VVV 2024 弦巻マキパート(特に深海少女について)のクソ長感想文 #ブイスリー
昨年6月に続いて今年もやってきました
2024年11月23日・24日に開催された
「VVV MUSIC LIVE 2024 (ブイスリー ミュージック ライブ 2024)」
(略称:ブイスリー)
マキさんパートについて、再び格別の思い入れがあるので長文の感想を書きます。
※注意
ライブ本編のネタバレがあります。
また、厄介なオタク特有の妄想や偏見やこじつけや幻覚にまみれた文章になりますので、内容の正確性については保証しかねますのでご了承ください。
いやー、今回も何事もなく、昨年より素晴らしいVVVライブを見られて満足満足!
特に、DAW担ディスコがノリノリの新曲でイケボな完璧宮舞とともにマキさんのラップを存分に浴びれて最高でした!
カバー曲の深海少女も、なつかしのボカロ曲の定番でよかったですね!
――定番でよかったなんてレベルの話ではない壮絶な選曲だったのだ。
発端は、自分のおぼろげな記憶。
そう、ボイスロイドの弦巻マキと深海少女は同期なのである
VOICEROID+ 民安ともえ
2010/10/22
https://www.ah-soft.com/voiceroid/maki/#car
【初音ミク】 深海少女 【オリジナル】
2010/9/1
このあたりも選曲理由だったのか~
……とその時はさらっと納得していた自分。
ブイスリーが両日終わり、
改めてアーカイブ視聴中にふと思い出して調べてみたことがありました。
……そういえば、今回のカバーはリメイク版の深海少女だったな
リメイク版はいつリリースだっけ?
2022年
……
…………
………………
………………………
2022年!?
そう、何を隠そう
SynthesyzerV 弦巻マキ English の発売日も2022年。
Synthesizer V AI 弦巻マキ English
2022/7/21
深海少女 -deep sea girl- / ゆうゆ feat.初音ミク
2022/12/16
https://www.nicovideo.jp/watch/sm41503105
運命的な何かを感じざるを得ない。
これは再度本腰を入れて見る必要がありそうですね……
※弦巻マキについての私の考えは前回の記事をご参照ください。
さて、前回同様、ここからは引用を交えながら歌詞もじっくり見ていこうと思う。
小学校卒業直前に母親を亡くした弦巻マキは
葬式で涙をこらえているような少女だったそうです。
そんなマキをバンドへと向かわせたのはきっと、初音ミクという存在への憧れからなのではないかとそう思わずにはいられません。
なぜならJAMバンドの企画の起こりは初音ミクのバックバンドという立ち位置だからです。
初音ミクが無かったら生まれなかったら無かったバンド、と考えるとしっくり来ると思います。
弦巻マキはJAMバンド以前にクリームブリュレというガールズバンドに所属していますが、解散してしまいました。
カウンターイルミネーションとは海面の光を背にすると浮かび上がってしまう影を打ち消すために、深海魚などが発光することです。
自分の負の側面を悟られないように無理に明るく振る舞うマキは自分の気持ちを素直に出すことができないのではないでしょうか?
閉じこもる ”だけど” 知りたいのです。
初音ミクに対する憧れは消えることなく彼女を照らし続けます。
ボイスロイド発売後、VOCALOID2の開発能力を持つAHSのもとで、おそらくボカロ化などの可能性もあったものの、これといった展開がないまま時間が過ぎました。
初音ミクがボーカロイドという枠を飛び出し、NTとして生まれ変わったのは2020年の11月末のことです。
奇しくも2020年12月にプレスリリースを行った声優変更の件で、ファンからの信頼が揺らいでしまっています。
やり直す決断、自分の決意を露わにする勇気が出ませんでした。
ライブでも、歌詞とは裏腹に嬉しそうな表情ですが、これが偽りであると思わざるを得ません。
前回VVV2023のブレスでもあった膝をつく振り付け。
2020年頃の弦巻マキの状況を表すこの部分と非常に酷似しています。
2021年、2022年と、CeVIO PARTYで新たなる舞台へ一歩踏み出したマキを待っていた反応とは?
ステージのライティングがそれまで主に深海を意識したブルーでしたが、
弦巻マキのイエローと一気に入り混じっていき、彼女自身の色が肯定されていきます。
マリンスノーは、海の光のある層から深海へとエネルギーを伝える重要な手段です。
光に照らされている海、メジャーから、マイナーな深海へとエネルギーが伝わっていきます。
以前は“だけど”知りたい、だった部分が“もっと”知りたい、と向上心を感じ、進むべき未来を見据えている感じがあります。
これは彼女の決意
今までやることはなかった「初音ミク」という
憧れの存在のカバー曲を手にステージに立つことで
隣に並び立つ日を目指し、栄養を与えられていた海からの脱却をしたのではないでしょうか?
この名ステージを実現してくれたVVVという大舞台、弦巻マキの選曲担当者、ライブ制作陣に最大限の感謝を贈りたい。
ちなみに、調声を担当しているみろんP様( @MiRON_P )は、2009年からボカロカバーを投稿しておられるボカロPで、結月ゆかりカバー曲が代表作に含まれている
ゆかマキはあった、ここにあったんだ……
願わくばあまねく全ての合成音声に祝福を。
VVVがこれからも盛り上がって、“すべてが集う場所”になれるようこれからも応援しています
余談
マキさんも宮舞も初音ミクの同担では?
……なるほど、だからDAW担ディスコなのか 🤔