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<会社を経営すること>の視点から #わたしを表す7つのキーワード( 1 )

前回、プロフィール代わりの記事を書いてから、ツイートしていく中で気づいたこと…それが上記のツイート。

今まで<会社を経営している井上彩>がわたしと言う個人だと自己認識をしていたけど、そうではなくて<井上彩>と<会社を経営すること>と言うのは切り離して考えられるのではないだろうかと。

つまり、わたし個人が元々持っているコンテンツと、会社を経営することで得られたコンテンツは全くの別物として考えられるんじゃないかと思ったワケです。

すると、プロフィール代わりのあの記事は各視点からリライトできる!と言うワケで…今日は<会社を経営すること>の視点から#わたしを表す7つのキーワードを書こうと思います。

ちなみに長くなるので、数回に分けて完結させます。お付き合いください。


( 1 ) 理屈で理解しないとできない人
( 2 ) 生まれ故郷と、縁もゆかりも無い場所
ーーーーー今回はここまでーーーーー
( 3 ) 夢を表現する前の、現実を知る必要性
( 4 ) 無邪気さと真面目の共存
( 5 ) 人見知り故に見えたこと
( 6 ) 電子レベルでの世間の波
( 7 ) 夢の実現に向けて


( 1 ) 理屈で理解しないとできない人

まずは経営している2つの会社の成り立ちをざっと。
 ①株式会社夢みるぱさり:1999年に母が創立し2010年に法人へ
 ②株式会社モアザン:2005年に父が法人設立し2008年に母へ代表交代
つまり、ほとんどの期間を母が両社の代表をしていました。

現在は母から引き継ぎ7年目になります。しかしながら、経営の数字…お金のなんたるかを死に物狂いで勉強し、理解し、動かしていくという経営者としては至極当たり前のことに向き合ったのは今年から。

母は経営のセンスと言うか、お金の流れを感覚で察知して理解できる人であったので、まぁ自分もそんな感じで出来るだろ〜と甘い考えで4年が過ぎた頃、あれよあれよと右肩下がり。5年目で体を壊したことをキッカケに6年目は自己改革をしました。しかし改革したのは外見だけ。色んなイベントをしたり、SNSを駆使して宣伝してみたり…意味が無いことではなかったけど、結局根本のお金がなんであるかを理解していなかったので、まるで泡ぶくのようでした。

それまで 株式会社夢みるぱさり (以下 ぱさり) のみの経営だったのが、昨年末に尻を叩かれるように 株式会社モアザン (以下 モアザン) に移り、監査役を迎えることでようやく自分の経営の杜撰さに気づきます。

母とわたしは別の人間で、別の人生を経て今まできた。感覚も感性も全然違う人間なんだと気づいたのも同時期で、ここへきてようやくわたしは勉強して理屈で理解しなければ何事も進められない人間なんだと気づきます。


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( 2 ) 生まれ故郷と、縁も所縁もない場所

ぱさりは元々生まれ故郷である埼玉県上里町に所在があります。ご先祖様からの土地を借りて、広い農場にアトリエを建てたことが始まりでした。

なぜ母の後を継ぐことを決めたかと言うことを感情抜きに簡潔に言ってしまうと、他に何もやりたいことが無かったからと言うどうしようも無い理由に行き着くのですが、この結論に至るまでにかなり時間がかかりましたし、認めたくなかったのですが向き合うことを決めました。

勿論、ぱさりが好きだと言うことは根本にあります。でも正直わたしには「これしかない!」と言うものが高校生になった頃からありませんでした。

生まれ故郷で事業をするということは、今だからこそ分かるのですが色んな意味で難儀です。特に、感覚が鈍くなっていく。それは上里町が田舎だから、とかいう理由ではなく、怠惰によってということ。祖父・父・母がそれぞれ異なる会社の経営者であり「なんとかなるでしょ」って心のどこかで思っていたんだと思います。アンテナを張る必要も、危機感を感じることもないからです。

それを神様のお導きというか、元々は縁も所縁もない群馬県中之条町のモアザンに行くことで、頭を10tハンマーで殴られたような感覚でした。

それまで常識だと思っていたことが通用しない。観光資源(いわゆる競争相手)が山のようにある場所。人と人の距離感が近い。挙げたらキリがない程180度違うことだらけ。なのに、絶対に負けられない自分との戦い。

でもだからこそ今まで当たり前だと思っていたぱさりの存在を俯瞰で見直すことができ、尚且つそのフィルターを通すことでモアザンがわたしにとって大切な存在であることが理解できました。



その場所が都会だとか田舎だとかは経営の在り方に全く関係がなくて、そんなの言い訳にしかならなくて…目の前に立ちはだかる問題と向き合う覚悟を持っているかということに全てが掛かってくることに気がつきました。

わたしにとって、故郷と仕事の場所、そして住む場所それぞれ違うことがこんなにもいい気づきになるなって夢にも思っていませんでした。所変われば、というものなのかもしれません。


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今回はここまでです。
次回も読んでいただけると嬉しいです。

✳︎( 2 )はこちら



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井上 彩
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