【脚本家・演出家】白坂英晃に15の質問【ピタ】
【プロフィール】
福島県福島市出身 埼玉県蕨市育ち 1981年生まれ
早稲田大学教育学部国語国文学科卒
劇団「はらぺこペンギン!」主宰
早稲田大学在学中の2002年に劇団はらぺこペンギン!を旗揚げ。
以来、全ての公演で脚本・演出を務めている。
また、2007年吉本興業・神保町花月の開館以来、1~2カ月に1本のペースで芝居公演の脚本・演出を担当。NSC東京では10年に渡り演技講師を務め、数多くの芸人の育成を行った。
現在では舞台以外にもドラマ・アニメ・ゲームのシナリオを数多く手掛けるなど、マルチな活動を続けている。
Q1. 名前(ペンネーム)を教えてください。
白坂英晃と申します。宜しくお願いします!
Q2. 脚本家を目指したきっかけは何ですか?
高校時代に男子校の演劇部に所属していたのですが、男子高校生しか出てこないという設定の既成脚本は当時少なくて、部員の誰かがオリジナルのものを創作するということが伝統になってました。その例にならい、3年生の時に初めての執筆。で、書き終えた後、今までの人生にない充実感に溢れ、「あぁ、これを仕事に出来たらいいな」と思ったことがきっかけ……だったのかなあと思います。うん、多分そうです!
Q3. 得意なジャンルは?(コメディ、ラブストーリー、S Fなど)
どんなジャンルも好きです!得意範囲の広いことが自分の長所なのかなーと勝手に自負しております。その中でもコメディ系は比較的担当させていただく機会が多いかもしれません。
Q4. 脚本を書く上で最も大切にしていることは?
構成です。脇道に反れるような会話を書くのはとても得意で好きなので、逆に「このお話は何がどうなってどうなるものなのか」いわゆるログラインを常に頭の片隅から離さないようにして書くようにしております。
Q5. 登場人物を作り上げる際のアプローチ方法は?
すっごい抽象的な話で申し訳ないのですが、、、とにかく、その人物を私自身が愛せるようにします。まずはざっくり人物相関図などから概要を作りますが、ただの「いいやつ」とか「悪いやつ」「○○の友人」しか情報がないと、当然「愛」が入らないので、「いいやつ」なんだけど、こういう一面もある、こんな過去がある、口調はこう、酔ったらこうなる等々、色々な面を足したり引いたりして、私自身がその人物を愛することができるまで試行錯誤します。
Q6. 創作の際、どんな時にアイデアが降りてきますか?
「もうやるしかねえ!」って時に降りてきます。そうじゃない時にも降りてきて欲しいのですが、、、人間ってやつはホント、、、
Q7. 執筆時のこだわりや習慣はありますか?
糖分とコーヒーを手放さないことです。
あと、こりゃダメだと思った時は潔く昼寝します!
Q8. 執筆のモチベーションを上げる方法は?
書き終えた後のご褒美を書いておくことかなと!
頭で考えるとご褒美のことばかり考えて執筆が疎かになるので、書いておくことが大事!
Q9. Writer's blockを乗り越えるための自分なりの方法は?
脳と体を休ませます。特に脳ですね。
日帰り温泉に行ったり、ジムに行って走ったりして、なーんにも考えない時間を作り、とにかく頭を一度空っぽにします。
Q10. 執筆を仕事にして、最も幸せなことは?
もちろん作品が褒められたら嬉しいのですが、現金なもので、更に脚本まで褒められたりするとMAXで幸せな気持ちになります。
Q11. これまでに携わった作品の中で、最も思い入れのある作品とその理由は?
どの作品も思い入れはありますが、アニメ作品で言うと、特に「真夜中ぱんチ」でしょうか。オリジナル作品のシリーズ構成・脚本ということで、長い時間をかけて本当に0から立ち上げていきました。全てのシーン、キャラクターに強い思い入れがあります。
舞台も数多くの作品に携わらさせていただいておりますが、自分の主宰する劇団「はらぺこペンギン!」の20周年公演「OJISAN’S4」は感慨深いものがありました。「若くヒーローだった戦士たちが20年経ってただのおじさんとなり、ヒーロー的な力は失ってしまったが、それでも20年の人生経験で悪と戦おうとする物語」という内容だったのですが、何だか創作上の人物と現実の自分たちがリンクしたような気がして、あぁ頑張って続けてきてよかったなぁと心から思えました。
Q12. 好きな作家や影響を受けた作品は?
小学生の頃は星新一さんのSF短編、それ以降は村上春樹さん、重松清さんの小説を読み漁っていたと思います。特に重松清さんの影響は強く、劇団を始めた当初はいわゆる「家族もの」を多く執筆しておりました。
Q13. 印象に残っている言葉、セリフは?
ドラゴンボールにて、ベジータが人工的に月のようなものを作ろうとした時に言い放った「はじけてまざれっ‼」という台詞。たった8文字の台詞なのに、当時の子供たちは、確かに月のようなものが作れそうな気がした、恐ろしいワードセンスの塊の台詞だと思っています。
Q14. 今後挑戦してみたいジャンルや題材は?
ドラマ→最大目標はNHKの朝ドラです!
漫画原作→週刊誌でバトル漫画の原作に挑戦したいと思っています!
Q15. 将来の目標や夢は?
どのジャンルでもそうですが、私の名前がクレジットにあるだけで「これは期待大!」とより多くの人に思ってもらえる存在になりたいなと思っています!
あと喋るのが好きなので、いつの日か、出演者の側でラジオ番組を持つことが出来たら最高だな…と、ぼんやりほんのり夢見てます!
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E-mail:info-pita@pita-inc.com