褒めるって意識していないと忘れがちだなと思った話
こんにちは、ぴすたちおんです。
ぴすたちおんは、放課後等デイサービスという障害児の放課後の療育活動を行う施設を運営しています。
今日は、褒めるって意識しないと忘れがちだなと思ったことを書いてみようかなと思います。
自閉症の男の子。学校の宿題はあまり好きではなく、自分からやることはありませんが、スケジュールに入っていれば行ってくれていました。
その日は、ひらがなの書き取りの練習の宿題でした。
文字を書くのはあまり得意ではなく、間違えたり、注意されると怒り出して、机を倒したりすることもあります。
対応する職員はその日その日で違うのですが、久しぶりにぴすたちおんが担当することになりました。
宿題のスケジュールを確認して、文字の練習を始めてくれました。
今日は意識的にたくさん褒めてみようと決めて関わってみました。線を引くごとに「すごく綺麗にまっすぐ引けたね!」「うますぎる!」など少し大袈裟かなと思うくらいに褒めてみました。
すると、嬉しかったのか、大笑いしながら、どんどん宿題を行ってくれます。褒めれば褒めるほど、笑い声は大きくなって宿題でやるところまであっという間に終わらせてくれました。
一度宿題を終わらせて、おやつを食べました。
その後、自由な時間で何をして遊ぶかを相談しようと思っていたのですが、自分から「宿題やる!」と言って、文字の練習の準備をして書き始めてくれました。その際、ぴすたちおんをそばに連れてきて、期待している顔で見てくれていました。
そうか!と思って、また褒めると、やはり嬉しそうに笑ってどんどん取り組んでくれました。
帰りに保護者さんにその話をすると、「そういえば最近あんまり褒められていなかったかも」と。戻ってから職員にその児童の様子を伝えると同じような反応でした。
宿題をやるということは初めはできたね!と褒めていたのですが、次第に当たり前になってきて褒めることが減ってきてしまっていたなと反省しつつ、やっぱり褒めるって効果絶大だなと感じたのでした。
これからも忘れずに子供達をたくさん褒めていきたいですね。