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「いつかやりたい」が「3年以内にやりたい」に変わったわけ

ゲストハウスを開きたいと思うようになったのは、まちづくりに携わっていた大学生時代に、
シャッター街化するあちらこちらの街中に、ゲストハウスがオープンするの間近で見てきたことがきっかけでした。
もうずいぶん前、7年前とかでしょうかね。

でも、それから本当に最近まで、「まあいつかできたらいいな」って思っていたんです。老後の楽しみみたいに。

だって、現実の世界には子供や仕事やお金のことがいろいろあるでしょ。お店開くなんてあんまり現実的じゃないっていうか、なんだか難しそう。

みなさんの中にも、「いつかは海外に住みたいなあ」とか、「店を持ちたいなあ」とか思っているけれど、まだまだ先の話。そう思っている方って多いんじゃないかなと思います。


今回書く記事は「いつかとか言ってないでさ、今すぐにやった方がいいよ!」なんて、せかすような話ではないでご安心ください♡

そういった疲れちゃうような記事って、個人的にはあんまり読みたくないので書きたくもないんです。

ただ、私は夢を形にするのを老後の楽しみに取っておくのはやめて、20代というすぐ目の前の時期を選んだ。
その決断と理由が、同じような夢を持つ誰かが「自分はいつやりたいのか」を考えるきっかけや情報のひとつになれば良いなと思って、書いていこうと思った。それだけです。

▶体力があるうちに

実は、私の本業は整体師。
整体師なのに整体師らしい文章を書いたことは一度もないんですけれどね。

毎日のように体の辛さを訴える人たちと接していて、「30代になると20代のときのように体が動かなかったり、疲れが溜まるのが早くなる」なんて恐ろしい話をお客さんがしてくださることがあって。

えー!私は今でも体が疲れたりするのに…。と少しだけ恐怖を覚えたりしてます。
扁桃炎になりやすい体質だったり頭痛持ちだったりすることもあって、すぐ体調を崩すわたしが、30代40代になったらどうなっちゃうんだろう...。

ただでさえお店開くって体力いることじゃないですか。

それならまだ体力がある今のうちに…
そう、体力のことを考えたら今が一番ベストタイミングだったから、それがひとつ目の理由です。

▶失敗したときのことを考えて

自分が20代のうちは、30代・40代になったときの事ってあんまり考えられないじゃないですか。
色々経験して、お金も溜まって、あらゆることに動じなくなってくるのかなあ?なんて思ったりはしますけれど。

それと同時に、自分より年下の人たちが増えていくんで、置いていけばいいのにプライドなんかも持ち歩いたりしちゃって。
どんどん失敗しづらくなってくる。新しい挑戦に消極的になる。
意外とその代償は大きいんじゃないかとも思ったりしてます。(ただの想像です。)

お店を開くって、私や多くの方にとっては未知の世界だから、「失敗せずに進まないと!」って思うと想像しただけで息が詰まりそうです。

わたしはいつも何か新しい挑戦をするとき、失敗する前提で挑むんです。

行動するためには、どんどん怖がらずに突っ走っていっちゃったほうがいい。
だから、「失敗できない」と思うのはかなり速度が落ちる要因になるんです。私にとっては。

▷若気の至り、フル活用

成功した人の多くは、20代で何かしら行動して失敗したりしてます。
「あんなことができたのは若気の至りだった」なんて語られる方も多いです。

私も、"若気の至り"で動いているし、そうして失敗して全てを失ったって大丈夫って思っています。
というか手放すものが大して無いんです。

反対に「失敗してもいい。」そう思えないと進めない、そんな弱い人間なんですよ。

弱い人間でも、自信なんて無くても、失うものがなければ突っ走れるんです。

だから、大切なものを手にしてしまって、変なプライドなんて持っちゃう前に、
"若気の至り"を使えるだけ使って、ただひたすらに突っ走ってみようかなって思ったんです。

いまなら野原を素足で走れる気がする。転んでもまだギリギリ立ち上がれそうな気がする。

おそらく老婆になってやろうと思ったら、一度転んだだけで重症になってしまいそう...。

▶今の生活も続けたい

早めに始めることにした要因は意外なところにもありました。
それは、ゲストハウスを始める場所を変えたこと、です。

元々は田舎の方でやろうって思っていたんです。自然が好きなので。
そうなると、今みたいに都会で遊び呆けたりできないなあって思っていたんです。

都内に住みながら、不特定多数の人たちと関わって遊び尽くせる。
この環境が捨てがたかったんですよね。

まだ遊んでいたい。店もやりたいけれど、今の生活も捨てられない。

だって楽しくって…ただの欲張りです(笑)

だけど、そこそこ人が集まる都会に店を持つなら、いまの生活も維持することができる。
店を持つことと、都会でフラフラ遊ぶこと、平行してやっていけるんじゃないかと思って。

そんな理由かって、覚悟がないって、欲張りだって思われたかもしれないんですけれど、意外と大切な問題ですよ。

店を開いたあと、自分がどんなふうに毎日を過ごしたいか。
そういったところまで想像しておく、本当に自分の心の中を確認しておくこと。

綺麗事を並べて、自分の本当の欲に気付けないと後々後悔するんじゃないかって思うんです。

でもなぜ、田舎ではなくて都会に変えたのか。
それはまた次の記事で書いていこうと思います。

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