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シクロクロス千葉参戦
3/3 日曜日に千葉ポートパークにて開催されたシクロクロス千葉に参戦して来ました。
昨年の後半よりなんか運気の流れが滞っていたのか、不運な落車による怪我や急性の疾患により自転車に乗れない日々が続いており、2018〜2019シーズンのシクロクロス参戦は諦めておりました。
ここ数年の恒例となっていた12月の秋ヶ瀬バイクロアの参加も見送り、今シーズンのシクロクロスは無理かなぁと思っておりました。
しかし年が明けて、やっぱりなんかこのまま終わりたくないと言う思いがあり、正月からシクロクロスのトレーニングを開始しました。
しかし、この段階ではコンディションは最悪。
果たしてレースに出場出来るくらいまでコンディションを整えられるのか不安でした。
そして1月末にはシクロクロス世界選手権があり、UCIが配信するライブ中継を観ている内に「やはり一回もCXレースを走らずにシーズンを終える訳には行かないな」と言う気持ちが沸々と沸き上がって来ました。
AJOCCのレースカレンダーを確認したら、シクロクロス千葉が3月3日に開催変更となっておりレースまでは1ヶ月の時間があったので、やれるところまでやって後は見切り発車でもいいやと言う気持ちでCX千葉参戦を決めました。
そこからの1ヶ月はアッと言う間に過ぎて行った。
新幹線で輪行し前日土曜日に東京入り。
そこで東京の旧友と再会する為に東京駅構内の手荷物一時預かり所にバイクを預けて数時間の東京滞在を経て、夜遅くに千葉入り
この東京駅構内のクロークでの手荷物一時預かりサービスはとても便利だと思いました。
輪行袋にパッキングした状態での一時保管ではあるが、サイクリストにとってはこの上なく安全な保管場所に違いないと思います。
https://www.tokyoinfo.com/access/cloak.html
千葉駅前にて宿泊し、翌日は自走にて千葉ポートパーク入り。
ホテルから約10分くらいで到着。
しかし前日に少々酒を飲み過ぎたのと、ホテルの部屋が乾燥しすぎていて、朝起きたら少し喉がチリチリしていた。
しかも朝から雨模様。
ホテルを出た段階では少量の雨足だったが、会場到着と共に雨足が強まって来た。
これはヤバイなと、嫌な予感がよぎる。
東北CXでは、マイナス気温の朝や雪がチラつく日もあったのだが、雨は初めての経験だった。
しかも、自走での参戦。
いつもはクルマでのトランポ参戦だったので、これは風邪をひくかも知れないと覚悟を決めた。
バイクを組んで試走を開始。
あらかじめ砂浜区間がある事は分かっていたのだが、予想よりも砂浜区間は短かった。
これならランでもなんなくクリアできる。
コースレイアウトも、日々の練習でこなして来た要素があり十分対応出来ると確信した。
試走を終えてあとはレース時間まで身体を冷やさずに待つだけ。
とは言え雨で濡れてしまってはどんどん冷えて行く一方。
C3のレース中はアップゾーンでひたすら脚を回す。
そしてC4のレース前の招集。
エントリーは66人。
自分はゼッケン59番だから最後尾からのスタート
スタート前までの待機時間が寒さのピークだった。
そしていよいよスタート。
スタート直後は登り基調で、丘を越えて下りキャンバーが連続する。
そこからクネクネと曲がる林を抜けて砂浜区間へ突入する流れ。
スタート直後の揉みくちゃ状態も上手く回避して順調に砂浜へなだれ込む。
砂浜区間は最初から担ぎでランと決めていたので、予定通りの展開。
そしたら沿道の観客から「良い担ぎっぷり!」と言う声援が飛んで来てついついテンションが上がってしまった。
砂浜区間の練習は地元ではどうしても練習出来ない。
ならばシクロクロスの代名詞でもある担ぎで出たとこ勝負と考えていたので、この声援は嬉しかった。
レースは3周回とのアナウンスがあり、内心ホッとした。
この雨だしスタミナもどこまで持つか分からなかった。
しかし、周回を重ねる毎に林間コースはスリッピーな泥と化していた。
さらには木の根っこも露わになっていた。
落車しないよう慎重にターンをこなす。
最終周回に突入する頃には自分のCXレースあるあるの一つである、一人旅状態と化していた。
前にも追いつけず、後ろから追撃もされない絶妙なエアポケット。
ある意味、自分の定位置をキープしながら無事にゴール。
ゴールエリアでは、前日の前夜祭と今回のレースのサポートや写真を撮影して頂いたIK氏がビールを差し出してくれた。
息が上がった状態でのビールはむせるが、最高に楽しかった。
雨足も強まって来たので、バイクを洗浄してパッキングをして早々に退散。
千葉市在住のIK氏でさえ久しぶりに乗ると言っていた千葉モノレールにて千葉駅前に移動。
何というか、宙吊り状態の乗り物に乗るのは正直生きた心地がしないものである。
千葉駅前に到着して濃厚な味噌ラーメンを食べて暖をとり、打ち上げはクラフトビアバーのBeer O'clockでの昼ビール。
これは輪行ならではの打ち上げ。
輪行でしか出来ない打ち上げ。
普段の東北CXではクルマで移動して、レースが終わればすぐに退散していたので、首都圏開催のCXレースの一つの醍醐味なのでは無いかと思うのです。
この後、千葉駅から総武線快速で東京駅に移動し夕方の新幹線に乗り込んでほろ酔いで心地よい疲労感のままひと眠りしながら帰宅をする。
なんとも濃密な2日間を過ごせた事か。
首都圏の鉄道網の充実ぶりは、田舎暮らしにとっては改めて感服するばかりです。
翌日は当然のことながら疲労困憊の身体を引きずりながらこのNOTE書く事となる。
悪天候の中てばあったが、レース中はアドレナリンが放出されていたので全く気にならなかった。
悪天候こそシクロクロスの醍醐味なのではないかと改めて実感したCX千葉遠征となりました。
来シーズンは、怪我をせずにもっとレースに出場したいと思う。