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稽留流産の手術について③

稽留流産の手術について②の続きです。

術後診察

午後になり、術後3回ほどトイレに行きました。
想像よりも出血が多く、トイレに行くたびに毎度血の海で現実を突き付けられていました。

先生が往診に来てくださり、術後の嘔吐についてと現在の嘔気の確認がありました。
今は落ち着いたことを伝えると、体調に問題なければ退院のために術後診察しましょうか、とのこと。
処置室に移動し、診察台へ。

👩🏻「ちょっと出血が多いようなんですけど、診察台へ上がって大丈夫でしょうか?」
👩‍⚕️「大丈夫ですよ。ちょっとみてみますね。」

いつものように診察台へあがり、診察開始。
👩‍⚕️「ん〜…結構(血液)溜まってますね。出やすくなるように処置しておきますね。」
とのこと。
カーテン越しに、◯◯鉗子を持ってきてください〜とピッチで看護師さんに依頼しており、鉗子が届いてから処置開始。

ガチャガチャガチャ…
👩‍⚕️「大丈夫ですか?ちょっとしんどいですよね。変な感覚あると思いますが、心配しないでくださいね。」
このやり取りを3回くらい。前処置より手術よりしんどい。。。なんだこれ。。。
私は結構痛みに強いタイプなのですが、顔から血の気が引いていたと思います。

👩‍⚕️「うん、大丈夫そうですね。では消毒して終わりにしますね。」
処置室入ってから15〜20分くらい。痛いというか気持ち悪いというか、引っ張られるような感覚があり、地獄のようでした。
過去経験したことがある、子宮頚がんの組織診より痛かったかも知れません。

退院準備

その後、担当さんが先生から退院指示が出たことを伝えにきてくださり、次回予約の確認と処方されたお薬を手渡してくれました。
次回診察までに、発熱が続いたり痛みが強くなったり、多量に出血があった場合には救急外来を受診するよう案内がありました。
点滴を抜き、ベッド周りを片付け、いそいそと着替えを開始。

少しして、薬剤師さんの往診。今回処方されたお薬は、以下の2種類。
・ロキソプロフェン(解熱鎮痛消炎剤)毎食後×5日分
・メチルエルゴメトリン(子宮収縮薬)毎食後×5日分
鎮痛剤は胃に負担がかかるため、痛みに耐えられるようならば飲まなくても大丈夫とのことでした。

その後クラークさんがいらっしゃり、お会計処理が終わらないため、お会計は次回外来時で問題ないとの連絡をくれました。
診察券を預かり、退院へ。急いで夫に連絡しました。

夫と合流→退院へ

夫は術後すぐに病院から連絡があったようで、お昼前に病院内で待機してくれていました。
病棟にお迎えにきてくれるよう依頼し、合流。
夫の院内待機時間、4時間弱。本当に申し訳ない&ありがとう。

ナースステーションに寄って担当さんに挨拶し、リストバンドを切ってもらって無事に退院。

夫の顔をみたら急にお腹が空いてきて、自販機でりんごジュースを買いました。
タクシーに乗って、夫と雑談しながら我が家に帰宅。

夕飯に素麺を食べ、体温を測ったところ38.5度超。
処方された薬を内服して、体温が少し下がったのを確認してからシャワーを浴びました。
就寝前の体温は37.6度、気にせず就寝しました。
帰宅後も腹痛が出現したり出血量が増えたりすることはなく、体調は安定していたと思います。

帰宅したら届いていたライト。

ひかりにかけて、月×星のライトを買いました🌟

術後1日目

2ヶ月ぶりくらいに爽やかに目が覚め、寝起きからお腹が空いていました。
つわりが消失し、改めて妊婦ではなくなったことを実感。
喪失感や寂しさはあるものの、感謝の気持ちもあり、体調も回復してきているため思考も前向きになりました。

すっかり解熱し、出血はあるものの生理程度。家で過ごす分にはまったく問題ありません。

今回、短期間で天国から地獄を経験しましたが、いつかきっと、決して悪いことばかりではなかったと思える日がくると思います。
夫や両親の温かさに救われ、職場も快く休暇を取らせてくれ、心から感謝しています。

生理を一回見送れば妊活再会可能とのことでしたので、まずは心身ともに回復に努め、次の妊娠に備えようと思います。
それまでは夫と旅行したり、美味しいものを食べたり、大好きなロードバイクで体力つけたりして楽しみます。

さいごに

手術するにあたり、医療保険の確認をしておくと良いかなと感じました。
私は3月にたまたま医療保険を切替えていたのですが、今回の入院・手術が給付の対象と分かり、安心して入院・手術するという選択ができました。

また、手術まで時間があれば、限度額認定証を準備しておくと急な出費に備えられます。
限度額認定証がなくても、高額な出費になった場合には、高額療養費制度が利用できることがあります。
※詳細は所属の健保HP等をご確認ください。

長々としてしまいましたが、読んでくださりありがとうございました。

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