第三話vyvoトークンは暗号通貨ではない vyvo Payは現金決済
私がvyvoに対して本格的に疑問を持つようになったのは、このvyvoトークンからである。
2019年9月23日、ジャパンコンベンション時にFabioの口から突如発表されたvyvoトークン。
バンドに搭載されたNFC決済機能やマスターカード連動でvyvoトークンは世界中で決済可能になるということで我々は湧き上がった。
Bitcoinの決済すらまだ世の中に浸透していないこの時期に、vyvoトークンで決済可能になるというこのニュースは、やはりこの会社はテクノロジーの最先端を突っ走っているのだと期待させた。
vyvo Japan発行プレゼンファイル
トークンを決済に使えると案内されていた。だが実際は...
ところがである。
結論から言おう。
今我々が使っているvyvo Tokenは暗号通貨でも何でもなくただの現金なのである。
確かにvyvo Payのシステムでコンビニをはじめとする各店舗で決済が可能にはなっている。
だが冷静になってよく考えてみるとすぐにわかる。
vyvo Payは現金によるマスターカード決済なのだ。
それが証拠に、vyvo Payマスターカードにはプリペイドとご丁寧に書いてある。
からくりはこうだ。
例えば1シンガポールドルが¥80だったとしよう。
そしてあなたが¥8,000のコミッションをアカウント上でvyvoトークンに交換したとしよう。
そうすると100vyvoトークンになるはずだ。
つまり8,000円と100シンガポールドルは同じ価値だからだ。
よって1vyvoトークンは1シンガポールドルであり、
vyvo Payで決済しているのはトークンではなく単なるシンガポールドルの現金なのだ。
ご理解いただけただろうか。
コンビニのレジなどにvyvoトークンのマークがあって、独自のQRコードなどで決済がされているのであれば、
それは確かにvyvoトークンで決済出来ているであろう最先端のスゴいシステムということになる。
何度も言うがただのマスターカード現金決済。
vyvo Payはただの現金によるマスターカードプリペイド
による決済であって、トークンでも何でもない。
問題はこの事実を、説明する側が理解してないまま煽り倒しているという点だ。
最初からそのような認識で決済をしていれば何の問題もない。
ところがプレゼンではトークンで決済が可能になっているだとか最先端の技術で他ではまだなし得ていないだとか、とにかくオーバートークの連続で、
恐らくほとんどのvyvoメンバーが誤って本当に最先端のトークン決済だと理解している可能性が高い。
この事実を知ると、このファイルは一体何が言いたいのか全くわからない
vyvo Japanが出したファイルにも「お金の代わりにトークン」と書いてある
vyvo Japanの資料にVYVOトークンを使用できると書いてある(不実の告知)
また、プリペイドカードもそんなに難しい話ではなく、マスターカードと契約さえすればオリジナルのカードは入手出来る。
そういう簡単な事情を何も理解せず、トークンで決済しているスゴいシステムだと騒いでいるという実にお恥ずかしい状況なのである。
お恥ずかしいだけならまだいい。
間違った説明は不実の告知(法第58条の10)という特商法違反に該当し、
全額返還の対象となる。
↑つまり大ウソ。よって不実の告知に該当する
ちなみにだが、このマスターカードは決済ごとに手数料が掛かっているのはもちろん、カードそのものの維持手数料が掛かっているのはご存知だろうか。
もしかするとカードへのチャージ手数料も掛かっている可能性すらある。
この各種手数料についても説明者から正しく聞いているだろうか?
知らなかったという人は具体的な金額をカスタマーに確認することと、
納得いかない人は不実の告知義務違反を紹介者と説明者に問いただすべきである。
では、理解もせず(わかってて騙している可能性もある)に人前で堂々とプレゼンしているリーダーのオーバートークで我々が勘違いさせられているvyvoトークンは一体何なのか。
恐らくvyvoトークンというのは現段階では2種類存在していると思われる。
それはvyvo TokenのHPを見れば答えがある。
左はECR20のvyvoトークン
右は1シンガポールドルごとに1vyvoトークンと呼んでいるだけのただの現金
つまり現場は、この左側のvyvoトークンのことを右側のトークンのように伝えているのである。
通常左側の数値はほとんどの方はゼロになっているはずだ。
なぜなら通常この左側のトークンは入手することが出来ない。
ではなぜ筆者の口座には10という数字があるのかというと、
自力でodeeで購入したからだ。
odeeについては今後書く予定ではあるが、
とてもじゃないが素人が操作できるようなシロモノではない。
そして右側は自己のデータとコミッションによって入った現金トークン。
左と右、全く意味合いが違う。
ちなみに余談だが重要なことを一つ付け加えておく。
腕に付けているだけで付与されるトークンはデータが売れた金額だと勘違いしている人が多いようだが、
聞くところによるとこのトークン?(現金)はサプリが売れた金額の一部が分配されているのだそう。
確かにデータに基づいてサプリは構成されているという点において、データ提供者にその一部を分配するという考え方はなるほどなと思わせるものがある。
だが間違った認識の人がいるのはよろしくない。
事実関係を知らずにプレゼンをしているという危険極まりない状況が今のvyvoであり、
厳しい言い方をすると、人を騙してコミッションを得ている犯罪者ということになってしまうのだ。
違反すれば2年以下の懲役又は300万円以下の罰金
又はそれらの併科の対象となる。
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