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登壇と記事が2週連続はてブホットエントリー入り!?〜バズった理由とその後〜


ちょっと時間が経ってしまいましたが、2週連続自分のアウトプットがバズってはてブホットエントリーに掲載されるという出来事が起きました。
この時バズった理由をふりかえり、その後考えていることをまとめました。今書かないと一生書かない気がしたのでブログにします。


やったこと:登壇したくてScrum Fest Osaka 2023にproposalを書いた

実は私、過去にScrum Festでの登壇を目指していたものの、3回落選しています。当時は大きな無力感に襲われました。
「こんなつまんないproposal書いて本当にすみません…」 と思い、自己肯定感だだ下がりでした。(今思うと書き方をもっと工夫できたと思っています💦)しかし、Scrum Fest Osaka 2023でproposalを採択頂き、スクフェスで初めての登壇を果たすことができました。

チームにノリをもたらした時にいた「二人目に踊る人」の共通点


起こったこと:2週連続でoutputがバズった

登壇した後、びっくりすることがおきました。

なんと、はてなブックマークにホットエントリーしたのです…!人生初のホットエントリー入り。

これだけではありませんでした。Qiita Engineer Festa 2023に自社がエントリーすることになり、テックエバンジェリストみのるん氏に刺激され、翌週以下の記事を投稿しました。

なんということでしょう。これもはてなブックマークホットエントリー入りしたのです…。
バズる体験を2週連続で経験できました。ある日突然です。

しかも、Qiita Engineer Festa 2023の「後半戦いいね賞3位」という名誉な賞を頂きました。(Qiitaの皆様、弊社の皆様ありがとうございます!!)この記事今もまだ伸び続けていて600いいねを超えています。

何故バズったのか?今までと何が違ったのか?運が良かったのは間違いないですが今後再現性が出たら良いなという期待を込めてふりかえってみます。

バズった理由1:Learning Outcomeを決めて執筆したから

最大の要因は、"Learning Outcome"(読者の学習成果)を決めてから書いたことだと思っています。読者が記事やセッションを見終えた後、どんな状態になっているか、これを想像するところから始めました。

これはスクフェス大阪2023のプロポーザルを生みだしながらYYする会での気づきです。登壇や記事の目的、読者側のメリットは単に「知識が手に入る」ことではなく、「読者の状態が変わる」ことだと自分は解釈しています。

チームにノリをもたらした時にいた「二人目に踊る人」の共通点では「二人目に踊る人について知る」ではなく、
「これまで挑戦してきたことの「二人目に踊る人」の存在を思い出せる これから挑戦することの「二人目に踊る人」について思いを巡らせられる」
と書きました。
ふりかえり手法「象、死んだ魚、嘔吐」でチームの闇と向き合おうでは、「ふりかえり手法「象、死んだ魚、嘔吐」を知れる」ではなく、
「チームの闇と向き合う行動が取れる」 をLearning Outcomeとして定めて書きました。

記事を読んでもらうことによって読者の状態が変わる。どんな状態になって欲しいか、どんな行動をしてもらったら最高か。記事というプロダクトのプロダクトゴールを考える。 ここを最初に決める所から始めました。

バズった理由2:自分が悩み抜いた実体験を書いたから

チームにノリをもたらした時にいた「二人目に踊る人」の共通点では同じチームのスクラムマスターに追い込まれ、自分が1番目となって踊り始めた話を書いています。自慢話のように聞こえてしまうかもしれませんが、この時私はどうしたら良いのか分からず、酷く悩んでいましたが同じチームメンバーの一言で前に進む勇気をもらっています。 
ふりかえり手法「象、死んだ魚、嘔吐」でチームの闇と向き合おうでは、これまで様々な人から貰った「Fun Done Learnは課題を伝えにくい」というフィードバックに対して、どうすれば課題について心を開いて話しやすくできるだろうか?と悩み、コミュニティ活動の中で模索していた中で出会い、自分で実践したことを書きました。恥ずかしくも生生しい実体験がおそらく人の心に届いたのではないかと思います。

バズった理由3:外部の刺激と勇気を貰ったから

Scrum Fest Niigata 2023でのことねさんのセッション、「あなたすごい人、私ふつうの人」を乗り越える!経験をプロポーザルにしてみようが転機で、自分の過小評価を乗り越え、勇気を得ました。その影響で、今も記事を書く動機づけになっています。特に「あなたが話すことに価値がある」という言葉が心に響いています。 

以下も自分にとって大きな気づきがあった記事です。

プロポーザルネタを無限に生み出すためのみもふたもない秘訣と、いくつかの役に立つ提案
Qiita Engineer Festaを盛り上げよう!技術ブログをたくさん書くコツ共有します

「プロポーザル採択はあなたの能力への評価ではない」 (Outputをすることで)「後から自分の役に立つ」 といった言葉は今も記事を書く大きな動機づけになっています。

でも、バズったけど「今の自分」からは抜け出せていなかった

バズることで自己肯定感が上がると思っていましたが、実際には内面は大きく変わりませんでした。急にすごいプログラミングが書けたり、給料があがったり、会社のビジネスに滅茶苦茶貢献したりするわけでもありません。日常は変わりませんでした。 ただ、バズることで得られた認知と体験には価値がありました。特に、人々からの直接的なフィードバックが何よりも価値のあるものでした。

「確かに1番目と2番目の人って必ずいるよね、自分は2番目(1番目)になりたい」
「象、死んだ魚、嘔吐うちのチームでもやってみました!思ったよりいい感じになりました!」

Learning Outcomeが届いたんです。これらのメッセージが一番うれしかったです。

この感覚は、以前バンドや演劇をやっていたときも同じでした。何人の人が見たという定量的な事実より、自分の伝えたかったことが伝わって他人の行動をかえるきっかけになった。人々の反応と直接的なフィードバックが、自分にとって何よりも価値のあるものでした。

バズることの真の価値と次の一歩

バズること自体は目的ではありませんが、その影響力と範囲は無視できません。バズることで得られるのは一時的な注目だけではなく、それが開く新しい扉、新しい関係、そして何よりも貴重なのは、人々からの直接的なフィードバックです。

この経験から得たものは、単なる注目やいいね数以上のものでした。それは、自分の言葉が人々にどう影響を与えるか、そしてそれがどのように自分自身にフィードバックされるかという貴重な知見でした。

「バズったらいいな」「いつか書いてみたいな」そう思っている人が
この記事を読んで、 「バズろうがバズらなからろうが今から書こう!!」
そんな風に思って行動してもらえたら、この上なく嬉しいです。

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