[新人薬剤師向けコラム]自家製剤加算の取り方(半錠編) Piyo薬 2023年6月12日 22:48 🔵自家製剤加算条件として考える項目*医師の指示より半錠した時*医師の指示より粉砕をした時*医師の指示より脱カプセルした時*無菌の目薬を調製した時*漢方薬に単シロップを混ぜた時 など…🔵半錠の算定例①Rp)ノルバスク錠2.5mg 0.5錠 1×朝 30日分✅算定可能。条件として割った後のmgが商品として存在してないため。(ノルバスク1.25mgが存在しない)次に下の添付文書を見てみよう❗️✅赤枠で囲った部分にノルバスク1.25mgの商品がないため2.5mgの半錠で加算🆗逆に10mgの半錠だと5mgの商品があるので割っても加算は取れない(5mgで調剤すれば半錠しなくて済む)🔵半錠の算定例②Rp)プレドニゾロン5mg 0.5錠 分1 朝 5日分✅先に添付文書を見てみよう❗️✅3パターンの添付文書を挙げたが先発、後発またはメーカーによって規格違いも作っていたりしてる。プレドニン錠5mgの添付文書だけみると半錠の製品がないがプレドニゾロンの「NP」製品には2.5mgがあるため別メーカーやプレドニンの5mgで割っても加算は取れない🆖🔵半錠の算定例③Rp)ワーファリン0.5mg 0.5錠 ランソプラゾールOD錠15mg 1錠 グリメピリド1mg 1錠 ビソプロロール2.5mg 1錠 ———上記全て一包化———-✅自家製剤加算は取れない🆖一包化の場合は外来服薬支援料2(一包化加算の事)が優先的に算定となるため(重複加算🆖)🔵半錠の算定例④Rp) ワーファリン0.5mg 0.5錠 ランソプラゾールOD錠15mg 1錠 グリメピリド1mg 1錠 ビソプロロール2.5mg 1錠 朝食後 30日分 ——-上記全て一包化———-Rp)ゾルピデム錠5mg 0.5錠 就寝前 30日分 以下余白✅飲み方が違う場合はそれぞれ算定が可能朝食後の1剤4種は一包化として加算🆗就寝前のゾルピデムは自家製剤加算として🆗🔵半錠の算定例⑤Rp)ミラベグロン錠25mg 0.5錠 ラベプラゾール錠5mg 0.5錠 デュロキセチン錠20mg 0.5錠✅全て半錠する事が出来ないため加算🆖✅ミラベグロン(ベタニス)→徐放錠✅ラベプラゾール(パリエット)→腸溶性補足としてPPI(ボノプラザンを除く)は基本的に腸溶性で出来ている。✅デュロキセチン(サインバルタ)→腸溶性※薬の名前に徐放や腸溶性と書かれていないパターンもあるため半錠する時は添付文書や書籍で確認すること。✅その他半錠しない薬ニフェジピンCR(コントロールドリリース)ニフェジピンL錠(ロングタイプ)ベザフィブラートSR(サステインドリリース)ユニフィルLA(ロングアクティブ)フェロ•グラデュメット錠…その他にもあり🔵まとめ✅半錠後の規格品がないか確認✅先発半錠でも後発品に半分の規格品がないか逆の場合も然り✅一包化と自家製剤加算は同じ用法内で算定出来ない✅用法が異なれば、それぞれ加算算定🆗✅徐放錠や腸溶錠など特殊製剤の半錠は🆖 ダウンロード copy #加算 #一包化 #半錠 #自家製剤加算 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート