資産形成にサステナブル投資を意識すべきかどうかを師に問う

日本におけるサステナブル投資分野の先駆者である荒井勝さんの考えを文章化し、共有することを目的としたウェブサイト「サステナブルな社会とESG投資のブループリント」を立ち上げた。

最初の連載は私が以下の質問文を作成し、それを受けての荒井さんからの回答という問答形式になっている。ご興味あればぜひ。

個人の資産形成にはインデックスファンドの積立投資が有効、という認識が広がり、iDeCoや積立NISAの制度もそれを後押ししているように思います。ただ20~40年の投資期間で考えた場合、それでいいのかと疑問に思っています。

株式市場全体への長期投資が成功するには、その期間に経済が右肩上がりに成長し続けるという大前提が必要だと考えています。しかし私たち人類の経済活動が地球の限界を突破しているという警笛も鳴らされる現在、そして近未来においては、経済成長という前提が崩れるのではないでしょうか?

この仮説に基づくなら、世界の株式市場の時価総額は横ばい、または縮小し、真に社会のサステナビリティに資する企業に投資した場合のみ、投資リターンが得られるはず。

以上のことから個人の資産形成においても、サステナブル投資を意識すべきと考えているのですが、荒井さんの考えをお聞かせいただけると嬉しいです。

吉田から荒井さんへの質問文

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