なぜ巨乳にめくじらをたてるか
誰が巨乳信仰を定着させたのやら。
お約束のいろいろが、いつか古くさいとなると良いのだが。
何が気に入らないかというと、そんなの相手の特徴が好ましいんだから べつに良いじゃんの中に、小さな侮蔑やからかいや自分の支配欲やらが隠れているのがイヤだ。
車椅子の人が電車に乗る時にアナウンスがあるらしく、そのアナウンスで大急ぎで何人かがその車両に集まるそうだ。
何しにかというと、からかったり触ったりできると思って集まるのだそうだ。
逃げられないし、我慢するだろうと。
今もそんなアナウンスがあるのかは知らない(アナウンス側は想像だにしてなかったのだろう)。
ウソだろと思った。
信じられなかった。
巨乳にこだわる側に共通してると私は思う。
イヤよイヤよも好きなうちってのも、身勝手な腐った言い分。
下品に気づくにはある程度の認識が必要で、そんな考えがあるという共通認識が広まると少しは気がつく人もいると思う。
巨乳で人寄せするのはちょっと違うって分かる頭の人が、増えるといいと思う。
女子も慣れてしまって、へたすると女衒(ぜげん)の役割を無意識にしてたりする。
お約束的男性側へのサービスって、醜いと思うのだけど。
どこかに女子をおとしめたいという願望もあるかもしれない。
これはイジメの心理と同じ気がする。
そこには、誰かをおとしめて自分が浮き上がろうとするなさけない心理があるのだろう。
アニメの中では、主人公はそれに一線を引いて奥手という立場で 他の女子に巨乳を敵視させたり からかう役をさせたり 巨乳を揉ませたりする。
そんなのもご都合主義な上に卑怯と思う。
その上、された方もさして抵抗しない設定だ(少し喜んでいる風)。
ストーリー内の女性の扱いを見てると、同等な立場なのは少ない。
奴隷として売られているのを助けられたりして、感謝してご主人様と呼び 主人公に使えるとかもよく見られる。
主人公は彼女を、奴隷扱いはしないという役割だが(ご丁寧なこった)。
実際の世界では「シンドラーのリスト」で命が助かった人は感謝以外のなにものでもない。
(その中でも感謝は感謝なんだが、割りきれないと言う人もいる)
商品としての女性の扱いを、男性は立場を変えてみたら 分かるのかもしれない。
作成者は立ち止まり一度、考えた方が良いとしみじみ思う。
みっともないよ。