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【CPU交換】Ryzen5-5600G→Ryzen7-5700Xへの交換(すっぽん回避)メモ【AM4ソケット】


パーツ揃えて自作PCくみ上げてから約1年、グリス塗り替えの時期→ついでにCPU交換!

 割とこのPCでなんも不満なく軽いゲームも編集も出来ていたが、グリスを塗り替えないとなあ・・・という状態になった。(AM4ソケットは俗にいうすっぽんが怖いが)
 ついでに、消費電力変わらずで性能上げれる上位のCPUに交換したい!


AM4CPUのすっぽんについてと回避方法


事前に購入するもの

CPUグリス:塗りやすく、塗った後にガチガチに固まらないもの(ガチガチに固まるタイプはグリス塗り替えの際にすっぽんリスクが増大する)

 今回使うのはこれ。ぶっちゃけ塗りやすいのであればなんでもいいが・・・。MX-4以外にも色々選択肢はあるので、使うCPUに合わせてください


固めのグリス使うとやっぱり大変そう・・・


・(新CPUの発熱が大きければ) 替えのCPUクーラー

 今回使うのはこれ。というか昔使ってたPCから引っぺがして使う


虎徹マーク2

*今のおススメ低価格帯CPUクーラーはこのあたりらしい。前はDeepCoolのAK400がおすすめされたが終売。


・交換するCPU:
Ryzen7-5700X
 
リテールクーラーでも使えるくらい、低発熱で低消費電力の安定動作するCPU。既に旧世代として値段も落ち着いてきたが、コスパの都合で敢えて今も組む人も居る。
 *リテールクーラーが付いてないので、基本はCPUクーラーを適当な3000円くらいのと組み合わせて使う。CPU交換で前のCPUで使っていたリテールクーラーを使いまわしても良い、というだけ

https://www.amd.com/en/support/downloads/drivers.html/processors/ryzen/ryzen-5000-series/amd-ryzen-7-5700x.html

価格ドットコムでの最安は7月に見た20,895円。

2024年7月6日時点のRyzen7-5700X

 なお、去年はアリエクに大量のRyzenCPU供給がされたらしく、1万5千円しないでRyzen7-5700Xが売っていると話題になったりした。
 もともとは中国市場向けPCの組み込み用に出回ったものから流れた、みたいな話が出てたが詳細は不明。
 基本的にアリエクでCPUとかグラボとかそういうの買うのはおすすめしません・・・。安すぎるやつには偽物もあるし!【覚悟】ある人がガチャ感覚で買ってるのが実情かと。

アリエクのRyzen7-5700X バルク品

 オークション、フリマサイトで偽物が出回ってるので注意点等


普通にホンモノのパターン・・・。



RyzenのCPU交換する前にやるべきこと

 ・マザボのBIOSアプデ(これは交換する新CPUに対応したものになっていれば飛ばす):USBメモリにアプデファイルを入れる→起動画面でUEFIへ
 ・fTPMを無効にする(UEFI画面から)
 
・(Windows10& 11 のPro版のみ)Bitlockerを無効化する
 ・ストレステストをCPUに行う(すっぽん防止のため。グリスが固まってる状態をCPUに熱を持たせてなるべく緩和する)
 ・CMOSクリア(これはモノによるかも?)→今回忘れた(新CPU入れた後にfTPMの画面でY押すはめになったから要る???)

fTPM無効


ストレステスト(CPU):CPUーZOCCTを使う

 負荷かけてCPUを発熱させられればなんでも。今回使う旧CPUのRyzen5 5600Gは寝る前にOCCTを回して忘れたまま朝までぶん回したことがあるが安定していた。

CPU-Z ベンチのタブ下部にストレスCPUがある


とりあえずテストモードでCPUに10分くらい負荷かけるだけでも効果がある。

テストモード


OCCTはベンチマークにも便利。

CPUベンチ通常で回した例。温度が82°になっている


旧CPUを取り外す(すっぽん注意)

 リテールクーラー4か所のネジを平等に少しずつ緩め、ちょっとずつ横に動かしながら垂直方向からずらしてクーラーをゆっくり外す。

 
 リテールクーラーに付いていたグリス。直前にストレステストをしてCPU本体を温めていたのが功を奏した。

CPUとクーラー

ピン欠けもなし。

CPU 裏

取り外した状態のマザーとCPU、クーラー。グリスは1年に一度塗り替えたいと思う状態だった

CPUとクーラー

付属グリスはウェットティッシュでも簡単に落ちる。

グリス落とす

グリスをふき取った旧CPU。この5600Gは大切に保管します

グリスが落とせた

新CPUを取り付ける

 新CPUを取り出してマザボに置く。

Ryzen7-5700Xと5600G

マザボに設置。▲マークを合わせよう

マザボ

*もしグリス落とす時とかに汚した場合:エレクトロニッククリーナー
を使うとよさげ



クーラーを取り付ける


AM4用のクーラー設置準備

虎徹マーク2の説明書を見ながら作業する。 参考に出来る動画や記事もあれば見るとイメージしやすくて良い。

 AM4用はマザボ付属のバックプレートに、スペーサーを置いてからCPU載せるためのプレートをネジ止めする。

 *スペーサー置いてAMD用プレートのねじ止めはAM4用の穴に合わせて行うこと。内側の穴。地味に既にPCケースに取りつけ済みの段階だとこの作業がしんどかった。ねじ止めさえ出来れば後は簡単。
 バックプレート固定するためのカプトンテープとかあればよかったかも。でも結局動くか・・・。

クーラーを置く準備

CPUにグリスを塗る

 中央に乗せる。

MX4

へらで伸ばしていく。

へら

う、うーむ・・・となったのでもうちょっと足して全体に塗り直しました

最初の分量

クーラー本体を置いたら、左右均等に少しずつねじ止めしていく。

左右のねじ止め

前面のファン部分はクリップ固定。

前面ファン部分

最後に忘れずマザボのCPUファン端子へつなぐ。コードが絡まないように。

CPUファン端子へ接続。


PCを起動する

 起動すると新CPUがインストールされましたと表示される。fTPMをNで維持、YでfTPMがリセット。

fTPM

 とりあえずNで行くとUEFI画面までは行ける。
無事、新CPUが認識されている。Ryzen7-5700X

UEFI画面

 その後、どうもCMOSクリアしてないとダメっぽかったのだがとりあえずfTPM画面に戻ってきてしまったのでY押したら無事にwin11が起動。

 

タスクマネージャーを起動し、認識してることの確認。


その後、CPU-Zを起動。

タスクマネージャー
CPU-Z Ryzen7 5700X

CPU-Zベンチマーク

CPUZベンチ

CINEBENCH R23 シングル&マルチスコア


マルチスコア


シングルスコア

OCCT CPUベンチマーク

OCCT

3Dマーク


Steel Nomadスコア


FF14ベンチマーク

デフォ設定


v1.1

FF15ベンチマーク

*GeForce ExperienceのShadowPlayで録画可能


すこあ


すこあ


スト6ベンチマーク

*ちょっと古いモニターでやってるので最大60FPSしか出ない。


PassMark PerformanceTest



ベンチ比較例




おまけ:M.2の空きスロットがない状態でSSDを追加する(PCIE接続)

アイネックス(AINEX) ヒートシンク搭載 M.2 NVMe SSD変換PCIeカード AIF-10

 今回使ったやつ。説明書が無いので手探りでやるしかないのがちょっと・・・。

 使用するのはキオクシアの2TBSSD。EXCERIA PLUS G3 
*編集時点だとAmazonに2TB在庫無し

 変換カードの中身。

M.2 変換カード

 キオクシアのSSD中身と変換カード中身

キオクシアSSD
中身

熱伝導パッドをSSDに貼り付け、変換カードへ差し込む。

SSD差し込み

ヒートシンクをねじ止めする

ねじ固定

PCケース側のねじ止めするため、ブラケットをねじ止めして完成。

完成

PCIEスロットに繋ぎ、PCケースのねじ穴に合わせてブラケットをねじ止めで終了。

PCIE端子に接続


PCに接続後はディスクフォーマットが必要

新規購入したSSDは最初にディスクのフォーマットが必要となる。
 必ず接続したら行うこと。

ディスクの初期化
パーティション作成後

SSD Utilityマネージメントソフトウェア:キオクシアSSD


 SSDの状態管理がしやすいのでキオクシアのSSD使うならインストール推奨。

健康状態、温度、接続インターフェース情報が分かる。
*PCIE Gen4で繋ぎたいのにGen3じゃん!とか、x4で繋いでるはずなのにx2じゃん!みたいなことがあるので・・・ね。

容量 健康状態 センサー温度


インターフェース

SSD詳細。ファームウェアバージョンやドライバのバージョンもわかる。


SSD詳細


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