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Pizさんの小説講座vol.3『小説を鍛える方法』

こんにちわ。では、今日も講義を始めましょう。

今日のテーマは、『小説を鍛える方法』についてです。そもそも、小説を鍛えるとはなんのことだと思いますか。小説の鍛えられる要点は、以下の5つです。

《鍛えるポイント》
・筆力
・文章力
・語彙力
・キャラクター性
・描写力

〇筆力って?

簡単に言えば、作家力のことです。文章が上手い人、作品が面白い人、表現が上手い人、読者を惹きつけるのが上手い人、伏線回収が上手い人など、作家としての全体の力が高いと、筆力が高いと言われます。

〇文章力とは?

筆力にもカテゴライズされる力ですが、特に、文章が綺麗な人、心理描写や情景描写が上手い人、特殊な表現方法を使う人など、文章でできることでの能力が高い、つまり、文章の表現力が高い人のことを文章力が高いと言います。

〇語彙力とは?

いわば、言葉の引き出しが多い人のことです。この語彙力が低いと、幼稚な文章になりやすく、高いと難解になりがちです。

〇キャラクター性って?

そのキャラが立っていると、キャラクター性が高いです。このキャラクター性というのは、作家によっては、語尾を統一したら、全部同じキャラに読めることがあります。逆に、同じ作家でも、一度アニメ化のようにメディア化されると、キャラクター性が独立し、違うキャラに見えるようになる方もいます。要は、読者の抱くイメージが立っていることがキャラクター性です。メディア化されると立つというのはそういうことです。文章的には似てるキャラも、脳内再生される声が違うと違うキャラに見えるのが、キャラクター性です。

〇描写力は?

いかに、文字という媒体で、脳内イメージを沸かすことができるか、これが描写力です。単に、「走る」という表現一つでも、タッタッタッっと、効果音を書いたり、筋肉の筋一つ一つの状況をこと細かく書いたり、息が切れる、だが、その息の生温かさよりも、北風の冷たさが切り裂く痛みは容赦ないなどの心理描写を書くなど、表現には様々な可能性があります。ここを疎かにすると、読者にその作品を愛してもらえなくなることもあります。

この5つをどうすれば鍛えられるか、その講義を始めましょう。

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