【初海外一人旅🇧🇳🇸🇬②】魅惑の航空券/シンガポール徘徊記その1
本記事は、前回の記事の続きとなります。
私は大学4年生(21歳)で、最近、初海外一人旅に挑戦いたしましたのでその体験を共有します!
★女性だけど、海外一人旅に挑戦してみたい
★ブルネイ行きの航空券を探し中
★乗り継ぎ時間でシンガポールを観光したい
という方の参考になれば嬉しいです!
※私個人のくだらない雑記も含めております。感想、間違いの指摘等大歓迎です。
ブルネイへ安全に行く方法
ブルネイへ行くルート
ブルネイへ行くルートは、多岐に渡ります。
①直行便(ロイヤルブルネイ航空利用):7万円〜
②フィリピン・マニラ経由(セブ・パシフィック航空、エアアジアなど利用):5.5万円〜
③その他
まず一番簡便で安心なのは直行便ですよね!成田空港からブルネイ国際空港へは、ロイヤルブルネイ航空の直行便が就航しています。ロイヤルブルネイ航空はレアな航空会社で、死ぬまでに一度は利用してみたいのですが、他の選択肢と比較すると少しお値段が張るようです。経由便は直行便より安価な傾向にありますし、乗継時間によっては経由地の国をちょこっと観光することが出来ます。欲を言うならもう一カ国観光し、「ブルネイともう一カ国に一人旅で行ったよ」と胸を張って言えるようになりたい。というわけで、経由便の利用を考えました。経由地はフィリピン・マニラがメジャーのようです。フィリピンには渡航経験がなく勝手が分かりません。じゃあ治安はどうかというと、このような記事を見つけました。
うーん、ちょっと不安ですね。今回の旅行のコンセプトの一つは、「無理をしない」です。いくら治安が良いとはいえ、女性一人だと格段に犯罪に遭う可能性も高まるし、知識不足ゆえに詰む可能性もある。したがって、別の経由地を探した方が良さそうです。
(完全な余談)
ブルネイへは、東マレーシアのミリやコタキナバルからバスを利用し、陸路で入国することも出来ます。東南アジアにおいて陸路で入出国をした経験は幾度かありますが、私はあくまで島国で生まれ育った日本人の中の日本人。慣れない一人旅で調子に乗って陸路を攻めてもしくじる可能性が高そうです。そもそもミリやコタキナバルへ行くのに飛行機の利用が必須であることと、移動の費用があまり浮かない上に時間が大幅にかかるという事情から、大人しく飛行機で行くことにしました。
魅惑の航空券
というわけで、Skyscannerをウンウンと唸りながらスクロールしていたところ、シンガポール乗り継ぎの便を見つけたんですね。シンガポール航空の便です。
(サムネでネタバレしていますが……)
「え?シンガポール航空?お高いんじゃないの〜!?」と思いますよね。
なんと、往復航空券が、Trip.comで64480円でした。誇張でなく椅子から転げ落ちそうになりました。
シンガポール航空といえば、評判が高いことで有名ですよね。海外にほとんど行かない私の母も「シンガポール航空は機内食が美味しいらしい」ということは知っていました。それに、昔初めてチャンギ空港に降り立った際に見た、ターミナルにずらりとシンガポール航空の機体が並ぶ様子が格好良くて感動したので、いつか乗ってみたいと思っていました。この航空券を見つけたのは旅行出発日の約1か月前です。ぐだぐだしていると値段がわっと上がる恐れがあるので、迷わず航空券を取りました。(※ちなみに、シンガポール航空の回し者ではありません!!)
後ほど、同じような値段でシンガポール航空利用・ブルネイ行きの往復航空券が取れるのか何度か試してみましたが、やはり同じ条件で取ろうとすると8万は超えてしまうみたいですね。エラー運賃というほど安くはないような……?
あまり航空券の取り方や相場には詳しくないので正確なことは言えないのですが、運が良ければまた同じ値段で取れるかもしれません。
夕方〜深夜の時間帯でシンガポール観光!
いよいよ出発当日になりました!ガサゴソと慌ててパッキングをし、成田空港に向かいました。夏服は薄いので、南国への旅は荷物が軽くてありがたいですね。成田空港についてから少々時間が余ったので、展望デッキ内で飛行機を眺めたり、最後の日本食としてうどんを食べたりして時間を潰しました。
【10/3 11:10】 成田空港を出発! 庶民のシンガポール航空搭乗記
初めてシンガポール航空に搭乗しました。機内では感動の連続でした! 最初に、CAさんが熱いおしぼりをくださったのが特に印象的でした。出国審査や待合ロビーで長時間過ごして疲れている中でおしぼりをもらえると地味に嬉しいものです。機内食がこれまた美味しい。それに、DoritosやPeas and Crackersなどのお菓子、飲み物が無限に出てくるのでワクワクしました。私が今まで乗ったことがあるフルサービスキャリアはJAL、ANA、タイ航空、MIATモンゴル航空ぐらいです。国内外問わず飛行機に乗るときは大体LCCなので、シンガポール航空のあまりのサービスの良さにびっくりいたしました。あまり関係ないのですが、10年ぶりくらいに『ブルー初めての空へ』という大好きな映画を見て、涙目になっていました。
【10/3 17:20】 チャンギ空港着/両替所探し
約7時間のフライトはあっという間で、ついにチャンギ空港に到着しました。入国してまず頭に浮かぶのはお金どうするか問題です。シンガポールはMRTでクレカのタッチ決済が出来るなど、いつでもどこでもクレカが使えて便利です。完全に個人の嗜好ですが、クレカ決済だと、"味"が無いんですよね。クレカでピッってするだけだと、なんだか日本と変わらない気がします。やはりその国の紙幣を使うことによって旅行をしているという実感を得ることが出来るのではないでしょうか?他に、現金を使うメリットとして以下があげられます。
安全(スキミングの恐れがない)
管理しやすい
カードを使用するより安く済むことがある
MRTではクレカのタッチ決済が便利だと思いますが、通常のお買い物では現金を駆使したいところです。そういうわけで、たまたま新橋でレートの良い両替所を見つけたのでそこで300SGD分の日本円を事前に換金しておきました。ただ、9月に台湾旅行に行った際に台湾ドルが余り、持っていても仕方がないので、これをシンガポールドルに換金したいと考えました。
旅行初心者にとって、両替のレート云々の話は難しいですよね。
(私も、去年はレートの見方すらあやふやで自分がどれくらい損をしているのかすら分からなかったです……あらら)
換金をする際には、手数料がかかります。それぞれの両替所では、為替レートに為替手数料を含めた両替レートが設定されています。つまり、為替レートと両替レートの差額を為替手数料として徴収されます。やはり出来るだけレートの良い両替所で換金したいですよね!下手するとめちゃくちゃ損をしてしまいます。
以下の『旅するシンガポール・マレーシア』さんの記事が非常に分かりやすかったので、ご紹介させていただきます。
私はオーチャードのラッキープラザ内にあるAZEEZ MONEY CHANGERという両替所で、台湾ドルをシンガポールドルに両替してもらいました。レートが掲示されていなかったので、一度店員さんに確認した上で両替してもらいました。詳しくは忘れましたが、76SGDに換金してもらいました。手数料として取られたのは約0.7SGD(1%弱くらい)で、まあまあのレートでした。至高の両替レートを追求するあまり、多くの時間と交通費を費やしてしまうのは本末転倒ですから、そこそこのところで妥協するのが吉です!移動のルートや持ち時間を考慮しながら、両替というプロセスも楽しめると良いですよね。
美味しいホーカーズで一息
シンガポールといえばホーカーズ!ホーカーズとは、シンガポールの行政機関が管理しているフードコートのような場所です。物価が高い国としてその名を轟かせるシンガポールですが、ホーカーズでは比較的お安く美味しい物にありつくことが出来ます。中学生時代にシンガポールに在住していた知人に、313@somersetというオーチャードにあるショッピングモールにあるFood Republicというホーカーズが美味しいという情報を教えてもらったので、両替所で換金した後早速来てみました。そこで、安直にも「シンガポール」の名を冠するSingapore Char Kway Teowを注文しました。ピリ辛海鮮焼きそばという感じでしょうか。日本人好みの味で、なかなか美味しかったです。知人が中学生時代熱心に通っていたらしいロティ屋は見当たらず、残念でした……。
クラークキーをぼっちクルーズ・夜景を見て「綺麗」以外に思ったこと
オーチャードで夕食を取った後、リバークルーズをするべくクラークキーに向かいました。今年の3月にシンガポールへ旅行したときにリバークルーズが出来なかったのが心残りだったんですよね。このとき19:50くらいで、クルーズ船の次の出発時刻は20:00だったので急がないと船が出発してしまうのではないかと焦り、小走りでクラークキーに向かいました。
道中で国会を見つけました。ライトアップされた金融街と共に写すと両者の魅力がさらに引き立ちますね。ただ、この綺羅びやかな夜景を構成する金融街のビルの窓の向こうに、日々絶大なプレッシャーに耐えながら労働をされている方々が多くいらっしゃると思うと、少しばかり胃のあたりが痛くなりました。3月のシンガポール観光では、「全体がテーマパークみたいな楽しい国」「国際エリートだらけのお金持ち国家」みたいな✨️キラッキラ✨️したイメージしか抱いていませんでしたが、岩崎育夫著『物語 シンガポールの歴史 エリート開発主義国家の200年』を読んだ後の今回の旅行ではシンガポールに対する浅い憧れのようなものは消え失せ、夜景が色々な意味で違った風に見えるようになりました。「人そのものが資源」と謳うシンガポールでは、大企業に入るために幼少期から苛烈な受験戦争に晒されるそうです。そうして磨かれたエリートたちがこのあたりのエリアや、世界で活躍しているのでしょう。初代首相のリー・クアンユー氏が残酷なまでのプラグマティズム(発展のためならどんなイデオロギーや政策でも採用を躊躇しない、逆にそれらが機能しないなら容赦なく放棄するという考え方)のもとシンガポールの発展を推し進めた結果の夜景というわけです。すごいなあ(小並感)。
クルーズ船は1時間に1隻の運行かと思いきや、どうやら高頻度で運行しているみたいですんなり乗船出来ました。周りは家族連れorカップルだらけで一瞬だけ肩身の狭い思いをしかけましたが、「皆、思い思いに夜景を楽しんでいて誰も一人で乗船している私のことなど気にしていないでしょう」と我に帰り、また夜景に夢中になりました。クルーズの半ばでマーライオンの近くに差し掛かりました。正面からみたマーライオンもなかなか趣がありますね!
カプセルホテルで就寝
ひとしきりリバークルーズを楽しみ、さすがに疲れが溜まってきたのでホテルへ向かいました。
とにかく、シンガポールはホテルが高い!! 率直な感想を述べますと、日本や周辺国と比較して、値段にクオリティが追いついていない感は否めません。今回はとりあえず寝られればいいやということで、ブギスのカプセルホテルの女性専用フロアに泊まりました。中々快適でしたが、お風呂入るときに床が気になったのでビーチサンダル持ってくればよかったと後悔しました……。
翌日はいよいよシンガポールからブルネイに出発します!
次回の記事では、ブルネイの観光スポットの紹介を、失敗談付きで共有します。
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