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人前だと緊張して字が下手になる件

誰かの目の前で文字を書くときに、手が震えてうまくかけないことがあります。
調べたところ、ジストニア(書痙)という病名がついているようです。
自意識過剰な部分が原因かもしれないということで、調べたことや自分なりにやっている対策を書き残しておきます。

手が震えて字がうまくかけない

人前で字が下手っぴになる症状は、社会人数年目のときに自覚しはじめました。

あれ?字がうまくかけない・・・

書こうと思っても手がいうことを聞かないのです。
店員さんの前で契約書にサインするとき、結婚式の受付で氏名を書くときなどに発症します。
名前ならまだしも、住所や電話番号も書いてください。と言われるとうっ!となって、冷や汗もだらだら。

相手が初対面の人だと完全にNGです。店員さん見ないでくれ!書いている間はあっち行ってくれ!別なことをやっていてくれ!と思います。

知人・友人の場合でも目の前で書くとなると厳しいです。

ちょっとお酒が入れば、気が大きくなるので大丈夫かもしれません(あまり試したことはありませんが、字を書くときにお酒を飲める状況がなかなか無い・・・)

仕事上、人前でメモを取った際も、自分で見返しても何を書いたのか読めないほどです。メモ取りは最近苦労している一つです。

一方で1人の時間にメモやノートを取るときはそこまでひどくなりません。それでも昔に比べ字は下手くそになりました。字を書く機会もめっきり減ったので漢字もまともに書けない(これはまた別の問題)

別の記事で書こうと思いますが、お酒のお酌や相手に飲み物を注ぐ時もボトルやコップが震えたります。


調べてみると、書痙でした

人前で手が震える、字が下手になるなどで検索すると、書痙(しょけい)という言葉が見つかりました。
詳しいことは不明ですが、ジストニアという病気の一種のようでもあります。

wikipedia「書痙」より引用
特に人前で書く時に震える場合、人と接している緊張、人に字が汚いと思われたくないという意識、また字を書くときに震える自分を見られたくないという強迫観念からますます症状が悪化するなど、他人を意識するあまりに緊張が過度に高まって出てくる対人恐怖の一種とも言われる。
また、あらゆることが原因となって緊張することで発症する神経症・心身症ともされる。

また、岩井寛氏の「森田療法」にはこう書かれています。

無駄なこだわりを捨てる
・・・人前で上手に字を書こうとする自意識過剰から出発している場合が多く、書痙者は普通の人より字が上手な傾向がある。そこで、まずは上手に書こうというこだわりを捨てるべきであって、文字が震えても内容が相手に伝わればいいのだという気持ちをもって、震えて字を書くところを人に見られたらどうしようという不安を「あるがまま」にしながら、積極的に文字を書いていくことが大切である。

やっぱり、人前で字を上手く書こう、書けるはずという自意識過剰から来るものでした。確かに、学生の頃は、ノートや板書の字がうまいね!と家族や友人に言われたことが多々あり、自分は字がうまいはずだ!という潜在意識がそうさせているのかもしれません。

岩井さんの「森田療法」の”あるがまま”という考え方について読んだときには、ちょっと気持ちが軽くなったことを覚えています。

この記事を自分でも定期的に読み返してみて、あるがまま思考を忘れないようにしていきたいと思います。

 

私が試している書痙の対策

普通であれば、神経科や精神科のお医者さんを受診するのが良いとは思うのですが、なかなか自発的に行くことも難しく、私自身で何とか克服できないかトライしていることがあるのでいくつか紹介します。

持ちやすいペンで書いてみる
私の場合、持つ部分が太めのペン、グリップの反発がなんとなく合っているペンだとうまく書ける時があります。

一文字ずつゆっくり書いてみる
焦らずにさらさらっと文字を書かずに、これでもかってくらいゆっくり時間をかけて書いてみる。

呼吸を意識しながら書いてみる
吸って、吐いて、吸ってを意識して、深呼吸しながら書いてみる。

自分は字が下手なんだと思い込んで書いてみる
森田療法にもあるがこれが一番難しい。"あるがまま"である。

以上です。またいくつか場数を踏んでみて、これだとうまくいった!この時は落ち着いて字を書くことができた!という場合があれば紹介したいと思います。


おわりに

私の書痙に関する経験談や試してみることを書いてみました。少しずつ向き合って直していかないといけませんね。

ちょっとでも他に書痙で悩んでいる人のためになれば幸いです。また一人で悩んでいる人は、世間に同じ症状で悩んでいる人がいるってことだけでも認知してもらえると、自分だけじゃないんだと心が軽くなるかと思います。







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