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おちネコ妄想エッセイ<1> 「ほんの少しで十分」
今日、君は僕を追いかけて来てくれたんだろうか。
僕は振り返って君の手を握るべきだったのかな。
そしたら、「勘違いしないで!」とコワい目でニラまれたのかな。
今日も、今までも、恋愛経験が余りに無さすぎて、せっかくのチャンスが何度もこの手をすり抜けていった気がする。
「妻が自分を愛しているのか分からない」と悩みを告げたピート・タウンゼントに、ある僧侶がこう諭した。
奥さんがアナタと別れずにいるのは、少しはあなたへの愛情があるからでしょう?
「愛」とはそれ自体が無限なのだから、「ほんの少し」で十分なんですよ、と。
でも、僕ら凡人は「もっと愛したい」、「もっと、愛されたい」と、つい欲張ってしまう。
「愛は無限なんだから、少しでも十分じゃないか」と謙虚になりたい。
ピート・タウンゼント 「A Little Is Enough」
https://youtu.be/_WjDpIv905