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形成外科とは
はじめに書いておきたいのがこの内容です。
「美容外科とは何が違うの?」
「整形外科のこと?」
「皮膚科の先生ですか?」
特にこの3科とよく間違われます。
何を隠そう僕の母親は、いまだに僕のことを整形外科医だと思ってます。
正直に言うと、病院に来ない方々が各診療科との違いについて
知らないことは仕方ないと思ってます。
が、この記事を見て頂いた方にはぜひ知って欲しいです。
まず「形成外科学会」のHPの一文を確認します。
身体に生じた組織の異常や変形、欠損、あるいは整容的な不満足に対して、あらゆる手法や特殊な技術を駆使し、機能のみならず形態的にもより正常に、より美しくすることによって、みなさまの生活の質 "Quality of Life" の向上に貢献する、外科系の専門領域
まあざっくり言うと「見た目と機能を手術などで改善する」診療科です。
いわゆる臓器での括りがなく、スキマ産業的な感じです。
脳や内臓以外の部分のどこにでもメスを入れることができるので、
どんな診療科にも邪魔することがあり、下記のような現象が起きます。
・「見た目を良くする」ことが美容外科っぽい
・「機能改善のために骨を治す」ことが整形外科っぽい
・「皮膚の見た目を良くするために腫瘍を取る」ことが皮膚科っぽい
結局患者さんからすると「自分が受診したときの病気」によって
形成外科のイメージが変わってしまいます。
各診療科からの形成外科へのイメージが違うのもこれが原因かも。
もちろん各々のイメージのままでも良いのですが、
僕の投稿で新しい形成外科のイメージがはっきりしてくると嬉しいな…
では、また!