人生の記憶に残る『ラストパイ』
どうもぴざきじです。
気づいたんですけど、私文章書くの遅すぎてnote向かないんじゃないか説。
とりあえず始めてしまったので、ラストパイのレポ書いていきます。
★大注意★
後から読み返したら、クソ長いです。
まじで暇な人だけ読んでください。
★黒田育世 再演譚 vol.2
『波と暮らして/ラストパイ』
2023年3月14日(火)~3月17日(金)<全4回>
大阪 森ノ宮ピロティホール
2023年3月22日(水)~3月26日(日)<全5回>
東京 Bunkamuraシアターコクーン
ということで行ってきました、ラストパイ。
地方民なもので、満を持して(?)3月25日(土)・26日(日)に観劇しました。
感想についてなのですが、
織山尚大、神秘的すぎた。
もうこれに尽きる。
正直、この舞台に関しては、感想なんて言葉にするのが勿体ないというか、言葉で表すこと自体が難しいというか、考えるより感じろというか…
めちゃくちゃだけど、本当にそういう、心で感じ取る舞台でした。
遡れば、2022年10月13日にラストパイのお知らせがきたときは、喜び8割、不安2割。
喜び8割については言わずもがなだけど、まず外部でのお仕事を貰えることがありがたい。
しかも、黒田育世さんという、コンテンポラリーダンスを得意分野としたそれはもう有名なお方(と表現するのもおこがましいくらい素晴らしい方)に直々にオファーしていただけるなんて、光栄でしかない。
不安2割については、主に織山くんの身体とメンタル面。
ラストパイは、約40分間身体をひたすら限界まで追いつめて踊るという内容。
いつも命を削るかのようなパフォーマンスをしている織山くんにはまさにぴったりだな、と思う反面、また織山くんの精神が追い込まれてしまうのでは…と不安に思っていました。
~余談~
前提として、私は織山尚大の闇が好きです。
普通の明るい男の子な一面と、どこかアンニュイで不安定な大人である一面と、どちらも合わせてやっと"織山尚大"が完成していると思っています。
なので、織山くんが自分を追い込んでしまうことは、心配云々置いといて、ダメなことではないと思っています。
ただ、ここ数ヶ月の織山くんは少年忍者パワーにより大変健康優良児だったので(いいことだよ)、ここにきてメンタルやられそうな案件がきて、久々に病んだ織山くんをみるのが辛いし、なんならこちらも病んじゃいそうで(つられる性格なので)、不安だったという話です。
(個人の意見です!!!!!)
~余談おわり~
そして、その予感は少しずつ的中して、実際に雑誌のインタビューで織山くんが「1度爆発して泣いてしまった」と言っていて。
(というかあの時期織山くん忙しすぎじゃなかった?誰でも爆発するわ)
あとはあの自撮り動画。
いや、こちらとしては久々の自撮りでとてつもなくエロくて需要があって助かるんですけども、織山くんがああいう動画撮るときってちょっと不安定なときが多いのかなって。
(再度言いますが個人の意見です)
その後のブログとか表情とか、ちょっと心配になることがちょこちょこあって、無事乗り切ってほしいと願うばかりでした。
そして迎えた大阪公演。
初日からの織山くんのファンの方々のレポがもう。
きつくて、きつくて。
"目が虚ろだった"
"立っているのも厳しそう"
"カテコはほぼ引きずられていた"
"袖で膝から崩れ落ちていた"
"過呼吸起こしそうだった"
"アイドルの織山尚大ではなかった"
多分実際にみた人は本当に辛かったんじゃないかなと思うけど、こちらにもしんどさが伝わってくる内容でした。
そんなレポばかり読んで、更に私は不安になりました。
もちろんお仕事なので、織山くんには全力で頑張っていただきたい。
けど、もし、舞台上で倒れてしまったら?
怪我や病気をして、舞台に上がれなくなってしまったら?
万が一、そんな織山くんをみたとき、私たちファンはどういう感情になればよいのですか?
そんな不安ばかりが募って、正直途中からあんまりレポをみないようにしていました。
(全然関係ないですが、この時期、自分もプライベートで病んでいて、まんまと引きずり込まれそうだったので…自己管理大事。)
そして、東京遠征が近づくにつれ、正直観たいような観たくないような、そんな感情のまま東京に足を運ぶことになりました。
〈3月25日(土) 14:00公演〉
そして迎えた遠征当日。
(前置きが長すぎた。すみません。)
この日は、ありがたいことに最前列で観ることができました。
初めに『波と暮らして』を観て、改めてコンテンポラリーダンスのみの舞台の美しさ、そして難しさに、驚愕していました。
(こちらの詳細な感想については今回は省きます。
運営にめちゃくちゃ長文で感想文送ったから許して。)
『波と暮らして』が終了して休憩中、どんどん心拍数が上がってきて、コンサートとはまた別の緊張感がありました。
不安、不安、期待、不安、期待、くらいの塩梅。
そして、休憩終了。
ライトが全部消されて、目の前も見えないくらい真っ暗闇の中で、音のみが流れ始めました。
その音は、時計の秒針の音のような感じなのですが、もうその時は、私の心臓音かな?くらい緊張MAX。
そして、音楽が始まり、まるで雷のようなライトアップとともに織山くんの姿が照らし出されました。
神々しすぎる。
織山くんの姿は、髪はコーンロウで目の上辺りまで刈り上げ、上半身はなにも身に纏わず、下半身は黒のスポーツショーツにマントのような黒い布を纏い腰紐のようなものがいくつか、足は膝にサポーターのみ。
(詳細はたくさん絵師さん達が上げてくださってたから検索してみてね)
たしかに、今までみたことがない織山尚大の姿でした。
しかし、それよりも。
なにもかもが美しすぎる。
これが私の初見の素直な感想です。(語彙力)
髪が全部上がっていることで、織山くんの、小さいお顔にぎゅっとつまった大きな目や口のパーツがよくみえて。
生で初めてみた上半身は、もちろん細いことは細いのだけど筋肉がしっかりついていて、特に胸板は厚め。
ふくらはぎは真っ白で細いのに、太ももはがっしりとしていて。
(いや変態っぽい表現になっちまった)
その姿が、丁寧に、かつ大胆に、動いていて。
その全てが、私の目に入ってきて。
"目を奪われる"とは、まさにこのことだなと感じました。
踊り自体は、いくつかのパターンの繰り返しで、まさに宗教チック。
初めは織山くん独りだったのが、どんどん踊り手が増えていって。
しかし、まるで織山くんの踊りには敵わないというかのように、どんどん悲鳴をあげて倒れ込んでいく。
最終的にはまた織山くんが独りになり、それでも、倒れ込むまで最後の力を振り絞ってひたすら踊り続ける。
そんな流れの40分間でした。
(素人目線の感想なので、解釈違いについてはお許しを。)
私の席は織山くんの立ち位置からは少々ずれていたのですが、たまに目線がこちら側にくる踊りがあり、その時の眼光の鋭さが忘れられません。
勿論、織山くんには我々なんて見えておらず、ただただ織山くんの眼球が開いているだけ、という感じ。(伝わるだろうか…)
それでも、"絶対に動きを止めない"という意思だけを感じる、あの強い目が今でも脳裏に焼き付いています。
踊りで特に印象に残っているのは、まずは先程書いた場面での多方面に腕を広げるような踊り。
また、自らを痛めつけているのか、はたまた鼓舞しているかのような、胸を叩く表現。
そして、ただひたすらに宙をみながら何回転かした後の、全くブレないキレのある踊り。
地面を辿った時の手の動きの繊細さ。
……素人の私の表現じゃ全然伝わらないのが悲しいのだけど、今思い出してパッと出てくるのがこのあたり。
(他にも細かい動きが沢山あり、どれも素晴らしかった)
あとはなんと言っても、あの汗の量。
織山くんが頭を振ったり、踊り舞うたびに、スコールのように飛び散る汗が、また神秘的で。
あのスコール浴びてみたい
人間ってあんなに汗かけるんだな、と冷静に思いつつ、それも演出のひとつかのように輝いていました。
踊りの最中、腰に付いている紐を手や身体に絡めるシーンがあるのですが、その紐が汗で背中とかにぴったりとひっつくのも、また美しかったです。
(おいまた変態チックになってるぞ)
とにかく、
織山尚大は強く美しかった。
私が心配していたような織山尚大は、正直この日はどこにもいなかった。
入る前の不安なんて吹き飛んでしまうくらい織山くんの目がしっかりしていて、心から安心して観れました。
勿論、それまでの間に意識が朦朧として危なっかしい織山くんもいたことは確かだと思うんだけど、少なくともこの日の(さらに言えば千穐楽も)織山くんの踊りは一層強くなっていて、素晴らしい以外の何ものでもなかったです。
私はというと、そんな織山くんを見れたことが嬉しくて、ラストパイを観ている間ずっと、
「がんばるんだ!!!」
「ぜったい死ぬなよ!!!」
「そうだその調子だ!!!」
「もう少しだぞ踏ん張れ!!!」
と、頭の中で体育教師が出現していました。
(ここ笑うところ)
最後のカーテンコールのときは、踊り手のお2人に支えられながら登場。
お2人が、織山くんを励ますように背中や頭をポンポンしてくれていたのが印象的でした。
織山くんは、後退するときは少しふらつきがあったけど、お客さんの前に前進するときはしっかりと目に力が宿りながら歩いていて、これまた強く美しかったです。
特に、壇上ギリギリまできたときは、織山くんの美しい顔面と真っ白な身体が発光してみえて、「これぞ神秘だ!」と頭の中で歓喜の声をあげていました。(さすがにきもい)
カーテンコールの最後に上手に捌けたあと、膝から崩れ落ちる織山くんを見てしまったのだけど、でもそれだけ表舞台では頑張ってくれたのだなと更に感動しました。
そんなこんなで、私の初ラストパイは、自分が思っていたよりも楽しく(?)観ることができて、それはもう清々しく笑顔でシアターコクーンを後にしました。
~余談~
この日、忍者の子たちが見学で来ていました。
(瀧くん、稲葉くん、小田くん、星輝くん、悠仁くん、青木くん)
私は上手側だったので、休憩になったときにトイレに行こうと14,15番の間の階段を登っていったのですが、H列15,16番に普通に瀧くんと稲葉くんが座っていて、一瞬脳みそフリーズしました。
(特に稲葉くんは通路横の席だったのでマスク姿でも流石に分かった)
いや、あまりにも普通に居すぎて。
通ったあとに、「え…今の男の子たちみたことある…え…あれ通陽と瀧よな…てかあの瀧の服みたことあるし…え…」って脳内でパニクってましたw
その後、廊下に出たもののトイレ列が長すぎて諦めてすぐ戻ってきたのですが、その時にちょうど稲葉くんと瀧くんが立ち上がってすれ違いまして、「ギェエ隣で歩いてるゥウ」って再度脳内パニック起こしてましたw
幸いにも、少なくとも私が見たときはお2人に声をかけている人もおらず、お客さんの民度がよくて安心しました。
他の子たちについては、あんまりみると申し訳ないので1度だけちらっと全体を見回しましたが、多分H列にみんな座っていたかと思います。
見学で沸くのも良くないかと思うのですが、こちらもなかなか経験しない出来事だったので、余談で記録しておきます。
~余談おわり~
〈3月26日(日) 14:00公演〉
いよいよ千穐楽の日です。(やっとか)
この日、私はどうしても見たいものがありました。
それは、織山尚大の笑顔。
25日、晴れ晴れしく会場を出て、リア友と合流して「どうだったー?」なんて聞かれたときに、ふと思ったのが、これでした。
そういえば、しばらく織山尚大の心からの笑顔を見てない気がする。(※私比です)
ラストパイ期間中は、もう織山くんが倒れないかだけ心配して必死で、25日の観劇後は無事に終えられて本当に嬉しかったので、とてもハッピーな気分だったのですが。
お友達が撮ってくれた織山くんの笑顔の写真をみて(⤵︎ ︎)、なんか急に寂しくなってきたのです。
というか、なんならラストパイ観劇中も、後半のラストスパートで生演奏の松本じろさんが追い上げの唄声をあげてくださるのですが、それが「わらえ~わらえ~」に聞こえてました。
(後から音源聴いたら全然違ったw)
その後も、お友達といろんなDVDの鑑賞会をするうちに、お酒が回りながら「尚大の笑顔が見たい…」とぶつぶつ呟くようになり、完全に織山尚大の笑顔不足に陥っていました。(末期)
もちろん、ラストパイの鋭い表情の織山くんはカッコよすぎて好きだし、少し辛くなった時の表情も男らしくて好きです。
が、多分、私はなんだかんだ織山くんの幸せそうな笑顔が1番好きなんだと思います。
…ということで、またもや前置きが長くなりましたが、26日の千穐楽はどうか一瞬でもいいから織山くん笑ってくれないかな~~と、わがままな願望を抱きながらシアターコクーンに行きました。
この日は千穐楽だからか、25日よりも各所の関係者っぽい人も多い中、私は1階後列の下手で観劇しました。
25日に比べると流石に後ろだったので、正直あまり見えないかもと思っていたのですが、後列からだと全体がよく見えて『波と暮らして』も『ラストパイ』も感じ方が多少違いました。
(波と暮らしてについては、なんなら後列のほうが雰囲気がより味わえてよかったかも)
この日の織山くんも、ラストまでかなり力強く安定しており、最後に相応しい素晴らしい踊りで、安心して観れました。
(詳細は25日分で書いたので割愛。)
で、カーテンコール。
もはやここからが本番でした。
他の踊り手の方々の挨拶が終わり、いつものお2人が織山くんを迎えに行こうとした瞬間。
彼は、1人で堂々と歩いてきました。
あの時の会場の空気、忘れられません。
私もさすがに「えっ!?」って声出ちゃいました。
だってさ。
大阪公演では、ほぼ担がれてきて無理やり立たされていた子が。
昨日まで、肩を借りながら出てきていた子が。
びっくりするほど颯爽と歩いてきたんですよ。
踊り手の皆さんもびっくりしていたし、会場もびっくりしてた。
そんでもって、
彼は笑顔で会場を見渡していました。
もうこの時点でね、ぶわぁーっと感情が。
間もなく、踊り手の方が下に手を差し伸べたと思ったら、なんと黒田さんが最前列にいまして、壇上に上がってくださいました。
その黒田さんが涙しているのを見たとき、また感情が溢れ出して。
そんな時に、織山くん。
めちゃくちゃ爆笑してました。
…いやいやいや、
幸せか?この空間。
なんだこれ。
黒田さん号泣してるし、私も号泣してるし、会場も鳴り止まない拍手で。
そんな中で、織山尚大はただひとり、清々しく笑っていました。
(後から黒田さんの終演後のご挨拶文を読みましたが、黒田さんと抱きしめ合ったときに「なんで泣いてるんすか?」って言ったらしい。強者か。)
あのとびっきりの笑顔を見たとき、今まさに自分は"幸せ"に立ち会っているんだと感じました。
観劇前の不安とか、織山くんに対する勝手な心配とか、織山くんが抱えていたであろうプレッシャーとか、もう、全部全部が、大袈裟じゃなく走馬灯のように脳裏に駆け巡って。
「ああ、無事終わったんだね」
そう思ったら、余計に感情が止まらなくなって、ずっと願っていた笑っている織山尚大をちゃんと見たいのに視界が歪んでよく見えませんでした。
その後も、織山くんは何度も1人でカーテンコールに登場して、じろさんとも元気にアイコンタクトして、最後は深々と綺麗なお辞儀をして捌けていきました。
…なんかたくさんポエムりまくりましたけども、こうしてラストパイは終演を迎えました。
終演後は、自分の顔面が世に出ちゃいけないかもしれないと思いまずはトイレに駆け込みましたがw、その後は帰宅するまでどこか虚ろというか、とにかくぼーーっとしてしまって、まじで25日の余裕っぷりはどこへいったんだろうというくらいには引きずりました。
26日も夜はお友達とご飯を食べてから新幹線で帰宅したのですが、私には大変珍しくご飯もあまり喉を通らず(なおワインは友達と1本空けた)、新幹線でもいつもはぐーすか寝てるのに寝ることにも集中できずひたすらじろさんのLast Pie聴いてました。
兎にも角にも、私にとってこの『ラストパイ』は、人生の記憶に残る作品でした。
オタク人生をしていて、たくさん思い出はあるけど、この舞台は本当に特別。
そう思える舞台に出会えてよかった。
きっと、織山くんにとっても忘れられない舞台になったんじゃないかなと思います。
改めて、織山くん、本当にお疲れ様でした。
魂を感じる素敵な舞台をありがとうございました。
また、織山くんを"ソリスト"として壇上に上げてくださった黒田育世さん、支えてくださった周りの皆さん、本当にありがとうございました。
2023.4 ぴざきじ
~余談という名の後書き~
まだあるのかよって感じですよね。
私のレポ書きが遅すぎて(長すぎて)、書き始めてから公開までだいぶ経ってしまいました。
その間の話で、ラストパイ終演から3日後、ヒルナンデスに織山くんが生出演してました。
こちらの織山くんは、すっかり通常のアイドル織山尚大に戻っていました。
すごくいいタイミングで生の織山くんが見れて、幸せでした。
(織山くん的には「休ませてよ~」と思ってたかもだけど)
ということで本当に終了です。
ここまで読んでくださった方、お付き合いありがとうございました。