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「TikTok」のAR広告は、次世代広告のきっかけになりうる

人気の動画アプリは、InstagramやSnapchatなどと並ぶように、広告製品の開発を急速に増やし続けています。そんな中、動画プラットフォーム「TikTok(ティックトック)」が、ARを活用した広告システムの導入を検討している旨が報じられています。

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ストリーミングネットワークによって計画された新しいAR広告が概説されており、これは暫定的に「ARブランド効果」広告と呼ばれます。
米メディアForbesは、「これによりTikTokユーザーは広告主が提供するインタラクティブなビジュアルを動画に追加することができるようになる」と述べています。

Digidayによれば、「TikTok」のAR広告は2020年の第3四半期ごろに実装予定。TikTokのユーザーは、広告スポンサーが公開した“素材”を使用し映像を制作できるほか、サウンドトラックも利用可能になるとのこと。

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現在「TikTok」は、音楽分野に強みを有していますが、AR広告は同分野のみならずより広範囲の業界をターゲットに使用されると考えられます。現在のオーディオまたはビデオ広告は受動的で、ユーザーの興味を引くか、受け取らないかのどちらかであり、ほとんどのユーザーは広告をすぐにスキップしたいと考えます。

その上で、ユーザー参加型のAR広告には状況を一変させる可能性があります。立体的なモデルを表示することによって、従来よりも、ユーザーの関心を引き寄せることが出来るうえ、“バズり”によって急激に広告を拡散することも可能です。

また、AR広告にはリンク機能を有する“アクションボタン”を設けることで、広告元の公式サイトやECサイトへユーザーを直接移動させることも期待されています。この仕組みによって、「TikTok」で活動するインフルエンサーの収益率も上昇する可能性があるとのことです。


参考:https://www.forbes.com/sites/bobbyowsinski/2020/05/24/tiktoks-augmented-reality-ad-format-could-disrupt-several-industries-at-once/amp/

https://digiday.com/media/tiktok-is-coming-after-snapchat-with-a-new-augmented-reality-ad-format/

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