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2025年トレードデッドライン感想🍏【ウエスタンカンファレンス編】

はい、改めましてTDLから1日が経ち、堕ちてる人もいますが、これから気持ちを切り替える人、推し変する人、NBAを見なくなる人(これだけは避けて欲しいけど)、いい形に変わって欲しいなって思います。それではウエスタン編スタート!

1、ノースウエストディビジョン

1-1.デンバー・ナゲッツ

動き無し
感想:当初はマイケル・ポーターJrを出すかという話まで出るほど、ローテーションに苦しんだが、ラスとジャマール・マレーの併用、アーロン・ゴードンの復帰でローテーションに落ち着きを取り戻し、当面ロスターは動かさない形に。
これはこれでいいかなと。

1-2.ミネソタ・ティンバーウルブズ

動き無し
感想:ナゲッツとは状況が少し異なり、動けない状況というのが正しい所。まあいいんじゃないのかな。

1-3.ポートランド・トレイルブレイザーズ

動き無し
感想:ノースウエストは本当に動きが鈍かった。
最近好調な事もあって今のロスター軸で戦い、オフで整備って形かなと思う。アセットへのいい提示がなかったらしいが、サラリーも高く、マイナーチェンジを主な動きに対し、いいアセットになる選手は自分もほぼいなかったとは思う。
少しくらいは動いても良かっただろうけど、アセットと折り合わない間に無理に動くほどでもないかなというのは自分も良かったんじゃないのかなと思う。

1-4.オクラホマシティ・サンダー

放出:2巡目1つ
獲得:2巡目1つ
感想:ほぼ動きがなかったサンダー、ここの場合は微調整はともかく、今調子がいい上にチェットの復帰もあって下手に動かない形だったかなと。サイズアップに少し動かしても良かっただろうけど、いいプレイヤーが出てこなかったんだろうな。

1-5.ユタ・ジャズ

放出:ドリュー・ユーバンクス、パティ・ミルズ、金銭
獲得:KJ・マーティン、ジョシュ・リチャードソン(後に解雇)、モー・バンバ(後に解雇)、ジェイレン・フッド・シフィーノ(後に解雇)2巡目4つ、金銭
感想:ルームエクセプションこそないものの、キャップスペースの余裕を使ってしっかり2巡目を獲得した感じ。ジョン・コリンズやジョーダン・クラークソン、コリン・セクストンなどはオフ以降での動きになりそう。あわてなかった感じだね。

2、サウスウエストディビジョン

2-1.ダラス・マーベリックス

放出:ルカ・ドンチッチ、マキシ・クリーバー、マーキーフ・モリス、クエンティン・グライムズ、2巡目2つ、金銭
獲得:アンソニー・デイビス、マックス・クリスティー、ケイレブ・マーティン、1巡目1つ
感想:さすがに全NBAファンを震撼させたであろうドンチッチの放出には驚いた。いくら色んな不安要素はあるにせよ、向こう数年スターであり続けるであろうドンチッチを、しかも自チーム側から放出の意思を示したのはわけがわからない。チームとしてのバランスは確かに良くなった。
クリスティーやケイレブ・マーティンの獲得も大きい。
にしてもってのが向こう数年付きまとうトレードなのは間違いないだろうなと思う。

2-2.ヒューストン・ロケッツ

放出:2巡目1つ
獲得:ジェイデン・スプリンガー(後に解雇)、コディ・ゼラー、2巡目2つ
感想:大きく動くことはないし、来季のサラリーを考えれば大きく動きにくいとも思う。
来季用のサラリーダンプはオフで行うかも知れないが、まあ妥当な流れか。

2-3.メンフィス・グリズリーズ

放出:マーカス・スマート、ジェイク・ララビア、1巡目1つ
獲得:マービン・バグリーⅢ、ジョニー・デイビス、2巡目2つ
感想:スマートはチームの弱点補完の意味で獲得したのに、その契約の重さと来季も残る点から1巡目を放出してまで出す事にしたのは痛手。
ララビアはサンティ・アルダマが同ポジで活躍してるだけに放出、その補完としてバグリーはいい獲得、デイビスは今の好調なチームには不要だと思うので、最悪切って他のミニマムに手を出すかも。

2-4.ニューオーリンズ・ペリカンズ

放出:ブランドン・イングラム、ダニエル・タイス、2巡目1つ
獲得:ケリー・オリニク、ブルース・ブラウン、1巡目1つ、2巡目1つ
感想:ビッグマン不足の中、ベテランオリニクはいい獲得、来季残す見込みのないイングラムを実質1巡目1つはまずまずか。ブルース・ブラウンなら延長するにしても少し軽減した契約に出来る可能性もあるので、負傷者続出の中でいい動きだったように思える。

2-5.サンサントニオ・スパーズ

放出:ザック・コリンズ、トレ・ジョーンズ、シディ・シッソコ、1巡目3つ、2巡目1つ
獲得:ディアロン・フォックス、ジョーダン・マクラフリン、パトリック・ボルドウィンJr(後に解雇)
感想:ほぼ痛手になる放出がなく、ディアロン・フォックスを獲得したのは大きい。キングスはもっと要求出来たはずなんだけどね。
正直なんで取れた!?羨ましい!という声に乗らざるを得ない。

3、パシフィック・ディビジョン

3-1.ゴールデンステイト・ウォリアーズ

放出:アンドリュー・ウィギンス、カイル・アンダーソン、デニス・シュルーダー、リンディ・ウォーターズⅢ、1巡目1つ、2巡目1つ
獲得:ジミー・バトラー
感想:ブーチェを獲るなど、もう少し現実的なプランを選ぶと思ったが、ジミー・バトラーを選んできた。さっそくいい関係を描けてる様子。
そもそもソリストなイメージもあるけど、オールラウンダーな能力を示している。アンバランスな布陣を敷いてるものの、グリーンは偽5番をやっていたこともあり、大きなデメリットはないのかも知れない。

3-2.ロサンゼルス・クリッパーズ

放出:テレンス・マン、ボーンズ・ハイランド(後に解雇)、PJ・タッカー
モー・バンバ、2巡目
獲得:ボグダン・ボグダノビッチ、ドリュー・ユーバンクス、パティ・ミルズ、2巡目3つ
感想:驚異的な動きではないけど、シンプルにチームの厚みをうまく増した点では一番良かったのはクリッパーズだったように思う。
控えビッグマンのユーバンクス、バックコートで支配力のあるボギーと控えとして落ち着きのあるミルズ。うまくテレンス・マン以外は余剰戦力との交代で厚みを作れ、かつ2巡目も獲得出来たのは大きい。

3-3.ロサンゼルス・レイカーズ

放出:アンソニー・デイビス、マックス・クリスティー、1巡目1つ
獲得:ルカ・ドンチッチ、マキシ・クレバー、マーキーフ・モリス
感想:もう一つ起こり得たマーク・ウィリアムスのトレードが成立する内容なら、紛れもなく今回最も大きな価値を獲得したチームと言えるけど、それでも棚ぼた(相手主導)でルカを獲得したのは大きい。
インサイドの軸・バックコートDFとして重要な選手二人を失ったのは大きいけど、レブロンが引退間近のこの状況で、看板になり得る若い選手を1巡目1つと主力二人で獲れたのは大きい。
今季は弱点も多いが将来的に面白いチームとはなりそう。

3-4.フェニックス・サンズ

放出:ユスフ・ヌルキッチ、1巡目1つ
獲得:コディ・マーティン、バシリイェ・ミチッチ、2巡目1つ
感想:1月に起きたニックリチャーズとのトレードも絡めたら、実質的にホーネッツとの大型トレードとなった。マーク・ウィリアムスのトレードが破談になったとは言え、当座のビッグマンを必要とするホーネッツにコディ、ミチッチを獲得し、1巡目を放出しながらも2巡目は獲得出来ていることを踏まえれば、そもそも動きようがあまりなかったサンズにとっていいTDLとなったように思える。
ハンドラーはタイアスとミチッチで賄えるし、ロスターバランスを整えられるトレードはかなり大きい。
隠れた勝ち組ではあると思う。

3-5.サクラメント・キングス

放出:ディアロン・フォックス、ケビン・ハーター、ジョーダン・マクラフリン、アレックス・レン、コルビー・ジョーンズ、2巡目1つ
獲得:ザック・ラビーン、ヨナス・ヴァランチュナス、ジェイク・ラレイビア、1巡目3つ、2巡目5つ
感想:フォックスの実質的なトレード要求により、大型のトレードを強いられる事となったキングス、フォックスの後釜を務めるハンドラーは獲得できなかったものの、チーム全体の大型化、もう少しいい指名権を獲れた気もするが、多くの指名権を獲得出来た事は大きい。
FAとなっていたフルツも獲得し、チームのボリュームアップは出来ていると思う。ゲームの落ち着きに不安を残すが、ハマると怖いチームにはなったように思える。

4、まとめ

ウエスタンカンファレンスはドンチッチ⇔ADのトレードが強烈なインパクトを残したが、フォックス、バトラーなど例年以上に大きな動きが多く、歴代でもトップクラスに驚きに満ちたTDLになったと思う。
バイアウト市場も落ち着き出し、今行われているオールスターによるブレイクが終われば本格的にプレーオフに向けた戦いが始まる。
TDLでの動きがどう影響するのか非常に楽しみである。

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