Omada HealthはLivongoになれる? $LVGO $TDOC
こんにちは、ぴたごらら(@pitagorarara)です。
ついにLivongoとTeladocのトランザクションが完了しましたね。私はこの特別配当だけを頼りに今までホールドしてきた感もあるのですが、ここまで来た以上、長期でお付き合いしていこうと考えています(含み損もすごいですし)。
あまり考えずにインしたので、これを機会にTeladocの競合などいろいろ勉強してみようと思います。ちょうど本日Evaluate Vantageからニュースが出ていたのでそちらを引用します。
Disclaimer:
本内容はニュース等を引用・意訳・改変したもので、内容の正確性などは保証できません。本内容、またそれに基づいた投資判断などにつき、私はいかなる責任も取れません。
Can Omada do a Livongo?
OmadaはデジタルヘルスのライバルであるLivongoよりも資金力がありますが、同じようなバリュエーションを実現できるでしょうか?
デジタルヘルス企業Omada Healthの経営陣は、8月にライバルのLivongoがTeladocによって$18.5bnで買収されたことを強く意識しているでしょうし、同じトリックを使いたがっているかもしれません。それには、Omadaの糖尿病管理プログラムの新規データが助けになるかもしれません。ただPredicts試験での成功は、かなり標準的な治療法が対照群に設定されていることを考慮すると、いささか簡単なように見えます。Omadaがビリオンダラー・ディールを望む場合、より具体的なデータが必要になるでしょう。Omadaの将来のヒントは、独立を継続することにあるかもしれません。
昨日、Obesity Week会議で発表されたPredicts試験(600例の患者を対象)の結果は、Omadaのデジタル糖尿病予防プログラム(d-DPP)を使用した糖尿病予備軍の患者が、対照群と比較して、1年の間に統計的に有意なHbA1c改善と体重減少を達成したことを示していました。
d-DPPには、ヘルスコーチとの毎週のビデオ通話、ライフスタイルコーチング、双方向のグループメッセージフォーラムを介したバーチャルピアサポート、インターネットに接続された体重計、アクティビティトラッカー、血圧モニター、血糖計などの行動追跡ツールが含まれていました。一方、対照群の患者は、90分の糖尿病予防クラスを1回受講しただけです。したがって、約300人のd-DPP群の患者が対照群よりもさらに血糖値を下げ、より体重を落としたことは驚くに値しません。
Omadaはclinicaltrials.govに記載されている別の副次的エンドポイントについては言及していません。例えば心血管系リスク。これはアテローム性動脈硬化性心血管系疾患を、リスク推定アルゴリズムを用いて評価するはずでした。d-DPPはこの項目でもベネフィットを示すことが期待されていたはずなので、Obesity Week会議のプレゼンテーションに含まれていなかった理由は気になります。
Omadaは自身を「この規模の試験で持続性と有意義な結果を示したを最初で唯一の企業である」と主張しており、これはフェアな言い分です。Livongoは、彼らの糖尿病管理ツールの最大の試験でも、わずか300例の患者しか登録していません。ただ、少なくともその試験(SUGAR)は、もう少しきちんとした対照群(iHealth Glucose Meter)を設定していました。
Future
Omadaが低いハードルを設けたことを責めることはできません。LivongoがTeladocとの取引の際に持っていた以上の資金を調達しているOmadaは投資家を満足させる必要があり、そのための最も簡単な方法は巨大なトレードセールを獲得することでしょう。臨床的に成功できれば、買い手を惹きつけることもできます。
ただ、Omadaのベンチャー支援企業のラインナップは異なる道筋を指し示しているかもしれません。クロスオーバー・インベスターのPerceptive Advisors と Wellington Management の両者が最近のラウンドをリードしており、これはおそらくOmada のパブリックでの未来を示唆しています。
パンデミックの間にデジタルヘルス管理技術の需要が急増したことで、Omada への関心は確実に高まっています。しかしLivongo の買収規模の大きさから、Omada の潜在的な評価額や、 IPO を通じた将来の実現については疑問もあります。
Omada Healthについて
Omada Healthは2011年に米国で設立されたデジタルヘルス企業(未上場)で、テクノロジーを用いて人々のライフスタイルを変えること、それを健康の増進・維持につなげることをミッションとしています。現在対象としている領域は予防、糖尿病、高血圧、痛み、メンタルヘルスのようです。
この辺りは全てのデジタルヘルス企業に共通することかと思いますが、雇用主や病院等、あるいは個人を直接の顧客として位置付けていて、特に雇用主と病院等には健康増進による医療費・薬剤費の低減を売りにしています。
↑実際に$54mを削減したという企業のケーススタディー
未上場なのであまり情報もないですが、記事で触れられているように上場されることがあるかどうかなど、注目していきたいと思います。
↑何の役にも立たない私のLivongo購入の顛末
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