RSGT2025 Day3に向けてOSTのうたを作りました

OST! OST! Open Space Technology!
Day3のOSTの冒頭にてあらうんど83のOST紹介に向けて、「OSTのうた」をKAG(KDDIアジャイル開発センター)の部活動「音KAG部」として作らせていただきました。



経緯

InnerSource Gathering Tokyo 2024にて「共創未来インナーソースマン」をみてくださった川口さんから「RSGTでOSTのうた作らない?」と声をかけていただいたのがきっかけでした。

この時のやりとりはaki.mさんのスクフェス沖縄でも話されていたみたいです。

https://aki-m.hatenadiary.com/entry/2024/12/15/234432


私が初めてRSGTに参加したのは2023年でした。あらうんど83の皆さんがOSTをわかりやすく楽しく紹介して下さったことで自然と自分も勇気をもってテーマを発表できました。
前述の川口さんの依頼には二つ返事でOKしたものの、あらうんど83の皆さんが大切にしている場に介入してしまって良いのか?実は葛藤がありました。しかし、まつしゅーさんから「ぴよさんがPOだと思って作ってもらってよいよ」と言っていただきまずは作ってみることにしました。

曲を作る上で考えたこと

1. 参加方法へのメタファー

そして、OSTといえば「蝶」「ハチ」「きりん」といった参加の仕方を動物に喩えています。音楽にする上で、私は「かかし」「きこり」「ライオン」が出てくるオズの魔法使いを思い出しました。

このFollow The Yellow Brick Roadという曲がとても大好きです。仲間が1人ずつ増えるたびに仲間が歌い上げ、このFollow The Yellow Brick Roadのメロディが流れます。このようにミュージカルでは1つのテーマが繰り返し演奏されることがよくあるのですが、これに似たことをOSTでやってみたいと考えました。最後皆さんとOST!OST!と連呼できたらいいなと思ってます。

4つの原則

私が働いているKDDI DIGITAL GATEでは、毎週金曜日を終日OSTの日とし、チーム間の交流をしています。ここでOSTを初めてやった時に思ったのは、OSTはドライであり、偶発的であるということでした。自分が出したテーマに対して誰も参加しないこともありました。逆に、試しにだべった話が広がって大人数でずっと話し込んだこともありました。
OSTには4つの原則があります。

1.ここにやってきた人は誰もが適任者である
2.何が起ころうとそれが起こるべき唯一のことである
3.いつ始まろうと始まった時が適切な時である
4.いつ終わろうと終わった時が終わりの時なのである

この4つの原則が私はとても好きで、まず初めにこれをサビのメロディに入れたいと考えていました。
話したいことを興味のある人たちが興味のわく範囲で話す、計画していても終わってしまったら計画通りやるのではなくそこで終わりにする。そんなOSTの精神が私は好きです。

あらうんど83のやってきた演出を極力そのままにする

歌詞の内容や構成を考えたときに、全く違うものにすることはできましたが、あらうんど83の皆さんが作ってきた寸劇のストーリーは極力そのままにするようにしました。
2年前自分自身がテーマを出したい!と思った場の空気を大切にしたかったためです。

制作プロセス

楽曲は歌唱合成ソフトウェア(SynthesizerV 花隈千冬、ボーカロイドじゃないよ!)、セリフ部分はVOICEVOX、ピアノだけでまずデモ曲として作りイメージを自社音KAG部、あらうんど83に共有しました。
フィードバック踏まえて、毎回アレンジしてくれている高谷さんがマーチングを意識したアレンジを作ってくれました。
ボーカルとして、メインテーマを高谷さん、蜂を私、きりんを小笠原さん、そして蝶を私の妻に歌ってもらいました。

また、何度か曲を作ってわかったこととして、曲だけですべてを伝えるのは難しく、補足の記事であったり、説明、ナレーションが必要だと考えていました。あらうんど83から白い森さんにナレーションをお願いし、収録をお願いしました。全体のストーリー踏まえて細かいセリフも直して頂き全体通して分かりやすい説明を入れて頂きました。
そして、出来上がった曲についてまつしゅーさん始めあらうんど83の皆様で全体の動きや構成、演出を作っていただきました。
あらうんど83の舞台に音楽という形で貢献できたことがありがたいと感じています。本当にありがとうございました。

オリジナルのミュージカルを作りたかった


ミュージカルに対して突然歌いだすのに抵抗がある、と感じている方は多いと思います。
私は本来人間の生活における喜怒哀楽を表現できるのが音楽の良いところだと思っていて、恋愛感情だけでない、日常の何気ない瞬間が音楽という形で表現されるミュージカルが大好きでした。

学生時代、ミュージカルサークルにいた私はオリジナルのミュージカルを作りたいと考えていました。学生演劇ではありましたが舞台作りは本当に大変で、仕事と両立できないな、と思った私は卒業と同時に綺麗さっぱり辞めてしまいました。音楽だけは残って、ほそぼそとした趣味としてDTMやバンド活動を続けていました。
Day1のPrime Directiveのうた以上に演劇要素が強い曲になりました。ずっとこういうことがやりたかったんだよな、と思い返しながらday3に向かう電車の中でこの記事を書いています。
本番盛り上がってると良いな。業務の合間の2曲制作とカラオケ稟議は本当に大変でした。でも本当に作っていて楽しかったです。終わったらdiscordに共有します。

明日1/11から全国のJoysoundにてFun Done Learnのうたと焼肉レトロスペクティブのうたが配信されます。
また、KAGことKDDIアジャイル開発センターでは人材を募集しています。良かったらカジュアル面談しませんか?

https://kddi-agile.com/recruit





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