三回目でマインドセットの変化を実感したRSGT2025参加まとめ

RSGTは三年目、三回目。毎回Platinum Sponsorをやらせて頂いているこの恵まれた状況に感謝….!


やったこと

頂いた登壇を楽しむことはもちろん、今年は「スポンサーとしての役目を果たす」と「廊下を楽しむ」に全振りしました。

登壇について

転職回数が尋常じゃないあらたさんと、転職せず鳥取でアジャイルをやっているちんもさんと、曲を作った私という変わった3名でそれぞれのキャリアや考えてきたことを話しました。
proposalは2本書いて2本ともdeclinedだったのですが、ナイトセッションという形で登壇させていただけて本当嬉しかったです。
一方で、最初お話をいただいた時「いろんな成果を出されているお二人と何故自分…?」という気持ちだったのですが、事前に打ち合わせをする中で、「その人その人の状況に応じた他の人と違うことをやり続けてきた結果、側から見ると個性的に見えてしまった」という点で共通点があるんだろうな、と思うに至りました。
多分自分含めてやったことは誰も真似できず再現性がないかもしれないけど、誰しも真似できないその人だけの選択があるんじゃないか、そこは再現性あるんじゃないか、と三年前同じチームにいたスクラムマスターの言葉を思い出しながらお話させてもらいました。
当日は当時のスクラムマスターも見に来てくれていて「授業参観か?」と思いましたが、ニヤニヤ見てくれていたので、勝手に恩送りができた気持ちになりました。(実際できたかはどうでもいいっす)

また、あらたさんとは何度かお話したことがあったのですが、ちんもさんとお話しするのは今回が初めてでした。連絡先交換する中で同じ大学の同じ学部の先輩であることがわかり、しかも隣の劇団サークルだったことがわかり、衝撃を受けました。理系で演劇する人本当少ないんですよ。懇親会で良いフィードバックを頂けたのも感謝です。


スポンサーや音KAG(\)部として

3日連続何かしら寸劇やミュージカル?に関わらせてもらいました。
day1: 自社のPlatinum Sponsor枠 内容はNorm Kerthのprime directiveのうた
day2: クリエーションラインさんのPlatinum Sponsor枠 安田社長を殺害した被疑者で本人役
day3: OSTの説明としての寸劇に楽曲提供

伝えたいことがどこまで伝わったか?とふりかえるとカイゼンできることはある気はしますが、ベストを尽くしたのと楽しかったことを受け入れたいと思います。
曲は11月〜12月の間で作りました。エピソードはこちらに書いています。KAGの社員やそれを支えてくれた経営層に本当に感謝です。

day1とday3は上記記事の通りです。

day2に触れていなかったので少し記載しておきます。
day2のクリエーションラインさんの寸劇は、レッドジャーニーのSamuraiRedさんと一緒に呼んでいただき、被疑者の役としてやらせていただきました。団長の矢田さんから脚本をいただき、セリフは2つだったもののある程度読み込んで本番に挑みました。台本になかった、クリエーションラインさんとKAGが一緒に開催しているAI駆動開発勉強会の告知を強引にねじ込むことで笑いを取ることに成功し手応えを感じました。演劇って楽しいなー、そういえば学生時代のめり込んでやっていたなぁ、と思った瞬間でした。
自分が工夫してその結果、他人の感情を動かせる瞬間が好きなのかもしれない。

セッションでもそうですが、人を笑わせるというのは難しいことだと普段から思っているので、それができる登壇者の方々本当凄いなぁ、、、といつも思っています。

廊下を楽しむ

OSTのうたを作った衝動もあり、今年は「蝶として振る舞う」ことを意識してみました。とにかくRPGのように興味の赴く限り動いて喋りました。
いくつか印象的だったことがあります。まず、満席で無理だと思ったCoach's Clinicで偶然空きがあり、永瀬さんにお話を聞いていただくことができました。

前職で見よう見まねでスクラムチームを立ち上げた際、バイブルにしていたのが永瀬さんも書かれていたSCRUM BOOT CAMP THE BOOKでした。五年前結果的に当時のアジャイル組織がなくなってしまい、現職に転職することになったのが4年前でした。永瀬さんとは普通にお話しすることはあるものの、込み入った話をするのは初めてだったので話を聞いて頂いたというだけで込み上げるものがありました。悩みにも親身に聞いていただき本当に感謝です。

昨年HCDスペシャリストを取得したことをきっかけに広報記事として取材してくださったひろみつさんと雑談をしていた所、

いっしーさんやKAGの小笠原さん、おーのAさんが集まってきて私の終わらない悩み相談を聞いてもらっていました。そこへ通りすがったryuzeeさんにフィードバックを頂くことができ、これもまた深い気づきが得られました。

keynote本間さんへの質問

https://confengine.com/conferences/regional-scrum-gathering-tokyo-2025/proposal/21281/closing-keynote

closing keynoteはR&D HOMMAの本間さん。正直クルマというドメインへの関心や理解が薄い状態で聞いていたのですが、HONDAの数々の車を作った生々しいエピソードや組織間の軋轢、それを乗り越えていったエピソードを聞いて胸が熱くなる講演でした。
「想いと似て非なるのが思い込み」という言葉があり、どうすればそこに気がつけるのか?知りたくてしょうがなかった私は初めてkeynoteで質問をしました。昨年までの自分だったら臆してしまい聞けなかったように思います。

https://x.com/piyonakajima/status/1877635946570465533


ずっと悩んでいるけど課題への向き合い方が変わった

思い返すと、去年も一昨年も悩んでいて、今以上に部分的に悲観的な感情を持っていたように思います。今年も悩んでいたものの、あまりそのような悲観的な感情にはならず、純粋にGatheringを楽しみました。
今まではオープンに自分の抱えていることをあまり話せなかったのですが、昨年一年を通してコネクションを広げ、アウトプットを繰り返す中で自己開示できる領域が広がったように思います。まだまだやれることはあるにせよ、去年も一昨年もベストを尽くした、と心から自分に対して思えるようになりました。これも最優先指令(prime directive)の力かもしれません。

「悩みのバックログが1つ消化できたから次の悩みのバックログに向き合えるようになったんじゃない?」と言ってくださった言葉が自分の中でとても宝物になってます。悩めるって最高じゃん。
悩んだ分だけの渇望感が原動力になって、今までいろんなことに結果的に取り組んできました。noteには書かないけど、今年のテーマが自分の中で決まったので、向き合ってみます。

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