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ネコ育て 再び
夏のある日突然 知人から 子猫の引き取り先を
捜しているという連絡が入りました。
田舎で 自由に暮らしている母猫から生まれた子供たちが
翌週には殺処分になるかも、という状況らしくて
早速見に行きました。そして 最初に私の両脇に顔を埋めに
来た二匹を そのまま我が家へ迎え入れることに即決。
生後3週間という子たちを 面倒を見る日々が始まりました。
小さいながら 箱の奥で シャーっ!っと威嚇する声を
出していました。オスメス二匹のきょうだいはずっとくっついて
新しい環境に慣れようとしていました。
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まだ授乳期だった子たちの食事、トイレの場所、寝るところ、どうやれば
よいのか 初めてのことが続きました。
先代の子は ある程度しっかりできる状態の段階から育てていたので
ほとんど育児の細かいことを覚えていません。
それでも 彼らは 先代の子のロスの心を
突然 150%以上の充実度でうめてくれるような毎日にしてくれました。
片手に乗せられるくらいの 小さな命だったのが
もう片手で抱っこできないくらいに育ちました。
避妊去勢手術も無事に済みました。
![](https://assets.st-note.com/img/1676774909399-lO2b84OJLz.jpg?width=1200)
男の子は カラダも女の子の1.5倍くらいになり
餌を食べる量も 来た時からずっと多いままです。
仲が良くて いつも寝る時はくっついて
お互いをペロペロ舐め回して いたわりあっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1676774893675-rh8Zqx3ctl.jpg?width=1200)
自分の年齢的に 新たな子を迎えると
先代の子の記憶や感情を忘れて上書きされてしまうのを
怖れていました。
しかしいざ 迎えてみたら 先代の子をたえず思い出し
比較している自分がいます。
あの子と築いた心の繋がりは 唯一無二だった、と
毎度 反芻しながら 新たな毎日を楽しんでいます。