置かれた場所で咲けない

置かれた場所で咲きなさいという言葉があるけれど、置く場所をちゃんと選ばないと咲かないのは植物を育てているとよく分かる。咲かないものは咲かない。合わないものは合わない。うちには光が当たって植物にとって気持ちよさそうな窓辺がある。実際すくすく育つ。だけど、そこでは育たないものもいる。そういう場合、場所はいいはずだから水の量や土が悪いのかといろいろ工夫するのだが、もうこれが間違っている。その植物にとっては場所が原因なのだからうまくいくはずがない。

置かれた場所で咲きなさいというのは、不平不満ばかり言ってないで咲く努力をしなさいという言葉らしい。だけどその努力の中には場所の移動も含まれているはずで。言葉の上澄みをすくってその場所で居続けなさい耐えなさいと言っているのではないだろう。そんなことを思いながら、葉っぱが丸くなってしまったアボカドの木の最適な置き場所を探している今日の私なのでした。