エジプト旅行記②シワオアシス
こんにちは、ひとみです。
前回のエジプト旅行記①アレクサンドリアに引き続き、今回はシワオアシスです。
旅程↓
2023年
12月26日 成田
12月27日 アレクサンドリア
12月28日 シワオアシス
12月29〜31日 ギザ、カイロ
2024年
1月1日 成田
シワオアシスには28日の朝6時に到着予定でしたが、アザーンが鳴り響く5時半前には着きました。
早く着き過ぎたので、ホテルに人がいるであろう時間までどうやって時間を潰そうか〜とか寝ぼけ眼でバンを降りたら、トゥクトゥクを運転するおっさんが話しかけてきました。
「どこまで行きたいんだ?!」と聞かれ、「パンタロッヂシワ」と答えたら20エジプトポンドと。
歩いて行くつもりだったんですが、まあいっかと乗り込みました。
エジプト人はとにかく運転が荒く、携帯見ながらタバコ吸いながらの、ながら運転なので超絶恐いですw
Googleを見ながら乗ってましたが、エクスペディアで見た地図の場所と違うところへ行くので、「え?違うよ!」と画像を見せたら「そこじゃない!俺が合ってる!」と。
ほんまかいなーと思いながら犬に追いかけ吠えられながら、想像の3倍遠い場所へ。
するとなんと着きました、パンタロッヂシワ!w
エクスペディアの記載が間違っていたようです。(エクスペディアあるある)
トゥクトゥクのおっさんに出会わなければ迷ってました、サンキューおっさん。
そしておっさんに交渉され「明日シワの塩湖とクレオパトラの泉と温泉とサハラ砂漠に連れてってやる、20ドルで!」と言われ、ホテルに自転車を借りて周るつもりにしてましたが、まあいいかと思い、11時に迎えに来てもらう約束をしました。(のちに、この交渉がマジで最高な1日を生み出してくれました、サンキューおっさん!w)
2泊目のパンタロッヂシワもエクスペディアで予約し3049円、安い!可愛い!最高!
チェックイン時間は13時、ホテルに着いたのは朝5時半w
ただ有難いことに、このホテルは外のロビーが素晴らしく、とりあえず誰か来るまでロビーで過ごそうと思い、明るくなってきたので静かに徘徊。
猫と戯れたり化粧をしたりしてるうちに朝7時。
どこからか、英語を話せないスタッフが現れ、英語を話せるマスターを呼んでくれたのか、チェックイン5時間前なのにチェックインさせてくれた上に、朝食までご馳走してくれました、、、!
優しすぎて泣けた。
有り難くご馳走になりました。
朝食をいただいた後はシャワーを浴び(例の如くバスタオルとドライヤーはありません)、ホテル内を徘徊。
もう気持ち良過ぎて、永遠にここにいたいと思いましたw
時間になり、トゥクトゥクのおっさんが迎えに来てくれました。
トゥクトゥクに乗り、いざ出発!ヒャッハー!
すると、謎の売店らしきところに止まり、白人家族4人が乗車!
え、俺だけじゃないんや?この家族も一緒なんや?と驚きましたw
トゥクトゥクの狭い荷台に相乗りしお互い微妙に気まずいような感じで、いざ出発!www
町をトゥクトゥクでぶっ飛ばし(運転荒過ぎて携帯飛んでいきそうであまり写真撮れてませんw)
結構な距離を走り(チャリで行くつもりやったけどチャリで行ける距離じゃなくてワロタ)、シワの塩湖へ。
皆さん見てください、この美しい塩湖を。
私はエジプトを旅した人のブログでここを知りました。(発信してくれてマジでありがとうございます。)
あまりにも美しくて胸がいっぱいになり涙が出そうでした。
こんな素晴らしい世界があるのかと。
何かが弾け飛んだ感じがしましたw
たぶん俺は疲れていたのでしょう。
「もし今後何もかもが嫌になってしまったとしたら、ここに住もう」と思いました。www
今回エジプトに来ようと思った理由は色々ありまして、それについては気が向いたら番外編で綴ります。
肝心のシワの塩湖ですが、一応エジプトは冬なんです。
だから入らないつもりでいたんですが、一緒に回ってるスロバキア人家族(のちに仲良くなり色々話した)は徐ろに水着に着替え始め、「あんたは入らないのかい?」と。
「いや、水着持ってきてないし〜」と言いましたが、トゥクトゥクのおっさんにもスロバキア人家族にも入った方がいいと説得され、ワンピースを脱ぎ下着で入りましたwww
入らないつもりでしたが、そんな事もあろうかと見せブラ用の水着みたいな下着だったので、みんなに「水着着てるやーん!w」ってつっこまれましたw
結果、最高すぎた。
マジで入って良かったです。
ぷかぷかと浮き、気持ち良過ぎてずっと過ごせそうでした。
たださすがに水は冷たいので寒かったですw
塩湖を出た後は温泉であったまるぞ!とトゥクトゥクのおっさん。
服を着せてもらえずに水着のままトゥクトゥクをぶっ飛ばし、温泉へ。
なんとここは、エジプト下調べで某旅系YouTuberのYouTubeで見た、マウンテンキャンプ ALI KHALEDではないか!!!
泊まりたいなぁと思ってたとこに意図せずとして来れた!!
ここにはなんと天然の温泉が沸いているらしく、あったかい露天風呂?wで温まらせてもらいました。(外にあるからか苔だらけで衛生的に大丈夫なのかはさておきw)
ツアー代に含まれてたのか入場料はかからず。
ここで発覚したのがこのトゥクトゥクのおっさんは、エジプト人ではなくベルベル人(北アフリカの先住民族、サハラ砂漠の住人)だということ。
ALI KHALEDにいたエジプト人を見て、「エジプト人があそこにいるからあっちに行くのはやめとこう」と言ったので、それはどういう意味なのかと尋ねたところ、「俺はベルベル人、シワオアシスに住む人たちはシワ人だ。シワ人はシワ語を話しアラビア語は話さない。だからあいつら(エジプト人)とは話さない。」と。
シワ人というカテゴリーがある事や、地域内での対立がある事、このおっさんがベルベル人だという事など、いろんな意味で驚きました。(私は2018年にモロッコに行った際にベルベル人のおっさんにもてなされ、ベルベル人のおっさんの家でタジン鍋をご馳走になりました。ベルベル人はホスピタリティに溢れる民族なのです。)
シワ人とエジプト人の対立については詳しくは聞けませんでしたが、こんな狭い地域間でも差別のような対立のようなものがあるのだなと考えさせられました。
そんなこんなで、ALI KHALEDでゆっくりした後はクレオパトラの泉へ!
実は今回の旅の一番の目的がクレオパトラの泉でした。
クレオパトラが入ったと言われる伝説の泉があると知り、自分も入ってクレオパトラになろうと思ったんです。(※入ったところでクレオパトラにはなれません。)
せっかく温泉であったまり服を着た後だったので、私は足しか入りませんでしたが、スロバキア人家族達はまた入っていましたwシワの塩湖で感動しすぎたため、クレオパトラの泉ではあまり感動しなかったのは内緒ですw
30分も滞在しないうちに行くぞと言われ、トゥクトゥクに乗り謎の場所へ。
謎の宿泊施設?のようなところで私達は降ろされ、16時に迎えに来ると言ってトゥクトゥクのおっさんは消えてしまいました。
私は知りませんでしたが、スロバキア人家族には晩御飯やら買ってくるから待っとけと言ってたようです。(そんなことを知らずにアイスやらスムージーやら飲んだ俺。)
スロバキア人家族とお互い拙い英語で話したり、やっと打ち解け始めました。(遅っw)
やっとトゥクトゥクのおっさんが戻ってきて、日が沈み始めた砂漠の地平線へとトゥクトゥクで結構な距離をぶっ飛ばしました。
砂漠に到着し、あそこを登ったら夕陽が綺麗に見えるから登ってこいと。
スロバキア人家族と共に向かいましたがナメてました。
しんどすぎワロタ。
手脚の長い白人と短足日本人の体力は違います。
ハアハアゼエゼエ言いながら登り、誰よりも先にトゥクトゥクに戻りました。(夕陽が沈み切るのを見る元気はなかった。)
トゥクトゥクのおっさんの元へ戻ると食事の準備が!
正直しんどすぎ&あまりお腹空いてなかった&晩御飯がツアー代に含まれてると知らなかったので、全然食が進まなかったのですが、味はすげー美味しかったんです。
コンディション良ければ全部食べたかった。
しかし、このおっさんの手が汚すぎて、さすがの俺でもちょっと衛生的に心配になりました。
この人、最後に手洗ったんいつやろってwww
ただ、この素晴らしい空間にはひたすら感謝、そして感激しました。
焚き火に当たりながら沈んでいく夕陽を見て、紅茶を飲む。
こんな世界もあるんだなって。
私はまたもやベルベルのホスピタリティを賜ったのです。
日が落ちてだんだんと暗くなってきました、この時点で17時。
私は20時発の夜行バスでカイロに戻らなければならなかったので、スロバキア人家族よ早く戻ってこいと思ってました。
17時半頃、だいぶ暗くなり始めてからスロバキア人家族はやっと戻ってきて、ご飯を用意しだしたトゥクトゥクのおっさん。
※私にご飯を用意してた時点でトゥクトゥクのおっさんはなんだか悲しそうなちょっと謎にメンヘラっぽい感じだったので「どしたの?」と何度か聞きましたが「何もない」と言い、メンヘラな理由がわからず。
そしてスロバキア人家族が言った「あの〜なんか汚いからご飯は自分で開封するよ(英語下手すぎて言い方どストレートすぎw)」という言葉で精神崩壊したのか、だいぶ様子がおかしくなって、泣きそう&なんだかヤケクソな変な感じになってたおっさんw
とりあえず私は先にホテルに戻らなければならず、変な雰囲気になりながらもスロバキア人家族に別れを告げ、おっさんにトゥクトゥクをぶっ飛ばしてもらい自分だけ離脱しました。
トゥクトゥクに乗ってから再度「どうしたんだ?」とおっさんに聞いたら、携帯のライトで右足の脛を照らしました。
、、、脛がボコボコ?!?!!
なんと先日事故に遭い、骨折なのかなんなのか、とにかく怪我をしたようです。(トゥクトゥクがうるさすぎてちゃんと聞き取れず。)
治療費が必要なのでこんな状態でも働いているが、どうやらスロバキア人家族があまりにもケチで腹が立って、一周回って悲しみに暮れていたようです。(ツアー中何度か揉めてたw)
そうゆう事かーと悲しくなりながら18時すぎにホテルに到着しました。
本当はトゥクトゥクのおっさんに19時半頃に再度迎えに来てもらい、ホテルからバス停まで行く予定でしたが、スロバキア人家族を砂漠に迎えに行かないといけないので、ホテルにいたトゥクトゥクのおっさんの知り合いのトゥクトゥクの少年が代わりにバス停に連れてってくれる事になりました。
おっさんに多めにチップを渡し、何故かむちゃくちゃ別れを惜しまれながらw、ホテルに入りました。
貴重な体験をさせてくれてありがとう、おっさん。(序盤で名前聞いたけど忘れてしまった。)
「あー疲れた」と、ホテルでシャワーを浴び、携帯に届いていたwhatsappのメッセージを見た時に事件は起こりました。
「あなたが乗る20時発の夜行バスは予定より早く18時に出発します」
?!?!!?!えぐすぎワロタ。
携帯の充電がなくならないように携帯を見ていないうちに、16時頃、whatsappでバス会社から2時間出発を早めると連絡が来ていました、なんでやねん!www
唖然としましたが「なんかこれも海外っぽくておもろいなw」なんて思いながら、とにかく急いでパッキングしホテルのロビーへ!
私はシワのバス停でも夜行バスのチケット窓口があることを、シワオアシスを旅した人のブログで知っていたのです。(ありがとうございます)
ただ、「トゥクトゥクの少年と19時半に待ち合わせしたのに今は18時半過ぎ、でも早くしないとバスのチケットが買えない、、、」と葛藤していた時、ホテルの英語を話せるマスターがたまたま現れた為、助けを求めました!
するとマスターが「その少年に電話してあげるよ」と言って、少年を召喚し私を連れてバス停へ行きチケットを急いで買うように命じました。(マスターサンキューすぎ。)
マスターに感謝を述べて少年に連れて行ってもらいました。
1箇所目のバス会社はチケット売り切れで、2箇所目のバス会社へトゥクトゥクをぶっ飛ばしてもらいました。
するとシワバスは1つだけ空席があり、無事チケットを購入する事ができました!
バタバタしてたので正確な金額は忘れましたが、確か450エジプトポンドくらい。
「あーよかった!」と少年と喜び、チップを3ドル渡してバイバイ。
ほんとは早めにバス停周辺でお土産を買うつもりでしたがそんな余裕はなく、20時発のバスに19時半に乗り込み(実際出発したのは20時半)、疲労により大爆睡をかましながら、カイロへ向かいました。(エジプトに来てから1度もベッドで寝れてないw)
ドタバタでシワオアシスを出発し夜行バスを降りた所から、エジプト旅行記③カイロにて、続きを綴りたいと思います。
読んでくれてありがとでしたー!