【マイデッキ紹介003】シェルドラゴン/モゴラ

はじめに

またかよという感じですが自分が作ったデッキ(マイデッキと呼ぶことにしました)の紹介です。もはや自分以外にこの記事を読んでいる人はいないのではないかと思い始めていますが今日も元気に書いていきたいと思います

先日、わか八郎さんが自分との対戦動画をUPしてくださりましたので、動画と連携して(勝手に)記事にしてしまおうという試みです(わか八郎さんすみませんありがとうございます)

というわけで対戦動画はこちらぁ!!!

デッキ概要

早速デッキを紹介していきたいと思います。リストはこちら

シェルドラゴン/モゴラ

モゴラでは前回「黄金竜」というデッキを紹介させていただきましたが、

「黄金竜」デッキがドラゴンで攻めながらも、ガード効果を有した召喚獣を多く採用することで盤面のコントロールも意識したデッキとなっているのに対し、今回紹介する「シェルドラゴン」は非常にシンプルな内容となっております

ものすごく簡単に言うと「とにかくドラゴンコンボと貝獣コンボで押しまくる脳筋デッキ」となっております(MTG的にはアグロというアーキタイプに近いと思われます)

経緯

私は途方に暮れていました。前回の「黄金竜」デッキの記事でも少しだけ触れましたが、モゴラでは相手の手札を削ってLOを狙っていくデッキがとんでもなく強い環境となっておりまして

「どうすれば勝てるんだ・・・?」

と。しかし落ち込んでいても前には進めないので、何とか勝てるデッキがないか模索していました

で、その一つの回答にならないか?と思い、弱小プレイヤーである自分が出した一つの可能性。それこそが「死ぬ前に速攻で殴りかつ」という脳筋思考でした

このLO狙いのとあるデッキと対戦すると死にたくなるほど痛感するのですが、試合が中盤以降、召喚師の2巡目に入ってしまうとそれ以降、絶望感しか感じなくなっていきます。おそらく2巡目の一人目の相手召喚師と対面した段階で、自分の手札は4~5枚くらいになっているのです。そしてなぜか同じモゴラ環境であるのに相手の手札は減っていません(不思議ですね)

あまり話が脱線するのもあれなので、その最強デッキのキーカードだけ紹介しておきます

毎日このカードがない世界線に移住する方法を模索しています
対戦中1回にしろや
素顔が気になる
フィニッシャー

とにかく、試合が長引けば長引くほど相手が有利になるので、試合が長引く前に速攻でけりをつけてしまおうというコンセプトのもとデッキを作ってみたわけです(ちなみに結論から言うとこのシェルドラゴンでも全然勝てませんでした)

なお、この「速攻で4倍コンボを決めて押し切る脳筋戦法」は自分にあっていると感じています。というのは、残念ですが自分はプレイングにまだ自信がなく、とくにMOZにおける中盤以降の頭を使った読み合いや駆け引きが必要な展開になると全く勝てる気がしません(普段対戦させていただいている方々は20年来の強いプレイヤーばかり)。これは、先ほどのLO狙いのデッキと対戦する以前の問題で、相手がどんなデッキであっても勝負が長引くと今の自分の実力では負ける可能性が高いと感じています

そんな自分が勝つための手段。それは、プレイングの質の差が出る前に押し切ってしまうしかないという悲しき戦術でした。自分のようなプレイヤーが強者に勝つためには、まだ相手の手札が整いきっていない再序盤にガンガン攻めていくのも一つの手と考えたのです

というわけで、4倍コンボの中でも強い部類のドラゴンと貝をたくさん並べてみようとなったわけですが、冒頭のリストから一つ気になったことはないでしょうか

何故貝賊団でないのか

モゴラ環境には、先ほどのLOデッキに次ぐ強さと思われる「貝賊団」という召喚師軍団で編成された貝属性中心の強いデッキがあります。このデッキには「グリグリ」という『自分の場の貝召喚獣はガードされない』というイカれた能力をもつ召喚師がおり、この「グリグリ」をエースに据えた貝賊団はモゴラ環境においてかなり上位の強さを誇ります

強すんぎ

ここでは省略しますが他の貝賊団召喚師も強い召喚師効果を持っていたり、召喚属性もバラバラでなくバランスよく統一感があったり、抜群の安定感を誇ります。自分も貝賊団で貝属性と40ハリを狙うデッキを組んで使っていましたが、まー強かったです

話が戻りますが、モゴラでは貝賊団が強すぎるため、「貝を使うなら貝賊団」的な雰囲気を感じていました(個人の感想です)

ではなぜ今回貝賊団を採用しなかったのか。正確に言うと、「貝賊団で貝とドラゴンを採用したデッキを組もうとして、うまく組めなった」のです

貝賊団召喚師の召喚属性を見てみるとわかりますが、水や40召喚獣との相性がよい一方で、竜召喚獣が多い大地が置ける召喚師がLv6とLv7召喚師しかおらず、ドラゴン召喚獣との相性が悪いことに気づかされます

大地属性が薄いのはドラゴンコンボデッキにとっては致命的

普通に貝と40のデッキを改めて組むのもなぁと思っていたところ、ふと「貝召喚獣を使うのに、貝賊団じゃないとダメだっていうこともないのでは」と思い立ち、貝賊団以外の召喚師に目を向けてみました

貝賊団以外のモゴラ貝召喚師達

というわけで今回デッキに採用した貝賊団以外のモゴラ貝召喚師を紹介していきましょう。一人目はスポル

スポルはモゴラスターター22種のうち1種しか入っていない超レア

こちらは貝属性を3体並べることができ、基本的には貝獣コンボ要因ですが、手札によってはドラゴンコンボも狙うことができます。

低レベル召喚師としては8枚召喚できれば十分

個人的には二つの軸の4倍コンボ(この場合はドラゴンと貝獣)を比較的安定して狙える低レベル召喚師は大好物です。低レベル召喚師としては他にラッピーやパクルなどもいますが、ドラゴン召喚獣との相性を加味するとスポル採用が最善と判断しました

グリフのフーメタを意識?
同型対策特化型?

また、スポルは貝属性のほかに闇属性召喚獣を二か所に召喚できるので、SP封じ召喚獣を2枚(闇童とテルー)を召喚できることも強みの一つです。グリグリには及びませんが、SP封じのテルーを使いながらの貝獣コンボはいわずもがな強力です。また、スポルに呼ばれると100パワーに原点変化するモーモーという召喚獣がおり、ワンチャン100ハリケーンを狙いに行くことができる点も面白いところです

SP封じしながらの貝獣コンボはエグイ
モゴラ後期に収録されたスポル強化カード

お次はデケデケ

なぜか獣にも+50

このデケデケは先ほどのスポルとは違い、貝が三か所に置けないため、貝獣コンボは狙えません。しかも、Lv4なのにもかかわらず召喚属性の数としては先ほどのスポルと変わらず、ぶっちゃけ最初は微妙な印象しかありませんでした

しかし、ドラゴンコンボをメインコンボとし副コンボを貝獣コンボに据えたこのデッキにおいてはものすごくしっくりくる召喚師となります。まずはデケデケが召喚できるドラゴン召喚獣を見ていきましょう

なんと11枚あります。11枚あれば結構な高確率で4人目に位置するデケデケのところでドラゴンコンボをしっかり狙いに行くことができますし、しかもデケデケの召喚属性が貝と大地と森が2か所ずつあるので、例えば、仮にヴェルディアとエリマキドラス2枚が手札にあっても溢れさせることなくしっかり召喚できる点も優秀だと思います。11枚安定して置けるのはすばら・・・

ん?!

シェルホッパーはドラゴンではないぞ!!!竜召喚の壺はホールからドラゴン召喚獣を何でも復活できるのでドラゴン召喚獣にカウントしているのはいいとして、シェルホッパーはただの貝属性召喚獣では?と思われるかもしれません。が、なんとこのシェルホッパー、デケデケの召喚師効果によってパワー100の幻竜に変幻するのだ!!!今一度デケデケのカード画像をば

赤字がみずらい。。。

ということで、竜召喚の壺とシェルホッパーによってデケデケが召喚する事の出来るドラゴン召喚獣が11枚へかさ増しされる&その各召喚属性の2か所おけることにより、デケデケのところでドラゴンコンボを安定して狙いに行くことができるのです

最後にバーサ。自分が今一番好きなおばあさんかもしれません

個人的モゴラ最強BBA

このカードなくしてこのデッキは完成しません。デッキを検討していた時、このカードを見た時我を見失うほど感動したのをよく覚えています

さて、今一度ここでこのデッキのコンセプトに立ち返りたいと思いますが、このデッキは冒頭に説明した通り、ドラゴンコンボと貝獣コンボという強力な4倍コンボを相手に押し付け続けるデッキとなっております。しかし、これだけドラゴンと貝獣を積んでいても、絶え間なくどの召喚師もにおいても必ず4倍コンボを狙うことはほぼ不可能です。どれだけデッキ構築を工夫しても、必ずどこかにコンボを狙えない「隙間」ができてしまうのです

この「隙間」は結構やっかいで、ここをおろそかにすると相手の強力な4倍コンボを許すことになってしまいます。ではどのように対応すればよいか。この「隙間」を担う召喚師の役割は大きく分けて二つあると考えています

 ①相手の強力な高倍率コンボを防ぐ
 ②パワー勝負で8ポイント取りに行く

基本的にはこの2つ『両方』を達成するのが望ましく、片方だけでは弱いです。『or条件』でなく『and条件』。そう、この二つの条件を安定して満たすことができる最強の『隙間召喚師』こそバーサなのです

まずはこのバーサ、「①相手の強力な高倍率コンボを防ぐ」を達成することができる、強力なガード召喚獣を多く召喚する事ができる召喚属性を有しています。その一例を紹介いたしますと

これら強力なガード召喚獣に加え、当然無属性のパワーゲッターやキングブロックマンも召喚する事ができます。そのうえ、貝属性と闇属性を召喚できることから、闇童とテルーというSP封じ召喚獣も召喚する事ができるため、ガード召喚獣+SP封じ召喚獣を組み合わせることで相手のコンボを妨害するのに高い能力を有している召喚師と言っていいと思います

しかし、それだけでは「②パワー勝負で8ポイント取りに行く」を達成することに対して心もとない気がしてきますが、そこはバーサの強力な召喚師効果が威力を発揮します

モゴラにおいてこの効果は絶大

なんとこのバーサ、召喚師効果で相手の合計パワーを-80してくれるのです。グリフ編のジーサも同じ能力を有していますが、グリフとモゴラではこの能力の価値が全く異なります

モゴラ召喚師だったらワンチャンあったかも?

その理由。モゴラでは前述したような強力なガード効果を持った召喚獣が多く存在するため、高倍率コンボが決まりづらい環境となっています。そのため、各ラウンドがパワー勝負となりがちであることから、モゴラ環境においては合計値から-80のパワー効果は無類の強さを発揮するというわけです。パワー勝負においてバーサに勝つことは至難の業といえるでしょう

しかも、バーサは貝属性と闇属性の2属性に対して+50の+修正効果を有しているため、本来はガード以外の効果を発揮することができないダークゾンビにも50パワー加算されるというのも見逃せないポイントかと思います。このデッキにおいてはガードとパワーを両方体現したまさに「隙間」を埋めるのにこれ以上ない召喚師と評価しています

補足と弱点

以上のことから、4倍コンボを狙いながら隙間をバーサで埋めつつ8ポイントをとりこばさないようにするという、とにかく攻め続けるデッキとなっているわけですが、最後に補足とこのデッキの弱点について説明させていただきます

・ガイバイソンとダーク
 ガイバイソンはドラゴンコンボを狙うのに優秀な召喚師ということで採用しています。天の場に大地・森・火の召喚属性を有していることから、このデッキにおいては天に8枚のドラゴン召喚獣を召喚することができるので、最初のラウンドでドラゴンコンボを決めるのに最大値を目指せるガイバイソンは優秀と判断しました。また、グリフシガーも採用しているので、もし引ければ相手の下の場をガードすることでアドを稼ぐことができます

今年同い年になりましたが
タバコは吸えません(何の話やねん)

 魔神ダークは天ガードが優秀すぎるため採用しています。5人目に位置する魔神ダークはなんでも召喚する事が出来ますが、このデッキでは面白いことに、どちらかというと魔神ダークが貝獣コンボを狙う形となります。正直、召喚師順番はまだ検討の余地があるかと思っていますが、一人目のガイバイソンと四人目のデケデケがドラゴンコンボを狙い、二人目のスポルと五人目のダークが貝獣コンボを、そして三人目のバーサが間を繋ぐという流れとなっています。しかし、ドラゴン召喚獣を最大枚数採用した結果、貝召喚獣は最大枚数採用できていません。となると、魔神ダークで若干貝獣コンボを狙うことが怪しい場面も多々あり、そこを天ガード効果で無理やりごまかし少なくとも相手の高倍率コンボをくらうことを避ける意図で五人目に配置としています。また、全能の神というL7以上召喚師限定のリバースカードを採用しており、大体半分くらいの確率で5人目の魔神ダークのところで全能の神を引くことができるため、そこでSP封じや強力なガード召喚獣を使いまわすことも狙っています

闇+100もたいがい
採用しないことも多いですがこのデッキでは採用

・リバースカードの枚数
 ガイバイソンのところでも説明しましたが、このデッキは最初のラウンドからドラゴンコンボをがっつり狙っていくため、最初のラウンドで引いてしまった場合に全く役に立たないリバースカードは最小限の2枚にとどめています(この2枚は主にSP封じ召喚獣を使いまわす用です)。リバースカードの採用枚数が少ないと、優秀なガード召喚獣を使いまわすことができませんが、このデッキはそもそも最速最短での勝利を狙うデッキであり、ガード召喚獣を多く使いまわす事による中・長期戦はむしろ避けるべきだと考えました。そのため、ガイバイソンでのドラゴンコンボ、スポルでの貝獣コンボを高確率で狙うべく、序盤に引いてもお荷物になるリバースカードは最小限に留めることとしました

・低レベル召喚師の+修正
 このデッキはスポル・デケデケ・バーサが低レベル枠の召喚師に該当しますが、この3人は低レベルにもかかわらず、
  スポル  LV1 貝  すべてに+40
  デケデケ Lv4 貝・獣すべてに+50
  バーサ  Lv4 貝・闇すべてに+50
という通常の同レベル帯の召喚師よりも高い+修正能力を持っています。そのため、コンボを狙うことに失敗しても8ポイントを取り逃しにくい召喚師となっており、繰り返しになりますがパワー勝負が重要なモゴラ環境においては侮れない能力であると考えています

・弱点
 と、ここまでこのデッキのいいところばかりを説明してきましたが、当然弱点もあります。まずは、先述の「黄金竜」デッキと違い、100パワー以外の竜召喚獣をガード(回復不能)するポコホン族を完封できるマダムゴールドやエルゴールド、モールを採用していないことから、ポコホン族を筆頭に数多くのガード召喚獣に対してほぼ無防備となります。参考に、強力なガード召喚獣を紹介しておきます

 <ざっくり1体ガード>
  ・(無)パワーゲッター
  ・(無)キングブロックマン
  ・(無)パワーブロッカー※奇数・偶数で条件有
  ・(闇)ダークゾンビ
  ・(機)ポクル
 <ざっくりドラゴンガード>
  ・(森)ツリーダミードラゴン※竜1体
  ・(光)ミゲルクローラー※竜1体
  ・(黄)ポコホン族※100パワー以外の竜1体(回復不能)
  ・(闇)ダークレディ※100パワー以外の竜1体
  ・(大気)ウインドタートル※100パワー以外の竜1体
 <その他ガード>
  ・(火)レンホール※水or森1体(回復不能)
  ・(光)サンムーン※闇1体(回復不能)
  他にもファイラール、アクリアン等もいますが割愛

・・・こうしてみると、想像以上に多いですね。ということで、これらのガード召喚獣を多く採用され長期戦となった場合にはかなり厳しい戦いを強いられることになります

最後に

いかがだったでしょうか。このデッキはガード召喚獣が多いモゴラ環境においてあえて高倍率コンボを狙っていくチャレンジングなデッキとなっていますが、とにかく雑にドラゴンと貝を並べるだけでも結構面白い、というか楽なので、今後も脳みそが疲れた時にこのデッキを使って何も考えずに戦っていきたいと思います。それではここまで見ていただきましてありがとうございました。ではまたねー!

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