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ネット配信とライブと私。

ライブレポを書けなくなって、はや2ヶ月。
レポ用に開設したnoteなので、このままにしておいてもいいのですが、あまりにも間が空くとただでさえ稚拙な文章力が益々衰えていくと危惧し、久しぶりに書いてみる事にしました。

とはいえ、ネット配信で好きな時にアーカイブまで見られる現状のライブ形式。
私のレポなぞ出る幕もないので、ここ2ヶ月で思ったことでも書いてみようかなと。

まだ劇場でのライブ開催がかろうじて残っていた、自粛要請が出始めた頃は

「ライブに行けない生活なんて絶対無理!」
「生きる糧を失った日常なんて想像できない!耐えられない!」

と、心の内で騒いでおりましたが…

いざライブ中止が続々と決まり、受け入れざるを得ない状態になると…

「これはこれでアリだな」

とも思えるようになってきました。

これもひとえに、ネット配信の豊富さ。
ここまで多種多様なライブを観られる有難味に、告知を見るだけで満足感が得られます。

そして気楽に観られること。
移動時間無し、着飾る悩みも無し。
ノーメイク部屋着でサイトにアクセスすれば即参加出来るという気軽さ。
アンケートではなく、コメントで演者さんに意見を伝えられてレスポンスが頂けたりするのも嬉しい限り。
アンケートでは読んだ反応は見られませんからね。
『私の意見、受け止めてくれてるんだ?』
『私の書いたものにこんな風に思うんだ?』
というコミュニケーションが取れるのはネット配信ならでは。

あとはチケット取りの緊張感が無くて済んだり(これ、本当に毎回胃が痛くなる)開場前の整列にモヤったりオドオドしたり自分の座席の前後に迷惑になってないか心配したり、 周りの人のちょっとした事が気がかりになったりというのが一切ない気楽さ。(結構色々気になるタイプ)
あと、終演後に出口でライブチケットを手売りしている芸人さんの横を素通りする心苦しさもない(毎回罪悪感にかられながら横切る苦行よ)

書き出してみると『お前、本当にライブ好きなのかよ!?』と、疑わしい限りですが(自分でもこんなに出てくるとは思わず驚いた)これらを実感してしまうと
『この生活もアリだな』
と、思わざるを得ないのです。

もしかしたら、この距離感は芸人さんと客の間にとって適度なのでは!?

とも思ったりも。(個人の見解です)

近過ぎず遠過ぎず。

その距離感を自分で測るには難しい私にとって、いいバランスを保てている気さえしてきます。

ただ、やはりメリットとセットでデメリットも付き物でして……(あくまで個人的な、ですが)

先程のメリットと同じ理由ながら相反してしまうのですが
『配信数が多い』

とてもありがたいのです!
無償のものが多い配信を、芸人さん方のご厚意で提供して頂いている事はとても感謝しておりますし、クオリティの高い配信を継続して出来ることも尊敬しております。

ただ、そのクオリティの高さゆえに豊富なラインナップの中からの取捨選択が難しく、テレビ番組が2つ被っただけでも迷う私からすれば毎日苦渋の決断で見る配信を選択しているのです。なんなら迷いすぎて潔く全て見るのを諦めることすらあるくらいです。
だって、そういう時はどれを選んでもちょっと後悔が残るのですもの。

『アーカイブを見ればいいのでは?』
と、いうご指摘も受けそうですが、先程も述べましたように日々『今日の配信』を必死の思いで選択しているのです。
アーカイブまで手を出せる時間はなかなかありません。
そして、アーカイブにまで手を出してしまったら、いよいよもって家事などの『やらねばならない事』に費やす時間まで減らしてしまいそうなので、廃人にならない為、人間の尊厳を保つ為にも踏みとどまっているのです。
短時間のもの、掻い摘んでの流し見などでは多少は見ますが、基本的に生配信はリアルタイムでしか見ないようにしています。だからこその悩み。

そして、何より『舞台は生で観たい』!!
これも先程のメリットと相反してしまうのですが、先述したリアルライブでのデメリットをもってしても行きたくなる理由は同じ空間で味わう高揚感。
これが最高に堪らないのです。

芸人さんの動きや声。
お客さんの笑い声。
出囃子などの大音量で揺れる客席。
この一体感を感じながら観るライブというものは、何物にも代えがたい快感を与えてくれます。
世の中の事や、現在自分に降り掛かっている様々な事を全て忘れさせてくれるあの感覚。
やはり劇場でしか味わえないと思います。
あと、これを書くと賛否両論あるかと思いますが、出待ちで直接顔を合わせてコミュニケーションを取れる幸せもリアルならでは。
これに関しては完全に私の我儘なので、ライブ再開後出来なくなっても致し方ないとは覚悟しております。
元々ご迷惑でしかないでしょうし。

重ねて書いておきますが、ネット配信はとてもありがたいシステムです。
この現状でも笑うことを与えてくれる素晴らしいご配慮だと思っています。

しかし、やはりリアルのライブに参加したい。
これはずっと感じている正直な気持ちです。

またいつか、形式が変われどそんな幸せな日々が再び訪れることを信じて…
芸人さん方の恩恵を受けて、耐え忍んで過ごしたいと思います。

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