「時間が足りない」という悩みを解決する
今回は「時間が足りない」という悩みを解決するために自分が考えていること、実践していることについてお話します。
やりたいことが進まない
私の悩みの1つに「やりたいことが進まない」というものがありました。
例えば、
・こんな場所やお店に行ってみたい
・新しいAI技術を勉強して試しに実装してみたい
・新作ゲームを試しにやってみたい
などです。
そういうのってみなさんもいくつかあると思います。
しかし、全然進みません。
定期的にやりたいこととしてリストアップするのですが全く進みません。
あとで振り返って「あれれれれ」となるわけです。
やりたいことと表現していますが、やるべきことも含まれています。
やりたいこと・やるべきことを決めてもなかなか進まないわけです。
そして「時間が足りない」と嘆きます。
そこで、なんでやりたいことができないのか
本当に時間は足りないのかについて考えてみました。
人は作業に逃げがち
結論として目先の作業に逃げているからだということに気づきました。
例えば、私の場合は朝仕事を開始すると、続々とSlackにチャットが届きます。
確認依頼や仕事の打診が来ていて、これに対応することから始まります。
・この件はこのように進めてくださいと意思決定をする
・このタスクはこのメンバーに振る
・自分自身で対応する
など選択肢はいくつかあります。
特に後工程があるものに関しては、自分のところで仕事を止めてしまうと全体としてのスピードが落ちるので、なるべく早く対応したいです。
こうして、仕事をある意味さばいていくことからスタートします。
一見すると普通のことに感じますが、この流れには問題があります。
これは確かに「タスクを実行」していることになりますが、「タスクの整理」はできていません。
来たものを片っ端から片付けているので、優先順位がつけられていないのです。
やりたいことよりも、先にきたものが優先されている状態であり、いわゆる早いもの勝ちの状態です。
本来は、やりたいこと・やるべきことの優先順位が高いものから順番に取り組んでいくべきです。
この優先順位をつける「整理する」という工程が抜けていることに気が付きました。
よくある例として、学生時代にテスト前に勉強しようとして、まずは部屋の掃除をやり始めたという経験はないでしょうか。
いざ勉強しようと思っても何から手をつけたらいいのかわからなくなり、なんとなく机が散らかっている事に気づき、まずは掃除から始めようと、目先のわかりやすい作業から取り掛かってしまう。
これが「作業に逃げる」ということです。
本来は勉強するための計画とスケジュールを設定して、それを順番に実行していくだけです。
これは何事においてもそうだと思います。
目先のタスクにすぐに取り掛かってはいけないのです。
1週間の予定を立てる
私は日曜日の夜に次の週の1週間分の予定を立てることにしました。
1日ではなく1週間です。
1日だと結局「明日やれば良い」が繰り返されるので、期間を1週間にすることで終わりを意識することが大切です。
これは仕事だけでなく、プライベートな内容も含めです。
来週やりたいことをリストアップして、それを具体的にどの曜日のどの時間帯でやると、1時間単位で大まかな予想でスケジュールを組んでしまいます。
私の場合は、プライベートでは読書、筋トレ、サウナ、そしてこのブログ投稿を習慣としたいので、それらを週に何回、何時間確保すると事前に決め、先にスケジュールに組み込んでいきます。
空いている時間にやろうとすると、作業に逃げたときに早いもの勝ちのタスクに時間を奪われます。
もちろん週半ばで突発的に発生する予定もあると思うので、それらのために余白を開けておいたりもしますが、基本的には1週間のやることを事前に決めてしまいます。
これはやりたいことの優先順位を守るだけでなく、日常の意思決定の負荷を下げることにもつながります。
土曜日の朝から今日は何しようかなとか、水曜日の夜に今からなにしようかなと考えたりすると、その都度考えて決めるというプロセスが発生するので負荷が上がります。
なにかを決めるというのは結構大変なことです。
しかも判断の機会が増えるほど、作業に逃げる機会も増えるので、できれば優先順位に沿ったスケジュールを崩さないようにする努力が必要です。
予定を立てることで迷わなくなる
私はこのやり方で、毎日の過ごし方がとても楽になりました。
例えば予定を立てていなかった場合、月曜日に仕事を一区切りしてこのあと空いているとなると選択肢が出てきます。
・筋トレに行ける
・サウナに行ける
・読書できる
・ブログ書ける
・ゲームしてもいい
ここから気分で決めるのも大変です。
「本当はこのタイミングで筋トレをするべき、でも昼間炭水化物多めに取ってないからパフォーマンス低いだろうな、そしたらサウナにするか、でも予約時間微妙だな、ちょっと時間を潰さないといけない、となるといっそのこと家帰ってゲームするか?」
といったように頭の中で考える工程が入ります。
しかし事前に月曜日の夜は筋トレと決めておけば、迷うことはありません。
時間になったらそれをやるだけです。
しかも元々、自分が優先的にやりたかったことのはずなので、時間通りに実行して悪いことはありません。
ゲーム配信を高頻度でやっていた時期は「配信」の選択肢もありました。
空き時間ができれば常に「配信できるな」と考えてしまいます。
これは結構しんどいことです。
それも日曜日の18時から22時までしかやらないと決めれば、それ以外の時間で配信をやろうかという選択肢はなくなり、判断の負荷を下げることができます。
もちろん、プラスアルファとして予定以外のタイミングでやってもいいです。
あくまで判断の負荷を下げるという意味では予定を組んだ方が楽ということです。
空白は本当に「自由」なのか
予定を決めない自由な状態が良いと思った人もいるかもしれません。
よくわかります。私もそうでした。
余白があればあるほど良い、それが自由ということだと思っていました。
しかし、実際に時間の使い方を振り返ってみたときに、それが本当に自由な時間だったかと言われるとクエスチョンが残ることが多いです。
例えば、自由な時間を過ごせるとゴロゴロしながら、SNSやショートムービーをひたすら見続けて、気づいたらあっという間に時間が経過していたことはないでしょうか?
その時間が有意義でないとまでは言いませんが、1週間のやりたいことを予定として組んだときに、そのSNSを何時間も見続けるという行動がスケジュールに組み込まれたかというとそんなことはないと思います。
企業は人々の時間の奪い合いをしています。
そういったものから自分の時間を守るためにも、やはり予定を立てるということは大切だと思います。
誰も苦労からは逃げられない
ヒトは基本的には怠惰な生き物だと思います。
できるだけ楽な方に流れていきます。
これは個人差ではなくみんな同じことです。
楽することが悪いとは思いませんが、自己成長やそのための努力の時間とバランスを取らないと、後でより苦労すると思っています。
なるべく若いうちから健康を意識して、運動したり肥満予防をすることで、後で大きな病気になる確率を下げる事ができます。
人生の早いうちに仕事を頑張ることで自分の市場価値が上がり、少ない労働時間や労力で働けるようになります。
これは持論ですが、誰も苦労することからは逃げられないと思います。
先にやるか後回しにするかの違いしかありません。
若い時にしなかった苦労は、後からツケを払うことになります。
ただし先に苦労した場合、その分プラスで楽しい思いができると思います。
理想的な体型や健康状態で過ごすことができたり、平均より多く給料をもらった状態で人生を過ごすことができるなど。
これは苦労するかしないかの極端な2択を選べというわけではないです。
どの程度日常に苦労を盛り込むかというバランスは意識した方が良いという話です。
まずは自分の1週間をコントロールしてみる
まずは自分の時間の使い方をしっかりと管理する。
頑張るところは頑張り、遊ぶときは遊ぶ。
メリハリをつけた時間管理が大切だと思います。
そのために、こんな1週間が自分の理想というのをスケジュールとして組んで実行していく。そしてそれを習慣にしていく。
習慣として定着すれば自然となりたい自分へと変わっていくはずです。
もし、このスケジュールが組めないのであれば、それはなりたい自分が不明確ということになります。
まずはどんな自分になりたいか、そのために何をするべきかを考えるべきです。
予定を習慣化するコツ
また、スケジュールを組んでみるとわかるのですが、予定通りに実行できないということもあると思います。
これをしようと事前に決めていても、つい今日はいいやとなって予定を変更してしまいます。
これへの対策は自分を強制する仕組みを作ることです。
例えば、私は毎週日曜日の18時〜22時でTwitchで配信をすると決めています。そしてずっと継続しています。
これをXでポスト&ピン留めすることで対外的に約束をしているからです。
こうすることで、自分の気分でやっぱりいいやとはなりにくくなります。
私はプライベートサウナを普段利用していますが、この日のこの時間と決めたら先に予約をしておきます。
キャンセル料が発生するとなると、やっぱり行かないとはなりにくいです。
筋トレであれば、パーソナルトレーナーを契約する。
お金を払って人と約束をしていれば、気分でやめたとはなりにくいです。
私はパーソナル契約をしていないですが、この方法で継続している人が周りに多いです。
何か勉強するとなったら、人と約束して勉強会をしてみる。
何曜日の何時はこれを勉強しようと同じ目標を持った人と約束し、やらないという選択肢をなくします。
そんな友達いないというのであれば、お金を払ってスクールに通うのもありだと思います。
オンライン教材だとどうしてもやらなくなってしまう傾向にありますが、物理的に通わないといけない環境にすると、やらざるを得なくなるのでおすすめです。
時間を制することは人生を制すること
人生とは寿命のことです。
つまり死ぬまでの時間のことです。
時間をどう使うかで、その人の人生が決まるということです。
理想的な人生にしたければ、理想的な時間の使い方をする必要があります。そのために
・やりたいことの優先順位をつけて、
・1週間の予定を組み
・それを実行していき
・最後には習慣とする
この流れがとても効果的だと実感としています。
もちろん、すぐに完璧にできることではないですし、私もまだまだ試行錯誤の段階です。
簡単なことではないので努力も必要です。
それでも時間の大切さを考えると、やる価値は十分にあると思います。
この機会に改めて自分の人生である時間の使い方を見直してみてはいかがでしょうか?
毎日自分がどんどん良くなっていく充実感と達成感が得られますよ。
おまけ
時間の使い方について、同時に知って頂きたいことを「正しい時間の使い方を考える」の記事で解説しています。
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