RTA in Japan Summer 2024のボランティアに参加した話
みなさんこんにちは。ピザです。今回はRTA in Japan Summer 2024のボランティアに参加したことを話そうかなと思います。
ボランティアに参加した経緯
そもそも、うちはRTA in Japan (以降RiJと訳します) を知ったのが2020年のコロナの自粛期間で、2020 Summer からずっと追っていました。現地にも参加していて、Summer 2022 と Winter 2022 、 Summer 2023 は現地観戦してました。本当はWinter 2023も現地観戦したかったけど、受験が近づいててさすがにやめました。(でも、最終日はほぼずっとスマホで見てた)
そうやって、RiJを見はじめ、現地観戦もした結果、こんな思いが生まれました。
もっとRTA走者と関係を持ちたい!
こう思ったはいいものの、2022年は誰一人ともしゃべることができず、2023年もゲームを媒介してすこーし話せたかなぐらいでした。そうした経験をして、ある一つの考えに至ります。
ボランティアに参加すれば、さすがにRTA走者と仲良くなれんじゃね?
そう思ったうちは、ちょうど受験が終わってある程度余裕が生まれたRiJ summer 2024にボランティアとして参加することにしました。
担当はセットアップ(何をするかは後述)。右も左もわからなかったため、ボランティアでどの役職をやりたいですかという項目のほぼすべてにチェックを付けた結果、こうなりました。
ボランティアでやったこと
ここからボランティアでやったことについて書きますが、ただただ事実と感想を書いても何も面白くないと思うので、RTA走者と関係を持てたかという点をメインに書かせていただきます。
前日設営(8/8)
前日設営をやることを知らされたのは前日の夜。元々は大学の期末レポートを書こうかなと空けていた日ですが、こりゃ行くしかないでしょとレポート執筆をブッチ。現地へ向かい設営を手伝いました。
ボランティアが初めてということで、何もわからなかったので先駆者様にいろいろと聞いて行動しました。設営してて思ったこととしては、機材が思っているよりガチなやつであること、音響とかで、本職の人がボランティアをやっていることがあることなどでした。まとめるならば、ほぼインターンやんと思いました。
というわけでインターンしに来た気分で前日設営をしていましたが、業務連絡とか機材の使い方の説明とかでRTA走者やほかのボランティアの方と会話することができました。なんなら、食事をとることもできました。ただ、そこで話した人とは、それ以降コミュ症を発揮して無事話せませんでした。今後こんなのが続きまくります。
一日目(8/9)と二日目(8/10)、四日目(8/12)
一日目は前日設営の続きをやりました。機材の最終確認と、会場の装飾とかの準備が主な内容です。個人的には機材の確認で走者用ヘッドセットをつけることができたことと、バナーの設営に携われたことがうれしかったです。ヘッドセットの確認で、RiJをよく知っている人ならおなじみ内藤九段を起動したのですが、思っている以上にうるさくてびっくりしました。タイトル画面のBGM今でも脳にしみついています()。 バナーの設営の際は、一人でやるのはきつかったので、ラウンジにいるボランティアの方々に手伝ってくださいと言えたし、バナー設営記念ということでボランティアの方と一緒に写真を撮ることができました。ただ、そこで話せた人とは、それ以降コミュ症を発揮して無事話せませんでした。
そして、RTA in Japan Summer 2024が始まりました。ボランティアのシフトがあるのが5日目と6日目なので、それ以外は無職でした。ただ、RiJのルール上、ボランティアであることを伝えるためのネームプレートを首にかける必要があったため、ずっとつけてました。そのため、観覧ブースで見ようにもボランティアがそこにいるのが気まずいな…と思ってしまい、基本的にラウンジにいました。ラウンジでは、レトロゲームが色々と遊べる特別ブースがあったので、そこで色んなゲームをやりました。特にハマったのが、SFCの「サンリオワールドスマッシュボール!」とNEOGEOの「ティンクルスタースプライツ」。
ティンクルスタースプライツはアケアカで販売されてたので買いました。スマッシュボールもスーファミを買って環境整ったら買いたいな…。
そして、ラウンジでは超!エキサイティン!なゲーム「バトルドーム」も時間によってはやってました。四日目(8/12)の時にやりましたが、結構面白かったです。ちなみにその時は1戦やって一位(失点-9)を取りました。
そんなこんなでラウンジで過ごした1、2、4日目。(3日目はバイトがあって現地行ってません) バトルドームをするには4人いることや、レトロゲームのことなどでRTA走者とも話すことができました。ただ、そこで話せた人とは、それ以降コミュ障を発揮して無事話せません……とはなりませんでした!詳細は最終日のところで書きます。
5日目(8/13)と6日目(8/14)
5日目と6日目は、ボランティアのシフトがある日でした。いくら事前設営で機材の説明をされたとはいえ、人生初めてのRiJボランティア。5日目のシフト前は大学受験した時並に緊張してました。
こうして始まったセットアップのボランティア。最初は緊張が残っていて、心臓がバクバクしていました。ですが、ボランティアリーダーのサポートもあって、途中からは緊張せずに活動することができました。2日目からは自分から進んで走者の方を呼んだり、カメラのセットアップを進めたりと、能動的に動くこともできました。ボランティア中に、同じ時間帯にボランティアのシフトがある人や、走者さんと軽く会話をすることもできました。ただ、そこで話せた人とは、それ以降コミュ症を発揮して無事話せませんでした。
ボランティアになればRTA走者と仲良くなれる。そう考えて参加したRiJボランティアなのに、結局誰とも仲良くなってない。やっぱりRTA走者になるしか道はないのか…と思うようになりました。それは事実だとは思います。実際、ラウンジ内では走者同士で仲良く話していたし。それでもこの夏、何も成果を残せず終わるのは嫌だと思い、6日目に現地でやっていたゲーミングメンタルサポートに参加しました。はっきり言います。確かに音ゲー面でメンタルサポートしてほしいことはあったけど、メインは「どうやったらRTA走者と仲良くなれるか」を聞くために参加しました。詳細は研究に影響を及ぼす可能性があるので書きませんが、「何か別のもの、例えばゲーム機とかを媒介させると話しかけやすい」とアドバイスをいただきました。なるほどな…と思ったはいいものの、それが実行できるような状況は起こらず、このまま最終日に突入することになりました。
最終日(8/15)
いよいよ訪れた最終日。最終日はシフトがなかったので、例のごとくラウンジで過ごすことにしました。前日に貰ったアドバイスを元に、以前話した走者さんと「前に話した人」繋がりで挨拶をして、少し親睦を深めることができました。また、例のごとくバトルドーム体験会をやっていたのですが、人手が足らない時にちょっこり参戦して、合計で三戦やりました。(ダジャレじゃないよ、たまたまだよ。)結果は三戦全部で一位。失点も最大14点、最低6点と結構いい感じでした。そのため、試合が終わる度にバトルドーム運営の方から「ぜひバトルドーム(SFC)のRTAをやってみませんか!?」と言われました(笑)。ちなみに普通のスーファミなくてできません…。というかソフトと実機だと難易度が全然違うし…。
(補足:バトルドームが再販されるようです。普通に面白かったから買ってもいいかも。
↓バトルドームの再販のサイト
https://p-bandai.jp/item/item-1000216052/?srsltid=AfmBOoqkSUsMp5y98_GC2YDiAkhXvnPdmXWDyvUMC6PL3fPvHgcEkA_L )
そんなことをしていたら、あっという間にRiJが終わろうとしていました。ラウンジもスーパーマリオ64からは、実質観戦ブースということで、みんなまじまじと走りを見ていました。
そうして、最後のゲーム「スプラトゥーン」を完走し、RTA in Japan Summer 2024は終わりました。最後のボランティア紹介に自分の名前が乗っているのを見て、自分もRiJに携わることができたんだなって、ものすごく感動しました。
次の日の8/16は台風が関東に直撃するという予報であったため、RiJ終了後すぐに撤収作業が行われました。撤収作業は現地ボランティア総出で行われ、2時間ほどで終わりました。
そうして現地の撤収作業も終わったところで、RiJの現地では恒例の「バナー取り大会」が行われました。今回はバナーが二枚あったので、1回優勝者を決めた後に、再度行うという2回参加権がある方式でした。一戦目は4回目のじゃんけんで散り、二戦目は2回目で散りました。
バナー取り大会辺りから、今日の朝に話せた走者さんと普通に話せるようになりました。というのも、どっちもバナー取り大会であと一歩のラインまで行けたので、それ関連の話題で一気に話しやすくなった感じです。
こうして、正真正銘の終わりを迎えたRTA in Japan Summer 2024。四ツ谷駅までの帰り際、仲良くなった走者さんがこんなことを言っていました。
「俺、この冬走者として出るわ。」と。
なので、うちはこう返しました。
「じゃあ、それうちがセットアップしますよ。」
こうして、最終日は終わりを迎えました。
RiJのボランティアをやってみて思ったこと
今回、RiJのボランティアを初めてやって、色々と思うことがありました。
まず、こうやってみんなでひとつの大きなイベントをやり遂げることは、最後はやっぱり楽しいということ。うちは高校生の時に放送部に入っていて、体育祭や文化祭などの行事で運営に携わっていたことがあります。その時も、事前準備や当日が来るまでは嫌な気持ちでいっぱいでしたが、行事が終わるとあら不思議、何故か楽しかった〜という思いで満たされていました。その感覚を、RiJで久々に感じれたな〜と思います。違う点があるとすれば、学校行事と違って事前準備もそれなりに楽しいということですかね。()
次に思ったこととして、この社会には色んな人がいるんだなということ。やっぱり学校行事とは違って、職業や年齢も違う人が同じ場所で一緒に活動しているというのがすごく新鮮に感じました。事前準備のところでも書きましたが、文字通りインターン、職業体験みたいな感じで、うちが社会に出たらこういう雰囲気で活動するんだろうなぁって思いました。
最後に、やっぱりRTA走者と仲良くなるにはRTA走者になるしかないのかな…って思いました。一応最終日までの経緯を追うと、「RTA走者と仲良くなる」という目標自体は達成出来ているのですが、実際仲良くなったのってたったの1人なんですよね…合計で7日間現地に参加していたのに。それで、ずっとラウンジにいて、ひとつ思ったことがあるんです。ラウンジで話している人って、割と大半がRTA走者じゃねって。ボランティアもいるにはいたけど、大体はRTA走者同士で仲良くなってるのかなって。つまり、「RTA走者と仲良くなる」には「RTA走者になる」しかないのでは…って。良くも悪くもボランティアと走者の壁を強く感じました。
最後に
初めてボランティアに参加して、よりRiJを楽しむことができたかなと思います。今年の冬にあるRiJも今のところは予定がないので、またボランティアとして参加しようかなって思っています。
そして、自戒の意味を込めて、ここで宣言します。
自分、RTA走者になります。
実は、今回のRiJよりも前、Summer 2022あたりからRTA走者になりたいな〜とは思っていたんです。ただ、受験とかそこら辺の関係でなあなあになっちゃって、今もそのままって感じだったんです。
でも、今は大学生。高校時代に比べればそれなりに余裕あるし、さすがにいけるっしょ。ということで、RTA走者になります。
とは言っても課題は山積み。まずどのソフトを走るのかも決めてないし、配信環境は全く整っていない。それに、配信をするとなると、少なくとも自分の声をネット上に晒すことになるので、親とも少しは話さないといけない。色々とやらなきゃいけないことはありますが、まずは夏休み中に1回でも配信をしたいなって思っています。
そんなこんなで、色んなことを感じたRTA in Japan Summer 2024のボランティア。次のイベントのRTA in Japan winter 2024もオフライン開催が決まっています。RTAに興味がある人、レトロゲームが大好きな人、ゲームのイベントを観戦したい人。是非とも現地参加してみてはいかがでしょうか。