2021 ブンデスリーガ第23節 フランクフルト戦プレビュー
日本時間27日に行われるヴェルダーブレーメンvsアイントラハトフランクフルトはどのような試合になるだろうか、両クラブの現状やスタメンなどを考察していこう。
試合はブレーメンホーム、ヴォーンインベスト・ヴェーザーシュタディオンで行われる。
ブレーメンは日曜日にTSGホッフェンハイムに対し不甲斐ない戦いを披露し、4-0で敗戦している。何一つ出来なかった。
一方、フランクフルトは土曜日に王者バイエルン・ミュンヘンを2-1で撃破した。鎌田大地の早い時間帯のゴールでホームチームが先制すると、31分にはアミン・ユネスのゴラッソでリードを2点差に広げた。その後、ロベルト・レヴァンドフスキに１点を返されはしたが、フランクフルトは５連勝を達成した。
・チーム情報
ブレーメンの不安要素は変わらず、アウグスティンソンの欠場だろう。コーフェルト監督はフランクフルト戦のメンバー外を明言した。同様にパトリック・エラスも選択肢に入らない。
フランクフルトの欠場者は、累積により出場停止となるエンディカだけだ。そして、18ゴールを決めているストライカー、アンドレ・シウバの復帰はアウェイチームにとって朗報だろう。
・予想スタメン
ホームブレーメンのスタメン予想
トップがフュルクルクかサージェントかが悩みどころ。シャドーは低調なパフォーマンスを見せたビッテンコートに代わりシュミットが入るだろう。
アウェイフランクフルトの予想スタメン
エンディカの出場停止はかなりの痛手だと思わられる。
スタートは復帰したてのアンドレシウバなのか、もしくはヨビッチなのか。
・注目ポイント
ニクラス・フュルクルクの復帰
怪我に苦しんだストライカーがようやく復帰した。スタメン復帰が期待される。
シャルケ戦ではハットトリックを決めてブレーメンを勝利に導いた。ふくらはぎの故障で２ヶ月間の休養を余儀なくされ、さらに復帰までの間には足首の故障に悩まされなかなか復帰が出来ずにいた。
ドイツ人ストライカーにとっては長い道のりだった。最近からベンチからの出番を徐々に増やしていき、フランクフルト戦でようやくスタメンとして出場出来る可能性まで近づいた。得点力不足のブレーメンにとって、これほど嬉しいことはないだろう。
さらにブレーメンにはサージェントが必要不可欠だ。だが、最近の彼は、不調でトップで出場しながらもゴールを決めることが出来ていない。未だ2ゴールと圧倒的物足りなさを感じる(初ゴールが第6節のフランクフルト戦)。これから数試合はベンチスタートが増えるだろう。サージェントが活き活きしていた時にはフュルクルクが隣にいた。つまり、彼の復帰がサージェントやラシツァを復活に導くきっかけとなるだろう。
キーマン、アミン・ユネス
前節MOMを獲得した、アミン・ユネスの活躍が期待されるだろう。
ナポリでは、怪我などで限られた出場時間の中で状況は改善されずパフォーマンスを発揮できずにいた。
だが、フランクフルトにローンで加入したことで見事に復活。好調なチームを支えている1人であり良いプレーを披露している。
小柄な体格と低重心を活かしたドリブル、周りが見えたプレー、そしてノイアーの壁を破ったゴラッソが物語るようにシュートも上手い。前節不安定な守備を見せたブレーメンは警戒が必要だ。
・前回対戦
前回対戦はフランクフルトのホームで行われ、1-1の引き分けに終わった。
前半30分、アンドレシウバの先制点はVARで取り消された。0-0のままハーフタイムへ入る。試合が動いたのは後半6分。裏に抜け出したサージェントがトラップとの一対一を落ち着いて決めた。そして、フランクフルトは65分に同点に追いつく。危険な位置でムボムがバルコックにボールを奪われ、鎌田にボールが渡るとパスからエースアンドレシウバが同点ゴールを決めた。お互い勝ち点を伸ばすことが叶わず。
1920シーズン第6節 フランクフルト-ブレーメン ハイライト👇
・コメント
(Twitterブレーメン公式より引用)
コーフェルト「試合が楽しみだ。フランクフルトは常にオープンなスタイルでプレーするので、彼らとの対戦が大好きだ。(フランクフルトは)チームとしてよく機能しており、今年は特に安定している。我々は今週、チームに解決策を示した。非常に悪い内容の試合後で、正しいリアクションを示す必要がある。重要なのは金曜日に勝点を獲得することだ。簡単でないことはわかっている」
(Twitterフランクフルト公式より引用)
アンドレ・シウバ「ブレーメン戦は間違いなくタフなゲームになるだろう。私たちは自分たちの強みを信じ、これまでの試合で示した最高のパフォーマンスをもう一度見せたい」
・おわりに
午前中に午後の紅茶を飲んだら現行犯逮捕されそうになった。
参加・引用記事