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ESG投資っぽい名称だが、目論見書でそれを否定する投信。
四半期に一度、ESG投資っぽい雰囲気の名称のついた投資信託について、そのウェブサイトや目論見書に目を通すという習慣がある。今となっては意味のない作業なのだが、長年続けている統計データのために仕方なく続けている。
今回なんだこりゃ?と首をひねった投信が、明治安田アセットマネジメントの「中国A株再生可能エネルギー関連プレミアムα」。
再生可能エネルギーということで、ESG投資っぽい雰囲気の名称の投資信託だが、交付目論見書にこんな文言が入っていた。
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なんだか不思議な展開になってきましたな。以前収録したrennyさんとのポットキャストで、金融庁がアクティブファンドを監視するのはどうなの?という話になった。
金融庁がこんな動きをすることになったのは、いわゆる「名ばかりESG投信」問題がきっかけなんだろうな、と私は思っている。投信の名前に社会のため、未来のためになりそうな名称を付けて販売しているが、その実態が分からない投信が次々と設定されるようになったから。
で、金融庁からこれ以上怒られないように編み出されたのが、目論見書への注意書き? あぁ~そう来てしまったか…これじゃあ金融庁の監視は当面続くだろうね。