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sukepon
Day 3 #30DaySongChallenge
"A song that reminds you of summertime"
サマーヌード/ 真心ブラザーズ (1996)
「はしゃぎすぎてる夏の子供さ」
なぜ夏は人を開放的にさせるのか。
昨日書いたDAY2の曲と同じく、この曲も儚い一時の恋の曲である。どちらも自分を客観的に少し遠くから見ているが、この曲には物悲しさがない。
YO-KINGの声なのか、メロディなのか。
なぜか、夏特有の甘美な時間さえ想像が出来てしまう。
私がこの曲を知ったのはだいぶ大人になってから。
有名な曲ではあるので、聞いたことはあったのかもしれないがきちんと向き合ったのは社会人になってからだ。
大学生の時にとてもかっこいい後輩とデートする機会があり、その男の子の人生初めてのデートの相手が私であったのだ。
自分に自信のなかった私は、こんなかっこいい人が私を好きになる事なんてないなと思い込み、やんわりと距離を取り仲のいい先輩後輩の関係を続けた。
いつしかお互い社会人になり、久しぶりに連絡を取ってみるとお互いの職場が一本道を挟んだすぐのところにあるのがわかった。
偶然に喜び、すぐに一緒に飲みに行き思い出話に花が咲いた。
その時に、この曲が最近気になってるんだよね、と。
実はその時教えてもらったのは、違うバンドのカバーだったが、帰り道にYoutubeで原曲と他のカバーをたくさん探した。
そして辿り着いたのが、DAY 1で紹介した土岐麻子さんによるカバー。
YO-KINGの熱く歌い上げる声と、艶っぽい土岐さんの声を交互に聞きながら今日の夜の事を思い返した。
「あの時、好きだったんだよ」
その日もうだるような暑さだった。
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