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いま…仙水編がやばい!

前回の記事で90年代について書いたわけだが、引き続き90年代を拗らせていこうと思う。

以前何かの記事で読んだ事があるのだが、人は何歳になってもハイティーン時代に触れたコンテンツ(音楽、アニメ、ファッションetc…)に影響を受けるらしい。

実際私もその通りで、漫画制作のBGMは当時一世を風靡したバンドの曲やらアニメを流しているし、もう37歳になろうとしているのに、今だにキャンディーストリッパーのカットソーが欲しくてたまらない!ハンバーガーのイラストのヤツ!!!

そーゆーわけで、作業中アニメとして最近改めて視聴して衝撃を受けたのが
『幽遊白書』(週刊少年ジャンプで90〜94年に連載、アニメ版は92〜95年)
である。

私はアニメ版をリアタイで追っていた勢で…

飛影や蔵馬をはじめとする個性的なイケメンキャラ!
主人公vs強敵の熱いバトル!
そしてバトル後に成長する主人公!
さらに強い敵キャラ出現!
その繰り返し!

というシンプルな構成に夢中になり
毎週の熱いバトルをむちゃくちゃ楽しんでいたのである。

そして当時主人公達に感情移入していた私にとって、
敵キャラ達はいずれも“主人公が成長するための越えるべき壁”という印象でしかなかった。

少々乱暴に言えば、キャラ造形や能力こそ違えど、 乱童も朱雀も戸愚呂も仙水も…
私にとっては“主人公のかませ犬”って意味で同一の存在だと思っていた!

思っていたのだが…
いま改めて観てみると…

…あれ?
仙水編なんか違くない?

バトル漫画を装った別の“何か”じゃないか?

やべぇ…!
となったのである。

乱童〜暗黒武術会終了くらいまでは純粋にバトル漫画だったように思うが、
仙水編から明らかに異質なのである!!!!様子がおかしい!!!!

何ていうか…
それまでの敵キャラは、乱童にしろ戸愚呂にしろ自分の目的に突き進む熱血キャラ…
言うなればすごくプラス思考でさわやかな敵キャラ達だったように思うのだが、

それに対して 仙水ファミリーは、
「魔界と人間界をつなぐトンネル開ける大いなる目的」を一応は掲げつつも、
それは大義名分でしかなくて…

むしろ仙水とか魔界トンネルに仮託した“社会風刺”的な要素ムンムンなのである!
こんなにムンムンなのになんでリアタイ時に気づかなかったんでしょうね?
私、アンポンタンだね…

まぁそーゆーわけで、仙水編はバトル漫画を装った“別物”だってことに気づいたよ!ってところで、この先を文章で上手く説明できないから次回に続く…

戸塚からは以上です。

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