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【脚本家】泉水みに に15の質問【ピタ】

【プロフィール】
香川県出身 
大阪芸術大学芸術学部映像学科出身
2009年より脚本家として活動開始
近年はアニメ・ドラマCDなどの脚本を手がけ、漫画・Webtoon原作も書いている

 Q1.    名前(ペンネーム)を教えてください。
 (ペンネームの方は由来を教えてください)

泉水みにです。呼ばれて即反応できるように本名と響きが同じ「泉水(いずみ)」を名字にしました。「みに」については、いつまでも謙虚な心を忘れないようにつけたと記憶しています。

Q2.    脚本家を目指したきっかけは何ですか?

高校3年生で進路について考えていた時、当時管弦楽部や市のオーケストラでバイオリンを弾いていたこともあり、最初はバイオリン職人になるために工房へ見学に行っていました……が、自分にはとても無理だと断念しました。その頃、同時に「物語を作る仕事に就きたい」とも漠然と思っており、そちらの道を選んだのがきっかけです。進学していく友人達を横目に脚本を学べる大学に通うためスポーツショップのシューズスタッフ、早朝のコンビニ、居酒屋……など、朝から晩までバイトを掛け持ちして学費を貯めつつ独学で勉強していました。

Q3.    脚本を書く上で最も大切にしていることは?

ひとりで悩み続けないことです。脚本には明確な答えがないのでいつまでも悩み続けられるのですが、作品を完成させるために「まずここだ!」というところを決めて提出し、稿数を重ねながらでも前進していくことが大切だと考えています。

Q4.    登場人物を作り上げる際のアプローチ方法は?

自分と似ている部分、共感できる部分を探すことです。そうすることで登場人物の解像度が上がり、リアルな表現ができると思っています。

Q5.    創作の際、どんな時にアイデアが降りてきますか?

散歩中や音楽を聴いている時が多いですが、意外と白紙の原稿と向かい合っている時も浮かびやすいです。何も浮かばない時でも、とにかく5分椅子に座るだけでOK! 1行でも書けたら更にOK! 今夜は好きなお酒をしこたま飲もう! ぐらいの気持ちでリラックスしていると一歩前進できることが多いです。

 Q6.    執筆時のこだわりや習慣はありますか?

執筆を始める前に頭の中が整理できていないと集中できずに手が止まってしまうことが多いので、毎日タスクを書き出して優先度をつけることで、今自分が何をすべきかを明確にします。そうすることで仕事の漏れも減らせるので習慣にしています。

Q7.    執筆のモチベーションを上げる方法は?

「ここまで書いたら今夜のご飯はちょっと贅沢しよう」など、美味しいご褒美を準備しておくことです。最近はカマンベールチーズにハマっているので蜂蜜をかけて食べています。

Q8.    Writer's blockを乗り越えるための自分なりの方法は?

時間に余裕を持つことです。あるところまで悩んでも答えが出ない時は、一度気持ちが離れるまで原稿を手放します。その時間を確保するためにも、普段からできるだけ早めに執筆するなど余裕を持った行動を心がけています。

Q9.    執筆を仕事にして、最も幸せなことは?

「いつかこの展開書きたかったんだよな!」が実現できた時です。それが決定稿になり、誰かのもとに届いた時は特に幸せです。直近で書きたいのは「最期まで誰かを守って立ったまま死ぬかっこいい奴」と「非力そうな軍師が窮地に追い込まれた時に実は武闘派でもあることが明らかになり、仲間の窮地を華麗に救う展開」です。

Q10. 好きな作家や影響を受けた作品は?

好きな作家は北方謙三先生です。色々な迷いや悩みを抱えていた時期に「大水滸伝シリーズ」に出てくる好漢たちのひたむきさと生き様に救われました。先生のエッセイも好きで、お守りとして枕元に置いて寝ていた時期もありました。今でも迷った時は心の中の北方先生に問いかけることで自分なりの答えを見つけ出すことが多いです。

Q11. 印象に残っている言葉、セリフは?

これも北方謙三先生の言葉ですが「自分で考えろ」です。何事もまさにその通りだと思っています。

Q12. 趣味や仕事以外の関心事は?

子育てについてです。
現在2児を育てていますが毎日驚きと感動の連続で学びが多いです。大変なことも多いですが、今までなかった貴重な経験ができることに感謝しています。

Q13. 推しはいますか?

飼っている2匹の猫です。
マーベルとDCと言う名前で、もちろんアメコミ出版社が由来です。宮古島生まれの元保護猫兄妹で今は毎日のんびり暮らしています。

左がDC  右がマーベル

Q14. 今後挑戦してみたいジャンルや題材は?

これまで女性向け作品が多い傾向にありましたが、MARVELのアベンジャーズのようなヒーローもの、男たちの挽歌のようなハードボイルドもの、それから息子がいるので、彼らがいつか観るようなウルトラマンや仮面ライダーなども書いてみたいです。恋愛作品でも胸が熱い展開を組み込みたい派なので、常に甘々な展開というよりは、ヒロインも血を流して戦うような泥臭い展開が書きたいですね!

Q15.将来の目標や夢は?

脚本でいうとシリーズ構成、実写ドラマ、映画……などやりたいことはたくさんあります!
尊敬する北方謙三先生の作品にも携わってみたいです。
あとは小説を書いたり作詞もしてみたいですね!
「物語を書いて生きる」というのが人生の目標なのでそのために世界で一番稼ぐ脚本家・作家にもなりたいです。
子育てと仕事、どちらも大切にできるように工夫しながら欲張ります!

脚本家、泉水みに に関するお問い合わせはこちらまで
E-mail:info-pita@pita-inc.com


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