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おかげさまで5周年

~XRと物理アバターで実現するスマートデジタルツイン ~

2016年4月、私たち「ぴやまる」は誕生しました。2021年4月1日で6年目を迎えました。
2016年は「VR元年」と言われ、Oculus RiftやHTC Viveといったヘッドマウントディスプレイ(HMD)の登場やアミューズメント施設への導入があり、各メディアが大々的に取り上げました。これまではあまり身近でなかった一般ユーザでも簡単にVRを体験できるようになりました。一方、業側ではVRを活用してマーケティングなど、ビジネスに取り入れようと試み始められました。当時、これからはVRを活用したアプリや施設などが主流になリ、いろんな分野でVRが活躍するだろうと、世の中が動き始めたのが2016年です。

「VR元年」と呼ばれた2016年を経て、XR市場は確実に勢いを増しています。VRを楽しめるハードウェアが、低価格で提供されるようになり、ソフトウェアの面では、同じVR空間内にログインした複数人でコミュニケーションをとれるバーチャルイベントのプラットフォームがいくつか登場してきました。こういったプラットフォームは、ひとたびユーザが増え始めると、ネットワーク効果によって爆発的に広がり、今でも急速にユーザ数が増えています。今年は、「ソーシャルVR」といった新たなプラットフォームが台頭し、市民権を得たVRはキャズムを越えて、次のステージに足を踏み入れていくでしょう。

今般のコロナ禍により、学びや体験を提供するセミナーやツアーなどの業界では、事業継続の対策として、従来からある動画配信やGoogleストリートビューツアーに加え、オンライン/バーチャルツアーを企画/提供されるようになりました。これらの対策の注目度が高まっている理由は、「“3密”が避けられる」、「移動が不要」、「遊休施設・人材が活用可能」といったメリットがあるからです。しかしながら、これらの動画配信や Googleストリートビューツアーは、PCやスマートフォンの画面越しに視聴するため、リアルな体験と比べると没入感はありません。訪れた視聴者をさらに学びや体験の世界に引き込むには、「没入感」が必要です。この「没入感」を与えるイマーシブ・テクノロジー(没入型技術)こそ、Withコロナ観光の成功の鍵となります。映像や音声のみで理解するのは簡単なことではありません。視聴者がより理解度を深めるためには、視聴者がどこを見て何に興味を示し、どんな情報を表示するかについても重要なファクターとなります。視聴者のリアクションが配信側に伝わって初めて共感が生まれます。学びや体験には重要なのが配信者と視聴者の共感です。

新しい生活様式が求められるこの時代に、人間のコミュニケーションのあり方は必然的に見直されます。5年後、10年後の当たり前を創る上でもXRが重要な意味を持つでしょう。株式会社ぴやまるは、Withコロナの時代にふさわしい次世代の「XRと物理アバターで実現するスマートデジタルツイン」の研究開発に邁進します。

2021年4月1日
株式会社ぴやまる
代表 淺川 由輝

<デジタルツイン>
デジタルツインとは、そのまま「デジタルの双子」を意味します。物理空間の情報をIoTなどの技術を活用して、ほぼリアルタイムでサイバー空間に送り、サイバー空間内に物理空間の環境を再現します。このサイバー空間上に物理世界の情報を全て再現することから“双子(ツイン)”と表現されているというわけです。

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