までお伝えできればと思います。

この記事をきっかけに少しでもRPAに興味を持ってくださると嬉しいです。

業務全体を変革する可能性を秘めたRPA|PCの中で動くロボット

RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)という言葉は、業務の標準化や整理が進むアメリカで2000年代に生まれました。その後、日本で働き方改革が叫ばれ、業務改善の必要性が高まる中で普及し始めたのです。

RPAは、PC上で人間が担う定型的な業務をロボットが自動化してくれるソフトウェアを指します。業務の手順を覚えることで、24時間不眠不休で仕事を進めてくれるロボットが、PCの中でソフトウェアとして動いてくれるイメージが近いでしょう。

例えば、日々の伝票入力やExcelでの集計作業など「必ずやらなければならない」反復作業をRPAなら自動化でき、ロボットが代わりに動いてくれるのです。手動ゆえにミスが起きたり、スタッフの退職や急な休みで業務が滞ってしまう状況も避けられます。

RPAには、私たち人間が普段行う幅広い作業を記憶することで、業務を抜本的に効率化してくれるポテンシャルもあるんです。RPAの進化により、私たちがすべての定型的な業務から解放される日もくるかもしれません。

避けられない労働人口減少、RPAの市場規模は300億円ずつ増大

RPAのインパクトは一企業の業務効率化に留まりません。日本の抱える労働人口減少という大きな課題解決に寄与できる可能性もあります。

日本の生産年齢人口(15〜64歳)は、1995年の約8700万人をピークに減少を続けており、2015年には約7700万人まで減少しました。この傾向は今後も続き、2060年には約4800万人と、2015年の約6割の水準まで減少すると推計されています。

RPAの活用が進めば、この労働人口を倍にできるかもしれません。日本の経済的な成長にも貢献できる可能性が秘められているのです。

近年、DXの波によってSaaSの導入が加速し、インターネット環境さえあれば簡単にさまざまな業務を効率化できるようになりました。しかし、SaaSが効率化できるのは、特定の業界や業種内の一般的な作業であるという側面も。安価かつ手軽に導入できるSaaSにも弱点があるんです。

SaaSが苦手な部分は適材適所でRPAを活用する。そうすることで、ルーチンワークをロボットに任せ、私たち人間はよりクリエイティブで重要な仕事に注力できるようになるでしょう。

海外では自動化ツールを会社全体で導入し、抜本的な改革をしたり、システムを構築し直したりすることも珍しくありません。しかし、日本はこれまで培ってきた業務システムを変えづらい現状があります。昔ながらのシステムを刷新するには、膨大な業務整理も必要で、周囲への調整も大変です。

だからこそ、今あるシステムをそのままに、効率化を進められるRPAの柔軟性が評価されています。既存のシステムに大きな変更を加えずに自動化が促進できる点もRPAの魅力のひとつです。

RPAへの期待は市場規模にも表れています。RPAの市場規模は毎年300億円規模で拡大しており、非定型な業務や、複雑な条件への判断もできる、さらに進化したRPA2.0の市場は455億円(2022年度)ほどが見込まれています。

RPA2.0も含めたRPAの市場は2020年には1,000億円を超え、ますます規模が拡大すると予想されており、まさに注目の分野と言えるでしょう。
※参考:矢野経済研究所によるRPA市場に関する調査(2020年)

RPAをスマホのように身近に|国産RPAとして圧倒的シェアを誇るAssociatesの強み

成長を続けるRPA業界の中で、設定や操作性のわかりやすさに好評をいただき、Associatesが提供する「ロボオペレータ」や「ロボマネージャ」の導入数は年々増加を続け、国産RPAの中でも圧倒的なシェアを誇るほどに成長しています。

私たちが目指すのは「スマホのように身近なRPA」です。普段業務をしている一人ひとりが手軽にRPAを導入できる世界を目指して事業を拡大させてきました。

RPA製品の中には、設定にプログラミングが必要だったり、エンジニアの経験がなければ操作できないフローがあり、自動化を行いたい現場の方々が自力で操作できないことも多いんです。しかし、これでは隅々まで業務効率化が浸透しません。

Associatesが提供するメインサービス「ロボマネージャ」は、Excelの関数が書ける程度のITスキルを持っている方々にもお使いいただける操作性を特長としています。これからさらに操作性を改善し、誰でも使え、どんな業務にも対応できるようにアップデートする予定です。

だからこそ、Associatesはお客様の業務自動化の設定などを請け負っていません。あくまでもサービスの提供側であり続け、より簡単な設定、操作性を目指し、トラブルがあったときにも、お客様自身で対応できるようなサービスを目指しています。

中小企業の導入率は10%|RPA分野の成長の余地

まだまだRPA業界は成長の余地があります。

RPAツールの導入率は大企業では約50%と半分を占めるものの、中堅企業は30%前後。中小企業では10%程度に留まり、いかにRPAの活用をこれから広げていけるかが今後の課題です。(参考:株式会社MM総研「RPA国内利用動向調査 2021(2021年1月調査)」)

だからこそ、より簡単で、使いやすいサービスを提供できるように、さらに進化しなくてはいけません。

RPAの導入率を20%、30%と増やし、RPA業界をさらに盛り上げていきたい。特に中小企業は、抜本的に改善できるシステムを構築する大企業に比べて「個人の力で解決していく方法」を求める傾向にあります。そこに入り込めるRPAツールには、成長の可能性を大いに感じています。

また、自然言語処理などAI技術が今後も発展する中、複雑な状況下で非定型の業務にも対応できるように、RPAの基礎技術の改善も見過ごせません。

私たちはこういった高度な技術の活用も視野に入れながら、RPAによって労働人口減少の問題に貢献し、誰もが業務を効率化できる世界づくりを使命感を持って推進していきます。

2021年の労働人口 6860万人を、テクノロジーの力で倍にするほどの意気込みで、日本の経済的な成長にも貢献していきたいと考えています。

AssociatesはRPAが業務の当たり前のパートナーとなる世界を目指し、RPA分野の成長を一緒に牽引してくれるメンバーを募集中です。

「業務効率化を当たり前にする」という大きなチャレンジに一緒に挑んでくれる方は、ぜひ一度カジュアルにお話しさせてください。

最後まで、お読みいただきましてありがとうございました。

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取材協力:CASTER BIZ recruiting

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