先の見えない真っ暗なトンネル
順位は17。最下位との勝ち点差はたったの1。
ヨーロッパリーグを目指した緑白のチームはなぜこうなってしまったのか。
昨シーズン一桁順位でフィニッシュ、ヨーロッパリーグもあと一歩だった。これだけの力があれば来季はヨーロッパを目指せるかもと。昨シーズンと今シーズンのメンツはほとんど変わりない。大エースのマックスクルーぜが抜けただけだ。我々には大迫勇也がいる。何一つ心配はなかった。
はずだった。
蓋を開けてみればびっくりポン。
開幕戦から現在(第22節終了時)に至るまで、勝ち点17の17位(どっちも17!w)、失点数は驚異の51(リーグ最多)、ホームでの勝利は1回のみ。ここまで悪い成績は過去に一度だけツヴァイテ(2部)へ降格した79/80シーズン以来とのこと。
残留争いをするチームに全敗。救いようがない。
怪我人続出が原因なのだろうか?
最後にブレーメンが自力でゴールを決めたのがバイエルンで見せたラシツァの先制点。前半戦第15節まで遡る。その後はノーゴール、ノーゴール、ノーゴールと。得点があってもそれは全てオウンゴールでの得点。守備力も無ければ決定力も無い。昨シーズンとメンツはほとんど同じだったはずなのに、何がここまで狂わせたのか。
・アイデアの無い中盤
昨シーズン替えの効かない存在だったクラーセンとマキシミリアンエッゲシュタインは今シーズンもほぼ全試合に出場している(後者は1試合怪我でベンチ外)。
だが、今シーズンは昨シーズンと話が違う。この2人がワーストと言っていいほど悪くプレーの質も落ちている。それなのにスタメンで出続けていることには深い意味があるのだろう(ない)。ブレーメンには今シーズン始まる前から怪我人が絶え間なく出続けていることはご存知だろう。多い時で12人ほど怪我人が出た時もあった。メーヴァルトが長期離脱、バルクフレーデも度々負傷。ヌリシャヒンは精彩を欠き、クラーセンとエッゲシュタインしかいなかった。
冬に3CBの真ん中やアンカーができるフォクトを獲得したが夏に行うべき補強だったことを忘れてはいけない。
必然的にスタメンとなるクラーセン、エッゲシュタインは不調でも使われ続ける。後者に関しては昨シーズンのMVPレベルだったはずが今シーズンは面影すら無い。そこら辺に歩いているお兄さんの方がマシだと思う。
・1人の希望
ミロトラシツァ 、彼がブレーメンのキーマンだ。てか、彼しかいない(汗)。
7ゴール4アシストと緑白のチームではトップの数字。
みんなラシツァを探す。単独突破しか攻撃手段がない。中盤にアイデアがない為、彼だよりになってしまった。マックスクルーゼがいればアイデア盛りだくさんだったが、大迫はそのようなタイプの選手ではない。キープ→落とすしかしない大迫は現地サポーターからもボロクソ言われることも。
大エースの穴埋めというわけではないが、夏に補強したフュルクルグは怪我で長期離脱。ブレーメンに無い高さがあって攻撃のバリエーションを増やせるはずだった為この離脱はかなり痛い。
ラシツァより優れた、もしくは等々のアタッカーがいない。ラストシーズンのピサーロはなかなか出場出来ず、サージェント、大迫はコンディションが悪く、終いには17歳のヴォルテマデをブンデスデビューさせるも力にならずコーフェルト監督は頭を悩ますばかりだ。
・監督交代について
リーグ戦、直近9試合で8敗。それでも監督を交代しないのには理由があるのだろうか?
フロリアンコーフェルトはファンからも愛されている監督で続投派も多かった。流石にここまで負けが続き、降格圏から脱出できないとなるとそろそろ決断してもいいと思うのだが…。
バウマンSDはこう言った
「コーフェルトが正しい監督であることを我々は確信している。これは絶対的な忠誠などではなく、我々が抱く確信だ」(werder公式より)
解任する気は無いとのこと。
な、ぜ、な、ん、だ。
彼と一緒に2部行きになるのか。。?
HSVとは違うところを見せて欲しい。
最後まで信じよう彼らを。