ブレーメンのロケット〜ミロト・ラシツァ〜
(2019/11/4)今最も勢いのある選手の一人で、私すこすこの一番大好きな選手を紹介させていただきます。
コソボ代表でヴェルダーブレーメンのミロト・ラシツァ。
どんな選手なのか、にわかなりに書いてみました。
愛称は「ロケットマン🚀」
身長 177cm、体重 73kg。ポジションはFW。前線ならどこでも出来ます。
コソボ代表では右サイド、ブレーメンでは左サイドと主戦場は両ウイングですね。彼の背番号といえば「7」の印象が強いです。フィテッセでは「26」→「7」、ブレーメンでは「11」から始まり今シーズンからはお気に入りの「7」をつけています。似合いますね~。
・経歴
1996年6月28日、コソボのヴシュトリアでロケットマンは誕生。
少し振り返ってみましょう。(Transfer Marketより)
2013-14シーズン コソボのクラブ、ヴシュトリアから物語は始まる。
実力が認められた彼は2015-16シーズンにオランダのフィテッセへ移籍。
8月のヴィレムII戦でオランダデビュー、翌月9月には初得点をマークも。このシーズン、31試合出場8ゴール5アシストと素晴らしいシーズンになった。
フィテッセ2年目となる2016-17シーズンは、33試合出場2ゴール12アシスト、翌年の2017-18シーズンには19試合出場3ゴール3アシスト。そのシーズンには実力を評価されドイツの地へ舞台を移すことに。
2017-18シーズン、ブレーメンに移籍。素晴らしいスタートとはならず9試合1ゴールとまずまずの結果だった。そして2018-19シーズンに覚醒。ロケットが暴れ出す。26試合で9ゴール5アシストとブンデスリーガで才能を発揮した。
そして今シーズン(第10節終了時点)、リーグ戦6試合で4ゴール2アシストと今までにないペースです。怪我もしていたのに。
〈代表〉アルバニア代表でu17、u19、u21と各世代でプレーし、2016年3月に本代表で親善試合でデビュー(当時19歳)。後半から出場し左サイドでプレーしたが、チームは敗戦となった。
コソボ代表に変更すると、2016年9月には早くも代表デビュー(当時20歳)。右サイドでスタメン出場。
コソボ代表では25試合出場4ゴール5アシストと欠かせない存在である。
・市場価値
話を市場価値に移して。成長が著しい彼は市場価値がどんどん上がっています。現時点では20,00 mil €とコソボ代表のなかでは一つ抜けてトップ。ブレーメンではエッゲシュタイン、クラーセンに次いで3番目。
(Transfer Marketより)
ブレーメンにきて物凄い上がりようですが、これもフロリアンコーフェルト監督(現ブレーメン指揮官)のおかげですね!
バイエルンいきそー(棒読み)
ここからが本題。
彼の凄さ、魅力を伝えていきたいと思います。
・プレースタイル
驚異的なスピードと突破力
彼にはお金をかけた。その価値を証明したのは昨シーズン(2018-19)。
数的不利な状況でも1人でこじ開ける突破力。小さい身体を活かしスピードのある素早い、力強いドリブルが彼の魅力であり最大の武器です。
その覚醒したシーズンでは両サイドからカットインで何度相手を剥がしたことやら。少しタイプは違いますが、バイエルンミュンヘンのウイング、コマンやニャブリ、ドルトムントのサンチョにも劣らない突破力、推進力を持っていると思います。
試合中は状況に応じ左から右、右から左とサイドを交換し常に突破できるスペースを探しています。
外に張って縦に突破するだけの選手ではありません。真ん中で受けてゴリ押しドリブルされると相手が嫌がるんですよね(笑)。
その例を1つ。昨シーズンのポカールバイエルン戦。
中央でボールを受けたラシツァは右寄りに加速しフンメルスを抜き去りそのままゴール。突破力凄まじい。
厄介な選手の一人なんです。
手に入れた決定力、ロケットシュート
前半の方で挙げたデータをもう一度見てみよう。
フィテッセ時代は多いシーズンで8ゴール。昨シーズンのブレーメンでは9ゴール。ビッグクラブの選手たちと比べると少ないと思うかもしれないですね。
最初はなかなか決まらなくて、外してばかりでした。「難しいシュートきめたぁぁぁぁ!」と思えば「これ外す⁉︎」もあったりと(苦笑)。
コーフェルト監督が何を教えたのか知らないが昨シーズンは後半戦にかけてゴールが決まりに決まりました(リーグ戦9ゴール)。
ゴールを決めるには「自分の得意な形を作る」ということが重要です。広いスペースを見つけそのサイドに移動し、相手DFと一定の距離を保つ。そこからドリブルで加速しスピードを上げ中へカットイン。分かっていても止められない。ロッベンに似てますね。
彼の武器です。
DFと1対1を作れば、彼の勝ちです。そのままロケットシュートを放ちゴール。
当たったら痛そう。
相手陣内でのアイデアやシュート、ドリブル等の判断力も、過去のラシツァとは違い良くなっています。ですが、若さゆえのミスだったりと改善すべきことはまだまだあります。
守備も頑張る、全力プレス
彼の特徴は?と聞かれて「守備」と答える人はなかなかの通。もう一つの魅力は守備なんです。
始めの頃は守備もサボりがちでした。 まあ、ウインガーだから…、って甘いことは言ってられませんね(汗)。ドリブルで突破を試みればいつかはどこかで必ずボールを失います。
失うと、すぐに取った選手に食らいつきます。常にボールを持ちたい、ボールを持つことが大好きだからさらに守備も頑張るのです。そこから決定機が生まれることもありますし、頑張って損するなんてことはありませんから。守備意識が格段に上がりどこへいっても必要もされる存在でしょう。
このデータ一つで彼の守備を語れるわけではありません。昨シーズンのtackleを見てみると、前で失ったらすぐに食らいついています。tackle数も物凄く多い訳ではありませんが、攻撃的な選手であることを考えると悪くない数字でしょう。
守備を怠らない、頑張る選手は大好きです。
・プライベート
彼は5月に息子が産まれパパになりました。
息子の名前は「Tian」君。可愛い。将来ウインガーかな~。
Tian君にブレーメンの靴下をプレゼントしてました✨
そして、彼のお父さんは歯医者さん🦷。
なかなかのエリートです!とっても仲が良く、2ショット微笑ましいです。
みんなと仲が良いです。
コソボ代表選手名鑑に、ここにはない事も書いてあるので、ぜひ!ラシツァは画像3枚目です。
さいごに
楽しんでもらえたでしょうか。ラシツァはとても凄い選手なので興味を持った方はぜひ一度ブレーメンを見てみて下さい🙇♂️
感想などコメントあれば嬉しいです!誤字の指摘もお願いします。