【🍏のオフ考察】《NORTHWEST編》

０．今回の考察形式

一応毎回書いておきます。

１．チームとしての補強テーマ
２．FA補強について
３．トレード補強について
４．ドラフト補強
と当たり前の話だけど、この小テーマに分けて考えてみようと思います。

全体の中で何チームかで課題になるのがラグジュアリータックスの2ndエプロンの件。CBAが改定された事でここは罰則が多いのでよほど安定した状況で無い限り、避ける方向性で考察する。

１．デンバー・ナゲッツ

1-1．補強テーマ「バックコートチームをどうするか」

基本的に補強は考えず現状維持で大きな問題はないものの、CSFで敗れた事もあり多少の未来は考える必要のあるナゲッツ。
2ndエプロン内と言う事もあり、TDL付近になれば動きも出るかも知れない。
そこでオフからどうなるか考えられるかが課題になるのは今季までの契約が多いバックコートチーム。
マレー・KCP・ジャクソンと多くの選手は今季までで、2ndエプロンが続くであろう状況の中、誰を残すかの判断は課題になるし、エース格とは言い難いMPJもどうするか問題になる。

1-2．FA補強

まず考えない方向だろう。
ミニマムすら手を出さないと思われる。

1-3．トレード補強

前述の内、誰かが出される可能性はあるが、オフの話ではないかなと考えられる。強いて出すポイントを考えるなら、同ポジのクリスチャン・ブラウンが育ってきてるSGのKCPこと、ケンタヴィアス・コルドウェル・ポープか。

1-4．ドラフト補強

28位と57位で両方獲るのか、サラリーを抑える為に、28位はトレードダウンを仕掛ける可能性も十分ある。
いずれにせよ拾い物プレーヤーを狙うのはカルチャーになりつつあるので、どのポジションを獲るか読みにくいが予想はPG。指名が楽しみ。

２．ミネソタ・ティンバーウルブズ

2-1．補強テーマ「KATは残すのか、出すのか」

今回WCFに行きながらマブスに敗退。
このまま維持の方向であるはずだが、スモールマーケットの中でタックス回避の動きを示しても不思議ではない。
その中で、今のチーム戦術やアセットとしての価値を考えると放出の可能性が出て来るのが、カール・アンソニー・タウンズか。
4番は現在3番を務めてるジェイデン・マクダニエルズを上げたり、バックアンプセンターのナズ・リードをスターター昇格するパターンもある。
KAT放出で少し安く、燻っている有望株を獲れるなら大きな問題にはならない。攻撃力の減少は否めないが、チームのトータルバランスは整いやすくなる可能性もある為、ないとは言い切れない。

2-2．FA補強

ここもほぼFAには動かないだろう。
ミニマムに関してはあり得るが、大きな動きにはならないだろう。
強いて言うならカイル・アンダーソンの再契約か。

2-3．トレード補強

先ほど挙げたKATあたり次第か。
スターターを残そうとするなら、ナズ・リードの放出の方かとも思うが、タックスを飲み込むのか。かなりの踏ん切りどころになるだろう。

2-4．ドラフト補強

27位と37位を持っているウルブズ。
普通に活用する可能性が高いが、少しでもサラリーを抑える方向に向かうなら、27位はトレードダウンの可能性も。
37位と2巡目としては高い順位を持っているのは大きい。
ポジションとしては将来的に薄くなりそうな、PGが上位、下位がビッグマンを選ぶと予想している。

３．オクラホマシティ・サンダー

3-1．補強テーマ「チェットと補完作用のあるビッグマンの獲得」

若手ばかりのチームでCSFまで上がってきたサンダー。
敗れた相手マーべリックスは決して重量型の布陣を敷いておらず、とは言えインサイドにビッグマンを揃えていたチーム。
独自戦略でも十分勝ち上がれることは証明したが、弱点を減らす上でフィジカルと高さを備えた選手の獲得は半ば必須と言えるだろう。

3-2．FA補強

全然FAを獲る土壌はあるものの、FAに出て来る選手を考えるとFAよりはサラリー差のあるトレードを組んで大物を獲得する方が可能性が高い気がする。

3-3．トレード補強

SGA・J-Dub・チェットと将来含めた中核がしっかりしてきた上で、少し存在が浮いてきたジョシュ・ギディー、彼と多く持った指名権が無用の長物とこそ言わないまでも過剰になってきているので、上記のような大物獲得のトレードに使う可能性は十分ある。
今回のPOの中で至らなかった、高さ・強さ・経験値などを補えるトレード補強に向かう可能性は十分高い。

3-4．ドラフト補強

指名権を多く持つサンダーだが、今ドラフトは12位のみ。
そこで、今後のチームの脇を固める形を作りやすい選手は狙うだろう。
サイズがあって外のある選手が可能性は高いだろう。

４．ポートランド・トレイルブレイザーズ

4-1．補強テーマ「ぼちぼちPO路線に顔を出せる戦力整備」

エイトン獲得や各ポジションに、人材は揃いつつあるトレイルブレイザーズ。とは言え、各ポジションが嵩張った印象で明確な主力がはっきりしていない印象は強い。
取捨選択やポジションの整備も進めないと、永遠の未完成となってしまう。

4-2．FA補強

実はそこまでキャップスペースに余裕のないブレイザーズ。
FA補強には手を伸ばさない公算が強い。

4-3．トレード補強

ここは取捨選択は大きいけど、実際トレード需要の高い選手も多いと思う。
将来的にタイムラインが合わなくなるジェラミ・グラントやマルコム・ブログドン、スクート・ヘンダーソンとの取捨選択を迫られるアンファニー・サイモンズなど、主役クラスが過剰になってきていて、誰がトレードに出されてもおかしくない状況。
ドラフト含め、近未来で軸になれるウイングが獲得出来るプランを目指すと予想しています。

4-4．ドラフト補強

今年の指名権は7位・14位・34位・40位とかなり多い。
そのまま取ってもいいけど、前述のように大型トレードに絡ませて、重要な指名権だけ残して放出してもいいかも知れない。

５．ユタ・ジャズ

5-1．補強テーマ「マルカネンの周りをどうするか」

今季TDLまでの出さなかった時点で、来季もマルカネンはアンタッチャブルとなりそう。
昨年ドラフトで獲ったキオンテ・ジョージなども十分主力となる存在だけど、もう1・2枚大物を獲りたい所。
逆に余剰となりつつも、他に需要がありそうな選手はいるので、トレードでチームにあった選手を獲って躍進を目指したい所。

5-2．FA補強

量も質も不足していると感じるのがSFとC。
コリンズをセンター起用するならスモールフォワードの部分は人材が不足する。ウォーカー・ケスラーをスターターに上げるなら、若干ビッグマンが不足する。ここら辺のポジションをFAで獲得することで、空き過ぎたキャップスペースを埋める事にも繋がるだろう。

5-3．トレード補強

コリン・セクストンもジョン・コリンズもジャズに来て、いい状況を取り戻せてるが、より上を目指すには2人をトレードで替える必要は感じる。

5-4．ドラフト補強

10位・29位・32位を持っていて、ドラフトプレイヤーを獲るのが育てていくならいいけど、多少一足飛びに狙うなら先に書いた選手と組み合わせて放出する可能性もなくはない。
獲るのならばエース格のハンドラー候補、２WAYプレイヤーとして活躍出来るウイングが欲しい所か。