固定観念
こんにちは。
花粉症にやられているぼやき@アラサーです。
今日は、固定観念について。
1.ちょっとした昔話
血液型診断ってやったことありますか?
A型は几帳面で、AB型は天才肌の変わり者、みたいなものです。
昔、幼馴染にMちゃんとKちゃんということがいました。
Mちゃんの血液型はB型、KちゃんはAB型でした。
MちゃんはKちゃんと何か合わないことがあるとよく「私、B型だからKちゃんとは合わない!」と言って突き放すことがありました。
私は当時、自分の血液型が分からなかったのでそういう言葉を言われたことはなかったのですが、血液型占いやら血液型で差別するようなことを聞くたびに「血で相性が分かるわけないじゃん」と思っていました。
仮に血で相性や性格が決まるのであれば、相性が合う同士関われば争いは起きなさそうなので平和になるんじゃないでしょうか。
2.血液型の正体
大学は生物学を専攻したので血液の話を学校で習いました。
血液型の違いって、赤血球表面上にある糖鎖の違い(要は構造の差)なだけなんですよね。
いくつか種類があったから構造別に分類する目的で名前がついただけ。
また、心理学の授業で、各血液型別の特徴が書かれた紙が配られて
それらの特徴が自分の血液型に合っているかを確認したことがあります。
結果、生徒の大半が一致していると答えたのですが、
実はその紙に書かれた特徴と血液型はシャッフルされたものだったんです。
微妙な言い回し・表現の違いがあるので「自分はA型だ」と思って特徴を読むと、すっかりだまされてしまうということですね。
3.自分を診断するツール
血液型を初めとした性格診断系のものも増えてます。
最近だとMBTIが有名でしょうか。
自分のタイプが分かり、そのタイプ別の特徴も分かるので
友達や家族と合っているかどうか話すのも楽しいですよね。
自己分析・自己理解として利用できるので
私もMBTI診断を休職に入り2回ほどやりました。
ただ、2回とも診断が違い、1回目は建築家、2回目は仲介者でした(笑)
どちらかというと仲介者のほうが合っているかなと思いましたが、
診断時のわずかな回答の差で結果が変わることも実感しました。
4.固定観念って恐ろしい
昔話に出てきたMちゃんもそうですが
世の中で大きく広まっている、有名な話だからと真に受けてしまうことは
とても愚かだなと最近思います。
子供だろうが大人だろうが、本当かどうかも分からない情報を振り回すことは自分の可能性を狭め、他者を傷つけることもあると思います。
結局、人間って固定観念を持ちやすく「○○だから●●」と思い込んでしまうらしいです。
育ってきた環境が要因の一つとなるそうですが、思い込みっていいことないですよね。
車の運転も「だろう運転は危険」と言われるくらい、
思い込みを止めて自分の目で確認が必須です。
まぁ、これに関しては車だけじゃなくて歩行者や自転車もそうだと思いますけど。車なんてすぐには止まれないんだから飛び出しはほんと最悪です。というか自転車乗っている時くらいスマホ見るの止めればいいのに(車もそうですけど)
…話が逸れました。
何が言いたかったかと言いますと、
占いや診断はあくまで占い・診断の域を超えません。
それがすべてではないし、未来を決めるものではないです。
また、HSPはある特徴を持っている人を示す言葉。
ADHDはある個性を持っている人を示す言葉。
「○○だからできない」
「□□の人とは合わないから」
「△△の人にはできるはずがない」
こういう言葉で自分や他者を縛ることなく
その特徴や個性を持っているからこそできることに目を向けて
上手く自分や他者と付き合っていける世の中になってほしいなと
思う今日この頃です。