時間にルーズな人の付き合い方

待ち合わせに遅刻する人って、大体いつも遅刻してきますよね。

時々の遅刻なら気にはしないけど、毎回の様に「ごめん。5分遅れる！」って連絡が来ると、「5分家を早く出れば良いだけなのに。」と呆れてしまうんですよね。

5分ならまだいいですよ。
私の友人には、私が家を出た後になって「ごめん。1時間遅らせでもいい？」なんてことを言ってきたりする子がいるんです。

さすがにそんな対応をされると、「人の時間をなんだと思っているんだろう。」と腹が立ってくるんですよね。私はそんなに心が狭いとは思ってないんですけれど。

それでも、時間を守れない人を許せない自分に、「自分が心が狭いだけなのか？」と悩んだこともあって、色々と調べてみたんです。

それが意外と面白くて、自分が気づいていない部分にも気づくことができたので、書いてみたいと思いました。

▶生まれ持った性格？

“時間が守れない”というのも性格の1つだという考え方もあるようです。

時間を守れない人と守れる人の時間の感覚を調べたところ、守れない人は守れる人よりも同じ時間を短く感じているようです。

例えて言うと、「1分経過したら報告するように」と伝えると、
時間を守れる人は1分だったが、守れない人は1分20秒だった、みたいな感じです。

時間の感覚が遅れているんです。
だから、支度をしていると時間が過ぎている！ということが、他の人より多いんでしょうね。

また、時間が守れない人はデザイン的才能を持っている人が多い！という研究もあるそうです。

どこまで信憑性があるのか、また、全員がそうだと言えるかは分かりませんが、そういった意味では時間を守れない人は克服せずにそのままでいるほうが良いんじゃないかとすら思ってきます。

▶︎気にする部分が異なる

そんな、性格のことを知ったところで、それでも時間に遅れてくるのは失礼だと分かっているなら、早めに来るとかできないの？って思うでしょうかね。

もう一つ言えることとしては、そもそも時間に遅れることを失礼なことだと思っていないということもあるんですよね。

人によって気にする部分が違うってことなんです。

この考えを受け入れるには少し勇気がいるかもしれませんが、とても大切な考え方です。

食事の作法を気にする人、言葉遣いを気にする人、話し方を気にする人、清潔感を気にする人、連絡の速さを気にする人など、

「ここはこうするべきだろう」「こうしないと失礼だ」と感じる部分は人によって様々なんです。

もしかしたら、いま、あなたが全く気にしていなかった部分で、他人に嫌な思いをさせていたりすることもあるかもしれないんですよ。

お互い様なんですね。

時間を守るというのは、そのなかの一つにすぎないのかもしれません。

待ち合わせ時間を気にしていない人というのは、待たされることが苦ではないために、人を待たせていても罪悪感を感じないのかもしれません。

だからもし、相手と今後も関係を続けていきたいと思うなら、自分が時間のことを気にしているのだと、伝えてみてもいいのかもしれませんね。
相手はあなたが気にしていることにすら、気づいていないのかもしれませんから。

▶︎人に完璧を求めすぎ

私もそうですが、私たちは他人には完璧を求めすぎているんですよね。自分は完璧じゃないのに...

友達や恋人、仕事仲間の悪いところをみつけてしまうことが多かったりしません？

でも、よくよく考えてみれば、自分も含めて皆、完璧ではないんだから、欠点があって普通なんですけどね。

友人が時間を守れなかったとしても、友人にとっての欠点が時間を守れないことだっただけで、それと同じように自分にも他の部分で欠点があるのだと思えば、まあしょうがないって思いませんかね。

▶︎それでも付き合いたい相手？

調べていた中で、興味深いと思ったのは、時間を守れない側の人がどう考えているかという観点。

時間を守れない人の中には、時間を守ろうとすることがストレスになることもあるようなんです。

だからもう割り切っちゃって、時を守れない自分でも受け入れてくれる人とだけ関係を続ける、という選択をする人もいるようです。

逆の立場の気持ちを知ったところで、あなたはどう感じます？

あなたの近くに居る、時間を守れない人と、それでも関係を続けたいと思いますかね？

もしそれがNOなのであれば、関係を切ってしまってもいいんじゃないかなあと思います。

実際に私はそう考えて、ある方とは連絡を切りました。

反対に、もしYESなのであれば、時間を守れない部分については目を瞑ってあげること、あなたが変わることも必要なのかもしれませんね。

どちらにせよ、決めるのはあなたです。

彼らが時間を守るかどうかは私たちに操作できることではないんですよ。
でも、彼らに時間を割くかどうかは、あなたが決められる。

あなたがそれに対してどう感じ、どう受け止め、どう対応するかは、あなたが決められることです。