ヴェルダーブレーメン「ポジション別最新序列」22/23
ブンデスリーガ22/23シーズン
昇格組として挑むヴェルダーブレーメン
奇跡の残留、41年ぶりの2部降格、1年で1部復帰…
選手の入れ替わりも多くあった。
チームを見事に立て直したのは、昨シーズン途中に就任したオーレ・ヴェルナー監督。
彼のチームの各ポジション内でのパワーバランス(序列)がどのようになっているのか見ていこうと思う。
・基本スタメン
◎=スタメンクラス ○=準レギュラー △=三番手
・GK
◎パヴレンカ ○ツェッテラー
ブレーメンで6シーズン目を迎えるイジ・パヴレンカが今季も絶対的な守護神として君臨(足元の技術、キックの精度は相変わらず酷い)。第2GKは、14/15から在籍しブレーメンへの忠誠心が強いミヒャエル・ツェッテラー。頼もしい。
・CB(3バック)
◎フリードル ◎ヴェリコビッチ ◎ピーパー ○シュタルク △キアロディア
今シーズンからキャプテンマークを巻くマルコ・フリードル。フィードの精度は高いが、少しハイプレスに弱い所がある。
3バックの真ん中をつとめるのは、ブンデスリーガでの経験が豊富なミロス・ヴェリコビッチ。鋭い縦パスを入れるだけでなく、DFリーダーとしてチームを引っ張っている。
今シーズンのサプライズ アモス・ピーパーは空中戦、インターセプト、カバーリング、落ち着き、どれを取ってもレベルが高い。イエローカードも多い。
ヘルタベルリンからやって来たニクラス・シュタルクはスタメン候補だったがピーパーに遅れをとる形となった。ヘルタでは副キャプテン、ドイツ代表経験もあり実力は間違いない。
クラブ史上最年少でのデビュー記録を持つファビオ・キアロディア。出場機会を得ることが難しい状況ではあるが、フリードルやヴェリコビッチから多くのことを学び将来ブレーメンの守備を支える存在になって欲しい。
・WB
◎ヴァイザー ◎ユング ○ブキャナン ○アグー
不動のスタメンは左のアンソニー・ユングと右のミッチェル・ヴァイザーだ。
ユングは3バックと4バックのCB、SBとして戦えるフレキシブルな選手で、左サイドに安定感をもたらしている。
ヴァイザーはヴェルナーサッカーの申し子と言っていいほど必要不可欠な存在であり、スプリントや走行距離はチームトップクラスで対人もかなり強い。
イングランドからやってきた期待の若手リー・ブキャナン。8月ブンデスリーガ月間最優秀ルーキーに選ばれ、これからどんどん伸びていきそうだ。
フェリック・アグーは左右でプレー出来き、ドリブルで仕掛ける事が出来る強みを持っているがヴァイザーの壁は高い。
・DH
○グロース ○ グルエフ △サリフ🤕
アンカーは毎年手薄なポジションである。
スタメン争いではベテランのクリスティアン・グロースが期待の若手イリヤ・グルエフ相手にややリードしている。グルエフがスタメンを勝ち取る日も近いかも。
・OH
◎ビッテンコート ○ステージ ○ロマーノ・シュミット ○ニクラス・シュミット △ラップ △ムボム🤕
このポジションは激戦区であり誰が出てもおかしくない。◎にしようか迷った選手もちらほら。
ファンの心を再び掴んだレオ・ビッテンコート。ハードワークや積極的な攻撃・守備が持ち味であり、ヴェルナーサッカーには必要不可欠。
彼の隣のポジションに名乗りを挙げたのが、今夏コペンハーゲンからやってきたイェンス・ステーだ。ボックス・トゥ・ボックスでありリンクマンとしても働ける 選手で新たなクラーセンを目指す。
創造性溢れるプレーが得意な小さな魔術師ロマーノ・シュミットと質の高いパス・クロスや積極性が特徴であるニクラス・シュミットの「Wシュミット 」も負けていない。
ニコライ・ラップは中盤と後ろ両方でプレー出来るが、序列は低い。怪我で離脱中のマヌエル・ムボムは復帰後のポジション争いに期待。
・CF
◎フュルクルク ◎ドゥクシュ ○バーク △ ディンクチ △ゴラー
絶対的な存在はフュルクルクとドゥクシュ。
昨シーズン、この2トップだけで計39ゴールを挙げる活躍を見せた。
今シーズンも2人への信頼は揺るがないだろう。
ドゥクシュは2部だけでなく1部リーグでも活躍できる事を証明したい。
そして、注目すべきは2試合連続で95分にゴールを決めた"ジョーカー" オリヴァー・バーク。スタメンクラスではないが、ビハインド時や流れを変えたい時に必ず出てチームに貢献する。
スピードのある ディンクチ、ドリブルがあるゴラーにも期待したい。
残留を目指しましょう、ヴェルダーブレーメン。
ご覧いただき、ありがとうございました。