粛声の基礎とプラン選択
こんにちは
前回上げたR-ACEの記事が思ったより見られていて驚きました
リンクを貼っておくのでこの記事を読み終わった後にでもどうぞ
前回同様カード効果は知ってる前提で進めますが、細かく書いているので知らなくても読めると思います
特定の箇所だけ知りたい方は目次から飛んでください
[ 目次 : 1〜8 ] までは無料で、[ 目次 : 9〜 ] の有料部分は "粛声を相手にした場合のカード評価" について記述してます。気になった方は是非
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無料部分 8.5 「大儺主水」追記
有料部分 10.5 新規カード2種追記)
1. 粛声 基本展開
①「ロー」1枚のみ展開
②「ロー」+「下準備」
③「竜賢姫サフィラ」+レベル7以上のモンスター
①「ロー」1枚のみ展開
「ロー」召喚→デッキから「結界」を置く
「結界」で「竜賢姫サフィラ」をサーチ
「竜賢姫サフィラ」を手札から捨て、儀式魔法をデッキから墓地へ送りつつ「ローガーディアン」をサーチ
「竜賢姫サフィラ」の効果で自身を墓地から除外し、儀式召喚を行う
1体で儀式素材になれる「ロー」をリリースし、手札から「ローガーディアン」を儀式召喚
儀式モンスターが出たので「ロー」の効果で墓地から自身を蘇生+「ローガーディアン」の効果でモンスターサーチ
・「ローガーディアン」が攻撃力4100+毎ターンカード効果を発動無効
・「結界」で光属性は効果対象にならず、相手は儀式モンスターしか攻撃できない
・墓地の「祈り」によって、もし「ローガーディアン」が効果で離れてもデッキから儀式モンスターを特殊召喚可能
基本的にこれを最終盤面として設定。ここから他の手札次第で盤面を強化していくことになる
②「ロー」+「下準備」
「ロー」召喚→デッキから「結界」を置く
「結界」で「竜賢姫サフィラ」をサーチ
「竜賢姫サフィラ」を手札から捨て、儀式魔法をデッキから墓地へ送りつつ「ローガーディアン」をサーチ
「竜賢姫サフィラ」の効果で自身を墓地から除外し、儀式召喚を行う
1体で儀式素材になれる「ロー」をリリースし、手札から「ローガーディアン」を儀式召喚
儀式モンスターが出たので「ロー」の効果で墓地から自身を蘇生+「ローガーディアン」の効果で「ロー」をサーチ
「下準備」を発動し「祈り」と「サウラヴィス」をサーチ
「祈り」を発動。手札の「ロー」をリリースし、「サウラヴィス」を儀式召喚
・1〜6は「ロー1枚展開」と同じ
・「ロー」1枚展開の最終盤面に加え「サウラヴィス」を盤面に追加できる
・「下準備」を引いていると儀式回数が1回増える
③「竜賢姫サフィラ」+レベル7以上のモンスター
「竜賢姫サフィラ」を手札から捨て、儀式魔法をデッキから墓地へ送りつつ「ローガーディアン」をサーチ
「竜賢姫サフィラ」の効果で自身を墓地から除外し、儀式召喚を行う
レベル7以上のモンスターをリリースし、手札から「ローガーディアン」を儀式召喚
「ローガーディアン」の効果で「ロー」をサーチ
「ロー」を召喚し、デッキから「結界」か「威光」を置く
・「ローガーディアン」を儀式召喚できれば「ロー」1枚展開と同じ盤面になる
・「結界」+ レベル7以上のモンスター の際でも、「結界」で「竜賢姫サフィラ」をサーチすることで同じ動きができる
2.「竜賢聖サウラヴィス」使い方
①はチェーンの組まない特殊召喚効果
この方法で出すと墓地にある儀式魔法を戻さなければならない。採用する儀式魔法は「祈り」なのでそれを戻してしまうことになる
「祈り」は墓地効果が強力なので、なるべく墓地に1枚は置いておきたいカード
これがあることで儀式モンスターを効果で処理できないのでこちらの盤面を越える手段が限られる
「竜賢聖サウラヴィス」で儀式魔法を戻した直後に「下準備」を発動し、儀式魔法+儀式モンスターをサーチすることもある
なので "使いすぎた儀式魔法" + "デッキに残っていてほしい魔法" をデッキに戻す目的で「竜賢聖サウラヴィス」を特殊召喚したい
最大値を目指して無駄に展開した結果、墓地に「祈り」がなくなったせいで「超融合」が直撃してリカバリーがきかなくなることがあるので注意
②は相手の行動に反応して、デッキから儀式モンスターを直接特殊召喚する効果
この効果を目的として「竜賢聖サウラヴィス」は採用される
出てくるモンスターは大体「ローガーディアン」か「サウラヴィス」
・「ローガーディアン」を出すと打点+妨害
・「サウラヴィス」を出すと質の高い召喚無効
例えば、相手ターンで既に「ローガーディアン」の無効効果を使っている状況で2体目の「ローガーディアン」を出しても仕方ない。その場合は妨害として意味のある「サウラヴィス」を出す
儀式魔法を使わずに追加で用意できる妨害というイメージ
「ロー」は儀式モンスターが特殊召喚されると墓地から蘇生できる。「竜賢聖サウラヴィス」で儀式モンスターを出した場合でも蘇生可能
つまり、状況次第で墓地に「ロー」があれば相手ターンでも粛声永続カードを置くことができる
3.「粛声なる威光」使い方
このカードにアクセスする手段は以下2つ
・「ロー」の効果でデッキから置く
・「結界」でサーチする
どちらの場合でも他に展開可能なカードが揃っている状況なので、基本的には上振れ要素と考えていい
●デッキから粛声モンスターをサーチorリクルート
〜自分ターンに効果を使う場合〜
・「ロー」をサーチして次のターンのリソース
・「竜賢姫サフィラ」をサーチして展開補助
・「竜賢聖サウラヴィス」を出して妨害数の追加
〜相手ターンに効果を使う場合〜
・「竜賢聖サウラヴィス」を出して妨害数の追加
・「ロー」を出してデッキから「結界」を置いて盤面強度を上げる
等の選択肢がある
「下準備」「竜賢姫サフィラ」の都合上、デッキ内に儀式魔法が残っていることが重要になる。こちらも使いすぎた儀式魔法を戻しながら効果を使いたい
デッキ内のほぼ全ての粛声カードにアクセスできるので、維持しながらゲームすることを意識する
●儀式モンスターの数まで相手の場のカードを破壊
破壊できる枚数は1枚か2枚。「威光」自身も盤面からなくなってしまうが、妨害数の少ないこのデッキにおいて貴重な妨害を行ってくれる
仮に相手の盤面が弱くなった状態でターンが帰ってくると「ローガーディアン」の高攻撃力+妨害を押し付けるゲームになるので、1枚破壊だけでも十分な価値がある
ただ「威光」を墓地から回収する手段はない。1度きりの妨害なので本当に使うべきタイミングかを見極める
場に「竜賢聖サウラヴィス」がいると、その効果で儀式モンスターを出した後に破壊効果を使えば破壊枚数も増える。「威光」と「竜賢聖サウラヴィス」が同時に存在する時は使う順番を意識する
4.「G」「うらら」「ヴェーラー」の受け方
①「増殖するG」
②「灰流うらら」
③「ヴェーラー」「無限泡影」
①「増殖するG」
そこまで「G」を重く受けるデッキではないのであまり強く警戒する必要はない
ただ、受けるはずのない「G」を受けて必要以上の枚数を引かせるのは勿体無い。基本的に儀式召喚する効果に対して受けるので、その前の段階で対策する必要がある
「ロー」を蘇生させる動きをすると無駄に特殊召喚が増えてしまう。なるべく手札に他の儀式素材を用意した状況で儀式を行うことが大事になる
手札に「うらら」を持っていて「G」を無効にできる場合、特殊召喚1回ならあまり打つ必要はないが、2回以上特殊召喚する状況ならなるべく無効にしたい
理由は「ローガーディアン」の無効回数が1回だから。
仮に「うらら」があるのに「G」を通して2枚ドローさせてターンを返した場合、増えた2枚に対して使える妨害が「ローガーディアン」+「うらら」の2枚なので、実質「G」に対して2妨害使っていることになる
「うらら」や「墓穴」が相当有効な相手でない限り2枚以上引かせる「G」は無効にしたい
②「灰流うらら」
・最序盤に本命を使って「うらら」を打たせるか思考させる
・「うらら」を打たせるカードを序盤に発動し、最後に本命を通す
その2択
・序盤に本命を使い、後半「ローガーディアン」等に「うらら」を受けても大丈夫なような展開をする
・「結界」に「うらら」を打たせて「竜賢姫サフィラ」を通す
・「結界」に「うらら」を打たせて「下準備」を通す
・「下準備」に「うらら」を打たせて「天底」を通す
どこにうららを受けてもしんどいし、どこに受けても大丈夫な場合がある。その時の手札で判断する
③「ヴェーラー」「無限泡影」
「ヴェーラー」「泡影」のいわゆる無効系誘発について
受けるタイミングは「ロー」もしくは「ローガーディアン」
・「ロー」に受けると、1枚で儀式素材になる効果+デッキから置く効果の両方が消える
・「ローガーディアン」に受けると、追加の手数かリソースがなくなる
ただどちらも対象に取る効果なので先に「サウラヴィス」をサーチすることでケアできる
「サウラヴィス」は「下準備」「竜賢姫サフィラ」間接的に「天底」でもサーチ可能
持って来れるカードも多いのでケアできる状況であれば先に「サウラヴィス」をサーチしておきたい
「サウラヴィス」をサーチできなかったとしてもプレイを変えることで「ヴェーラー」の被害を抑えることができる
例えばこのような手札の時
先に「ロー」を召喚し「ヴェーラー」を受けてしまった場合、粛声永続を置くことができなかった上、1枚で儀式素材になれないので「ローガーディアン」を儀式召喚することもできない
なので先に儀式魔法を発動し、手札から「ロー」をリリースすることで「ヴェーラー」の被害を最小限に抑える
チェーン1「ロー」の蘇生
チェーン2「ローガーディアン」のサーチ
とすることで「ヴェーラー」を受けても最終盤面に到達できる
仮に「ローガーディアン」に「ヴェーラー」を受けなかった場合、「ロー」が場に出るので「ローガーディアン」の無効効果がある状態で「ヴェーラー」を受けることができる
「ヴェーラー」を2枚持たれている場合では「ローガーディアン」と「ロー」両方に打たれてしまうが、次のターン相手は手札を2枚消費した状況で「ローガーディアン」の無効効果を超えながら展開しなければならない
「G」は多少重く受けてしまうが、展開できなくなるリスクを背負うよりはいい
その場合「結界」を置けていない為「ロー」を攻撃されてしまう。ただ「ロー」は守備力が2050あるので超えるのは意外と難しい
5.「天底の使徒」「強欲で金満な壺」の選択
①「天底の使徒」
②「強欲で金満な壺」
①「天底の使徒」
〜メリット〜
・先行の盤面強度を上げる
・エクストラデッキから直接墓地へ送って強いカードを複数枚採用することで対応力を上げる
・戦闘以外で相手の盤面に干渉できる
〜デメリット〜
・「大神祇官」を採用する都合上、メインデッキにあまり引きたくないカードが入る
・「大神祇官」で相手にもアドバンテージを取らせてしまう可能性がある
・エクストラデッキが圧迫される
まとめると
"先行、後攻両方ともちゃんと役割があり、対応力も高い代わりにメインデッキに引きたくないカードを採用しなければならず、相手のエクストラデッキのカードによってはデメリットになることもある"
このメリットとデメリットを天秤にかけて採用するかどうかを決めるのだが、そこまでデメリットに目を向ける必要はない
デメリットになること以上にメリットがあれば採用する価値があるからだ
例えば、粛声において相手の盤面を処理する方法は基本的にバトルフェイズのみである
「天底」を採用することで「ヌトス」や「スカルナイト」を利用して、ギミック外から盤面処理を行うことが可能となる
「天底」ギミックを採用することで余った「大神祇官」が儀式素材になったり「虹光の宣告者」を落とすことで儀式関連カードをサーチしたりすることもできるので展開補助+盤面処理の仕事をしてくれる
相手に多少アドバンテージを与える可能性はあれどこれだけの仕事をしてくれるので多少のリスクは背負う価値がある
仮に相手のデッキがわかっている状況で「大神祇官」の効果を発動したくない場合でも特に問題はない
"盤面処理"+"儀式素材の確保"と考えれば「天底」1枚で2枚分の仕事をしていることになる
カードパワーとしてはそれだけで十分すぎるので、相手にアドバンテージを取らせたくない場合でも強力なカードと言える
「大神祇官」の効果を使いたい状況はターンの最序盤か最終盤になる
・最序盤に使うケース : 事故っていてそもそも「大神祇官」の効果を使わなければいけない状況
使わなければいけない状況なのでリスクがあるなどと贅沢なことは言ってられない
・最終盤に使うケース : 最終盤面が成立した後に追加の妨害を作りにいく状況
「ロー」+「ローガーディアン」が成立しているので1回なら無効にできる。ほぼリスク0で「大神祇官」の効果を使える
なので「大神祇官」の効果を使えない状況はほぼ存在しない。使いづらいというのは変なバイアスがかかってるだけである
「天底」を入れる際に採用したいカードは
目次 [ 6.「天底の使徒」採用時のプラン ]で紹介
②「強欲で金満な壺」
〜メリット〜
・一番最初のアクションで「うらら」を確認できる
・ドローしたカード次第で手数が増える
・「天底」と比べてエクストラデッキの自由度が高い
〜デメリット〜
・ドローという都合上ランダムで手に入るカードに左右されるので盤面を捲る際のプランを決めづらい
・盤面に干渉できない等、デッキの弱みは変わらない
・除外されたカード次第でプランが狂う可能性がある
まとめると
"エクストラデッキの自由度が高く2ドローで選択肢が増えるが、除外されたカードに左右される場合があり、そもそもデッキの弱みは変わらない"
「強金」を採用するのであれば基本的に手札誘発プランを取る必要がある。相手の盤面を弱くし、減った手札を補充できるカードとして運用することになる
その弱くした盤面を粛声ギミックで完封するといった戦い方になる
先行でも「うらら」を受けられて、仮にドローできた場合は粛声最終盤面+手札誘発になるので妨害数は多くなる
相手の盤面に干渉しづらいというデッキの弱点は変わらない。あくまで引いている手札誘発カードが有効な相手に対して強力なのが「強金」プラン
ただ「強金」の発動後ドローを行えなくなるので、こちらのターンで展開してくるデッキ相手の抑止力となる「G」を打つことができない。こちらも「天底」と同じく環境に左右される
デッキ内に不要なカードを入れる必要がないので引きたくないカードを引くストレスはない。そのストレスが嫌な人は多いのでそれ込みでプランを決める
ランダムで除外されるので特定のカードがエクストラデッキに残っていてほしい「天底」とは共存しづらい。メインデッキは「天底」か「強金」のどちらかを選択することになる
6.「天底の使徒」採用時のプラン
①「エルシャドール・ミドラーシュ」
②「赫焉竜グランギニョル」
③「旧神ヌトス」系統
④「PSYフレームロード・Ω」
⑤「鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ」
①「エルシャドール・ミドラーシュ」
「ミドラーシュ」を出す際にはエクストラデッキに4枚+メインデッキに1枚のカードが必要になる
「天底」で「ブーケファルス」を落として「大神祇官」をサーチ
「ブーケファルス」で「ガルーラ」を落として1ドロー
「ブーケファルス」を除外して「大神祇官」を特殊召喚
「大神祇官」の効果で「アプカローネ」+「好きなカード」を落とす
「アプカローネ」で「ルーク」をサーチして手札を1枚捨てる
返しの相手メインフェイズに「ルーク」を発動し「アプカローネ」と「ガルーラ」を除外して「ミドラーシュ」を融合召喚
「ブーケファルス」を経由する理由は墓地の闇属性のかさまし。「天底」で直接「ガルーラ」を落としてしまうと「大神祇官」の召喚コストで除外してしまうので墓地の闇属性が無くなってしまい「ミドラーシュ」を融合できくなるから
「好きなカード」を落とすことができるので「虹光の宣告者」を落として儀式の足りないカードをサーチすることも可能
ただエクストラデッキとメインデッキに枠を取ってしまうので好みが分かれるプランになっている
②「赫焉竜グランギニョル」
エクストラデッキに最大3枚のカードを入れるだけでいい非常にコンパクトなプランになっている
使い方は「天底」か「大神祇官」で「グランギニョル」を墓地へ落とすだけでいい
モンスター効果でモンスターが特殊召喚されると、墓地の「グランギニョル」を除外し、エクストラデッキから「ルルワリリス」か「クエリティス」を出せるプラン
・無効系妨害が欲しい場合は「ルルワリリス」
・戦闘で盤面処理されるのを嫌う場合は「クエリティス」
を選択する
エクストラデッキの枠をあまり使わず、メインデッキに不要なカードを入れる必要がない
ただ制圧力では「ミドラーシュ」に劣るのでこちらも本人の好み次第
③「旧神ヌトス」系統
・「天底」で墓地へ落として1枚除去
・「大神祇官」で墓地へ落として1枚除去
の役割がある。「大神祇官」は同名モンスターを落とすことはできないので同じタイミングで「ヌトス」を2枚を落とせない
その際は「スカルナイト」「スカルワゴン」を落とすことでモンスター除去、もしくは魔法罠除去を選択できるようになる
両方採用することもできるが、一応「ヌトス」と仕事がかぶっているのでエクストラデッキの枠の都合上「スカルナイト」「スカルワゴン」はどちらかを選ぶことになる
・モンスターで戦う環境なら「スカルナイト」
・魔法罠が多い環境なら「スカルワゴン」
が採用基準になる
④「PSYフレームロード・Ω」
「Ω」は墓地にある自身と他のカードをデッキに戻す役割がある
粛声ギミック内で墓地に干渉することはできないので墓地に干渉できるカードというだけで価値がある
相手の墓地にあってほしくないカードをデッキに戻すこと以外にも使い方がある
「Ω」は自分の墓地にあるカードをデッキに戻すことができる
・「竜賢聖サウラヴィス」をデッキに戻す
・使いすぎた儀式魔法をデッキに戻す
・破壊効果を使った「威光」をデッキに戻して「ロー」で置き直す
が主な使い方になる
特に「威光」は粛声ギミック内で回収することはできないので、使いまわせるようになる「Ω」は強力
⑤「鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ」
「天底」で「ガルーラ」を落として「大神祇官」をサーチ
「ガルーラ」で1ドロー
「ガルーラ」を除外して「大神祇官」を特殊召喚
「大神祇官」で「シュライグ」と「好きなカード」を落とす
除外されている「ガルーラ」は鳥獣族なので「シュライグ」の効果でレベル1の獣系モンスターをサーチできる
先程も書いた通り、粛声側は墓地に干渉することができない
「DDクロウ」をサーチすることで墓地に干渉できるようになる
「シュライグ」は粛声が苦手なところを解消できるプランになっている
7. 採用検討カード
①「竜姫神サフィラ」
②「黄金卿エルドリッチ」
③「原始生命態ニビル」
①「竜姫神サフィラ」
サイド後先行で入れることができるカード
・2ドローして1枚捨てる
・相手の手札を1枚捨てさせる
・墓地の光属性回収
のいずれかをエンドフェイズに発動できる
A:ドロー効果で有効な手札誘発カードを引き込み、盤面と手札での妨害をつくる
B:相手の手札を1枚捨てさせて手数の減少、もしくは捲り札を利用させないことを狙う
「サフィラ」はA or Bのどちらかを目的に採用することになるので、良くも悪くも運に左右される
大体1ターンでいなくなるので効果を使えるのは1度きり。「サフィラ」が返しの自分ターンまで生き残ればほぼ勝っている
「祈り」に「サフィラ」の名前が書かれていることから、そもそも粛声と「サフィラ」は合わせやすいデザインになっている
ただ「サフィラ」はレベル6なので、1枚で「ローガーディアン」や「サウラヴィス」の儀式素材になれない。先行盤面を強くしようとして動けなくなるのは本末転倒なので採用は要検討
②「黄金卿エルドリッチ」
粛声は魔法罠カードに干渉することは難しいので、既に置かれている理不尽永続罠やフィールド魔法が苦手になる。「エルドリッチ」は手札にある不要なカードを除去カードとして扱える
長くゲームをする相手に単発除去が有効になることは多い。痒いところに手が届くカードというイメージ
「祈り」は光属性しか儀式素材にできないので属性面でも優秀
墓地にいる場合でも「エルドリッチ」自身を回収、蘇生させることで不要な魔法罠を儀式素材に変換できる
墓地効果を使用して攻撃力3500になるステータスも横展開に対して対応しづらい粛声にとってはありがたいアタッカーになってくれる
シナジーが一切ないように思える「エルドリッチ」は粛声の動きをサポートし、弱点を克服できる
カード効果で手札が増えることと、発動しづらい2、3枚目の「強金」を有効活用できるので "強金型" とは相性がいい
アクセスする方法が素引きしかないのが難点
③「原始生命態ニビル」
「ニビル」も「祈り」でリリースできる光属性なのに加えて高レベルモンスターなので1枚で儀式素材になれる
粛声は横展開された後の盤面処理が苦手なので、展開されたモンスターをニビルトークン1体にさせると盤面処理する際のハードルが下がる
こちらも弱点を解消しつつ展開に役立ってくれるカードになっている
儀式素材になれるので腐る可能性は低いが、強く発動できないカードを入れていても仕方ないので環境によって採用するかを決めることになる
8. サイドプランと入れ替えカード
①先行時のサイドプラン
②サイド後入れ替えられるカード
[ここからは人によって考え方が異なることもあるので、あくまでプレイヤーの一意見として読んでいただけたらと思います]
①先行時のサイドプラン
そもそもサイドプランを決めるにあたって考えるべき大事なことは以下3つ
A : 相手がサイドデッキから入れてくるカードに対しての対策
B : そのデッキの弱点を補えるカード
C : メタカードがかぶっていないこと
A と B は似たような意味で
例えば魔法罠を多く伏せるデッキを使用している場合サイドデッキから入ってくる「羽根箒」が天敵となる
ならサイド後は「羽根箒」を無効にできる「神の宣告」を入れることで対策になる
では同じ状況で「神の宣告」ではなく「群雄割拠」等の永続罠カードを入れたと仮定する
せっかく引いたとしても「群雄割拠」は弱点を補えていない。「羽根箒」を発動されると他のカードと一緒に破壊されてしまう
メタカードがかぶっているとこのようなことが発生する。これが C の意味
つまりサイドデッキには対策札を受けても "妨害が残るカード" もしくは "対策カードを無効にするカード" が必要になるということだ
これを基本的な考え方として進めていく
粛声の負け方として発生しやすいのが
・モンスターを大量展開されてリンクモンスターで捲られる
・除去カードを連打されて盤面崩壊
の2パターンなので、サイドデッキからはここを補えてかつ、メタカードがかぶっていないことが条件となる
モンスターの大量展開を抑制するのには「サモンリミッター」や「センサー万別」のような永続罠を使用すると楽のように思えるが、これはメタがかぶっているので条件としては当てはまらない
そもそもサイド後は「ローガーディアン」の効果を "使わなければいけない状況" が発生しやすいので「ローガーディアン」の信用度も高くない。永続罠を守ることができないのならば尚更 "モンスターを縛る永続罠" の評価もあまり高くならない
その上で除去カードを受けて盤面崩壊してしまうので、結局止めるべき目標はモンスターではなく除去カードになる
除去カードを永続罠カードで止めて「ローガーディアン」でモンスターを止めると弱点を克服できていることになる
除去カード、盤面崩壊するきっかけは魔法カードがほとんど。魔法カードを止められるカードを入れるとプランに沿った構築になる
・シンプルにカードを無効にする「神の宣告」
・負け筋の魔法カードを封じて2、3枚以上の仕事をする可能性の高い「魔封じの芳香」
・手札を見ることで「ローガーディアン」の妨害の当てどころを決められる「紅蓮の指名者」
等がプランに沿ったカードになる
違うプランとして、捲り札を受けてリンク展開を止めたい場合は「アーティファクトの神智」を採用するといい
スタンバイフェイズに「ローガーディアン」の無効効果が残っている状態で「神智」から「デスサイズ」を出すことでほぼ確実に1ターン生き残ることができる
「デスサイズ」は光属性なので「結界」で対象に取られない。6枚目で「泡影」を引かれても「デスサイズ」の効果に対して発動できないのも強力
除外を多用するデッキが多い環境であれば無理なく「ロンギヌス」を採用できることも良いポイント
②サイド後入れ替えられるカード
先行時
有効でない手札誘発カードを抜くことになる
入れるカードはサイドプランによる
それでも枠が足りなければ「下準備」「宣告者の巫女」を減らす
後攻時
抜いていいカードは意外と多い
まずは有効でない手札誘発カードを減らし、そこからギミックを減らしていくことになる
後攻時の「カオスアンヘル」「ヌトス」は強力なので「宣告者の巫女」はゲームスピードが遅い相手には減らしづらいので「下準備」より優先度は低い
サイドデッキからは有効な手札誘発カードを入れることになる
後攻の際はあまり「サウラヴィス」を儀式召喚する暇はないので基本的には減らす選択肢に入る。対象耐性が欲しくなる相手には減らさない等、柔軟に対応する
8.5. 追記分
①「大儺主水」 (2024.1.26追記)
①「大儺主水」
①は墓地の儀式モンスターと場のカードをデッキに戻す効果
基本的に儀式素材として使用したモンスターをデッキに戻すのが目的で、場のカードをデッキに戻すのはあくまでおまけ
②の効果もあるのでなるべく蘇生制限を満たしていないモンスターをデッキに戻すことを意識する
②は自身をリリースし、墓地から儀式モンスターを蘇生or回収する効果
結論、このカードは②効果を目的として採用することになる
先行時、後攻時共に「ローガーディアン」+「ロー」で「大儺主水」を出した場合を想定
〜先行時〜
・「拮抗勝負」を受けても1枚残すカードを「大儺主水」にすることでそのままリリースして「ローガーディアン」を蘇生→処理後墓地の「ロー」を蘇生しつつ粛声永続カードを置く
・場を「大儺主水」1体にすることで「ラヴァゴーレム」を重たく受けないようにし、好きなタイミングで「ローガーディアン」を蘇生→その状況に合わせたカードを「ロー」で置く
〜後攻時〜
・「リトルナイト」と「大儺主水」を合わせてカードを2枚除去し、相手ターンに「ローガーディアン」を蘇生させることで相手ターンに発動無効妨害を用意する
・後手捲りの際に置きたかった粛声永続を置けなかった場合でも「ロー」を蘇生し、粛声永続を置けるため相手ターンに妨害の選択肢が増える
先行時、後攻時共に役割があり、自身が地属性であるため変に「超融合」を受けることもなくなる
つまり、このカードはエクストラデッキから出せる [除去カード] ではなく [ケア用カード] として採用する方が良い
ただ何も考えずに「大儺主水」を出してしまうと「墓穴の指名者」をかなり重く受けてしまうので相手のデッキを見て判断する
無料部分はここまでになります
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以降の有料部分は主に "粛声相手のカード評価" を記述してるので気になる方はどうぞ。内容に対して少し高いかもしれませんが無料分で満足した方も投げ銭感覚で購入いただけると嬉しいです
(1/26 新規カード2種について追記)
ありがとうございました
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