しんどい日のこと
先々週、断続的に悪性リンパ腫の治療をしている家族のPET検査の結果、再発の兆候があり、今日その詳細を聞きに行き選択肢が提示された。「治療をやめてそれなりに元気に生きる。多分一年は持たない」「治療をするけど効果は期待できず、かつ治療しないより生きられない可能性も高い」の2つ。主治医的には治療を薦められない。
本人はあまり迷うことなく治療を選択した。意図はわからない。でもまあ本人がそう決断したのなら後は支えるだけだ。がんばって欲しい。
でも涙が出た。油断すると泣きそうになる。高齢ではあるが平均寿命には程遠い。というかまだその上の世代が隣の部屋にいる。死にかけてはいるが順番が違う。しかし本来的に生き死にに順番などない。受け入れるかだけだ。それに長生きが幸せとも限らない。幸せとはいかなくても、せめて穏やかに終えれるように支えてあげたい。
そういうしんどい一日だったので何をしてもずっとつらかった。朝起きたらiPhoneのApple Musicの表記がバグってる。ログインし直しても治らない。セブンイレブンにビリヤニを買いに行っても売ってない。北海道は対象外。TGSの楽しそうな写真が流れてくる。来月の苫小牧のNOT WONKのイベントも楽しそう。
だけど俺は、もう三日間も下痢が続く高齢の家族の世話をしている。おまけに昨夜から発熱した。そして別の家族の重い宣告で心を痛めてる。でもまあ今年前半よりはマシか。あの頃はさらに99歳の家族が死にかけて暴れてた。今は向こうで楽しくやってるといいね。
誰もが通るであろう苦しみを短期間に、いや短期間というほど短くもない気がするが、受け止めているのだと思う。悲しいし寂しいけど、でも理不尽なわけではない。がんばります。