子宮筋腫の手術をしたことを振り返る
2021年7月、人生で初めて、手術をしました。子宮内にコブができる、「子宮筋腫」の手術です。珍しくない腫瘍で、日本人女性の約3人に1人が有する疾患とも言われている。改めて、それまでのことを振り返ってみようと思います。
子宮筋腫の診断1年後、ゆるっと不妊治療を始める。
2018年夏、30歳になった翌日に産婦人科で検査をしたときに見つかり。その時は4cmで、すぐに取らなくてもOKな大きさでした。「子供が授かれば、小さくなるよ」と言われ、じゃあ、きっともうすぐできるし、いいかと思って日常を過ごしていました。
2019年の秋頃。仕事を辞め、フリーランスとして家で仕事をすることが多くなりました。それまで保育園の栄養士として働いていたので病院へ行くには、職場の同じグループの方々にお伺いを立てなければならなかったのですが、いつでも行けるように。
一緒に働く人に気を遣いまくる私はこれだけでフリーランスの価値があると思っていました。在宅で仕事ができることの幸せを噛み締めつつ、そろそろ、子供が欲しいなとも思っていたので、本格的に不妊治療をやってみようという気に。
しかし。
何度か、タイミング法や、人工授精も何度かトライしましたがうまくいかず。「これは筋腫が邪魔してるかもね。最近手術してそのあとすぐ妊娠した方が2人いるのよ」女医さんに言われました。
手術......怖すぎる。想像するだけでむり....
すぐに受け入れることはできませんでした><
手術をしなければならないと決まった時の心境
それから数ヶ月、毎月の生理に絶望する日々。大きさは7cmほどになっていて、「手術した方がいいね」とはっきりと言われてとてもとても怖かったのを覚えています。
このままでは、本当に手遅れになってしまうかもという焦りと、仕事が忙しすぎてちょっとブレーキをかけたくなり、覚悟が決まりました。
手術が決まってから
覚悟が決まれば人は強い...。もちろんとてつもなく怖いけれど、1週間ほどの入院生活を想像し、暇な時間にどんな本を読もう?映画を見よう?と、これまでワーカホリック気味に時間を埋めてきた反動から「何もしなくていい期間」にワクワクしました。
手術を決めてから、当日までは4ヶ月ほどあったので、その間にもう一度人工授精にトライ。が、かすりもせず。涙
またこの頃、異常に疲れやすく、駅まで歩くのもきつい時期もありました。(筋腫があると貧血になりやすく疲れやすいというので、まさにそれだったのかも)
入院時の記録
実はこの時、個人の動画制作に非常に前向きに取り組んでいて、「この非日常をどうにか残したい」とVlogを撮っていたので、手術日のセルフドキュメンタリー動画を貼っておきます。笑
(1~5日目まであります。我ながらよくぞ形にしたわ。この動画の概要欄からも飛べます)
手術後の体調
手術後、しばらくは体力が回復せず、家の近所の散歩も息切れしていたのですが、2.3週間もするとお出かけできるように。これも術後1週間、語ってるのでこちらからご覧ください。
手術後の仕事
手術から1ヶ月間は仕事をお休みしました。その期間めいいっぱい休んだからか、復帰後はやる気に満ち溢れていた気がします。子宮にメスを入れているから、3ヶ月〜半年は妊活をお休み。
ただ、体力回復までにはしばらくかかったような気がします。その後の記録もVlogにまとめているので、よろしければご覧ください。
子宮筋腫をとってみて
7cmの大きさになったからとる決心ができたのだけど、もう1年早く、4-5cmあたりのときにとっていればと思うこともしばしばあります。30代女性にとっての1年は貴重なので...
もし今、妊活中に子宮筋腫がみつかり、手術をすすめられているが迷っている人がいたら、大丈夫、やってよかったよと言いたいです。
もちろん筋腫があっても妊娠できないわけでは無いから期間を決めてトライしてもいい。ただ私の場合、ひとつひとつ、原因を潰していく方が理想に近づいたかなと思います。
筋腫の手術からちょうど2年後、
ようやく私たちの元にもきてくれました!🧚
来年出産予定です。
筋腫の手術をしてからの不妊治療のお話はまた書きたいと思います!